前節レッズ戦は、２−１で今季初の逆転勝ち。
ユンカーがスタメン、期待値が高まる一戦となったがいきなり序盤でピンチ。
左からのマテウス・サビオのフリーキックに井上が合わせてゴールを揺らすが、オフサイド判定で助かる。
この日はやはり試合間隔の差が物語っているのか、序盤こそ浦和ペースだったものの全体的に積極的な動きを見せて先制点を狙う。
前半は隙あらばシュートを撃っていき、ネットは揺らせなかったもののシュート数で圧倒することに。
後半は浦和が３枚替え、少ないチャンスから右の金子のクロスを渡邊に頭を合わせられ、交代メンバーの２人の流れで先制点を許す。
チャンスをかなり作っていただけに、嫌な感じを醸し出しかけていたがそれでも何度も決定機を作りショートへの執念は衰えることなく撃ち続けていく。
そんな中８０分の攻勢、稲垣の落としをエリア内で受けた原が渡邊に激しく右足を踏まれたことによりＶＡＲを交えたファール判定でＰＫに。
これを稲垣がここまで好セーブを見せていた西川の動きを感じ、ど真ん中に落ち着いて蹴りこんで同点に。
さらに絶好な雰囲気の中、アディショナルタイムにマテウスが思い切って振りぬくがサイドに。
その後９３分、原からのロングフィードのクリアボールを受けた永井が山岸とのワンツー、コントロールショットで見事逆転！
こちらも途中交代の２人のコンビネーションが今季初の逆転劇を生み出した。
シュート数で圧倒しながらゴールまで苦しんだが、それでもここまでの５月リーグ戦負けなし継続となった。

次は今季浮上のきっかけがなかなかつかめないアルビレックスとの一戦。
昨年のルヴァン杯決勝以来の対戦となるが、昨季のメンバーで松橋監督が退任、ＧＫの小島や阿部、ＦＰではトーマス・デン、長倉が抜けるなどメンバーが一新。
樹森体制１年目、接戦を上手く勝ちにつなげられていない様子だが、前節は湘南相手に逆転勝ちをし、昨年９月の湘南戦以来のホーム勝利で勢いが出そうな雰囲気も。
先週の逆転劇を無駄にしないためにも、しっかり結果を残して５月負けなしで終えていきたい。