音楽一家の中で生まれ育ったヨーリスは、オランダ、ロッテルダムの地で幼少時からヴァイオリンやギターを演奏していたという。
97年頃から地元でDJを続け同時に少しずつ曲の制作も行っていた若い彼のキャリアはまだまだスタートしたばかりで、
デビューは2002年にオランダのKEYNOTEというレーベルからリリースしたシングル「MUTED TRAX PART1」になる。
その後TECHNASIAのレーベル、SINOから2003年末にドロップされた「LOST MEMORIES PART1」がDJたちに賞賛され、彼の道は開けた。
さらに約半年を経て出た同シリーズ第二弾に収録されていた「INCIDENT」が、ハウス、テクノ、トランス問わずあらゆるDJが
ここぞという瞬間にプレイする、久々のアンセムと呼ぶに相応しいヒットを記録したことで、ヨーリスの名は完全に人々の記憶に
刻まれることになった。 続けてリリースされたデビュー・アルバム『FUTURE HISTORY』は、ボスTECHNASIAのお株を奪ったと
言ってもいい、パワフルでファンキーなリズムとデトロイトの影響を匂わせる叙情性豊かな曲調を併せ持つ珠玉の作品集となった。
2006年には、自らオーガナイズするレーベルGreenから「Coming From The Shower After A Late Night With A Failed Late」
をリリース、この作品中のMPX_309はジャンルを問わず様々なDJから絶賛されプレイされている。
2007年には新しいタイプのアルバムである「From a deep place」をリリース、このアルバムはフロアー向けというよりもより
リスナーに近いものになっており、新しいファン層を広げるものとなった。最近ではRobert Babicz,Slam,Steve Angelo.Sebo K
などのリミックスも精力的に行い、その作品はSven Vath, Dubfire, Pete Tong, John Digweedなどに絶賛されプレイされている。
さらに09年には、ハウスからテクノまで幅広い層のファンに絶大な人気を誇るオーストラリアEQレーベル「Balance Series」
の14番としてMix CDをリリース、今後も彼から目が離せない。http://www.myspace.com/jorisvoorn