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開催終了古楽コンサート「さまよえる絃の響き」

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2012年09月27日 15:19 更新

イグナチオ・アルベルティーニ(Ignazio Albertini)という17世紀のヴァイオリニストをご存知でしょうか?1644年にイタリアのミラノに生まれ、27歳の時にアルプスを越えて、現在のオーストリアのウィーンに現れ、宮廷楽長であったヴァイオリニスト、シュメルツァーや、やはりヴァイオリンのヴィルトゥーゾとして知られていた同い年のビーバーと共に宮廷楽団などで活動しました。大変な名手であったと云われていますが、非常に激しい気質の持ち主で、それが災いしたのか、1681年に何者かに刺し殺されてしまいました。

アルベルティーニも当時の音楽家がそうであったように、作曲家でもありましたが、現存するのは12曲からなるヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ集だけ、それも生前に出版はされたものの、死後絶版となり、フランス国立図書館に1冊だけ遺されています。(去年ドイツのインディーズの出版社から再出版されました)

フランスのバロック・ヴァイオリニスト、エレーヌ・シュミットのCDでその内の10曲を聴くことが出来ます。私はその演奏を聴き、もちろん演奏者も素晴らしいのですが、この作品に魅せられました。当時イタリアから多くのヴァイオリニストがアルプスを越えて、ヨーロッパ各地へこの楽器を伝えたと思われますが、そういった遍歴のヴァイオリニストの作品は殆ど遺されていません。アルベルティーニのこのソナティナ(小ソナタ)と題されたソナタ集は、イタリアとアルプスの北側のドイツ語圏の様式を融合した、貴重な作品になっています。

今回、関西の素晴らしいチェンバリスト澤 朱里さんとのデュオの演奏会を行うにあたり、この作品をキーワードに、17世紀から18世紀のドイツ語圏のヴァイオリン音楽に焦点を当ててプログラムを組んでみました。上記シュミットのCDに何故か収録されなかった第6番も取り上げてます。世界初演?かも知れません。

是非足をお運びいただければ幸いです。

Ensemble Caelestis presents
古楽コンサート

さまよえる絃の響き
~イタリアからドイツへ~

2012年10月8日(月・祝)
13時半開場 14時開演
かん芸館(荻窪駅下車 徒歩8分)
http://kangeikan.jp/
全席自由 2500円(定員50名)

バロック・ヴァイオリン:今 卓也
http://s.ameblo.jp/takuya1612/

チェンバロ:澤 朱里
http://m.cemsalon.com/

曲目:
Albertini:Sonatina 第2番
Schmerzer:Sonata unarum fidium 第4番
Muffat :Sonata

Albertini :Sonatina 第6番
J.J.Froberger:Lamento sopra la dolorosa perdita della Real Maestà di Ferdinando IV Rè de Romani)(Cembalo solo )
Bach :Sonata for violin and B.C. BWV 1021
Bach :Sonata for violin and cembalo 第2番BWV 1015

お問い合わせ・ご予約
Ensemble Caelestis (今 卓也)
Tel :090-9240-9946
e-mail :franztak@d9.dion.ne.jp

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  • 2012年10月08日 (月) 13時30分開場、14時開演
  • 東京都 杉並区荻窪
  • 2012年10月08日 (月) 締切
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参加者
1人