(2) Albert Morot, Beaune Premier Cru AOC "Cent-Vignes" 1988 ⇒堅実な造りはとくに優良ネゴシアンに評価されている、知る人ぞ知るボーヌ出色の造り手。ここの古酒は外れたことがありません。1988年も10年に1度の超ビッグヴィンテージ。
(3) Coquard-Loison-Fleurot, Clos de la Roche Grand Cru 1990 ⇒数少ないパーカー5つ星の伝統と格式ある優れた生産者ながら、日本のインポーターは見向きもされないのか、なかなか日本に入ってこない希少なワイン。『デュセール・ジェルベ』誌プルミエ・グラン・ヴァン・クラッセ。1990年はヨーロッパのワイン史上もっともすばらしいワインができた世紀の超ビッグヴィンテージ。
(4) Domaine des Chezeaux (Domaine Ponsot), Griotte-Chambertin Grand Cru AOC 1994 ⇒DRCやルロワと並ぶブルゴーニュ5大生産者のひとり、泣く子も黙るポンソ。1994年はオフヴィンテージながら、立派な仕事をしています。
(5) Domaine Jaques-Prieur, Corton-Bressandes Grand Cru 2002 ⇒古豪ながら近年進捗著しい生産者のひとり。じつは私の2002年ブルゴーニュの偉大なワインコレクションからの1本です。2002年はこれ以上ないというほど、個人的に評価している素敵なヴィンテージ。正月早々、あまりに美味しくて目を回して気絶してしまっても保障できませんので、自己責任でお飲みください。笑
(6) Domaine Bruno Clavelier, Chambolle-Musigny Premier Cru "La Combe D'Orveaux" 2005 ⇒こちらも知る人ぞ知る、めっちゃ実力のある造り手。ワイナート誌でも取り上げらてて、日本では少し知名度が上がったでしょうか。コンブ・ドルヴォーの畑は一部がミュジニーというブルゴーニュでもっとも評価の高い特級畑(安いイマイチなものでも3万円は下りません)に編入されてしまっています。このワインは隠れたミュジニーと呼ばれていて、偉大な造り手のミュジニーと遜色ありません。しかも2005年は世紀のヴィンテージと呼ばれた偉大な年です。
(7) Domaine Bernard Serveau, Chambolle-Musigny Premier Cru "Les Amoureuses" 2008 ⇒私の大好きな『恋人たち』も飲みましょう! 2008年はブルゴーニュらしいピュアな果実感とほどよい緊張が与えられた素敵な年。温暖化で豊満なワインができる年が増えつつある今、ブルゴーニュらしい冷涼感をともなった2008年のようなワインは、ある意味貴重な存在になりつつあります。