(1) Joseph Drouhin, Bourgogne AOC Chardonnay "Laforet" 2010 ⇒・ジョゼフ・ドルーアンは、1880年にブルゴーニュワインの中心地、ボーヌに創立され、120年以上もの間、家族経営にこだわり、頑なに創業当時から受け継がれるテロワールへの信念を守り続けるブルゴーニュを代表するワイナリー。1976年より除草剤などの化学薬品は一切使用せず、1988年からはエステートマネージャーのフィリップ・ドルーアンにより、本格的なオーガニックワインの醸造に取り組んでいる。畑は伝統的な鋤(すき)を使って耕され、肥料も野菜で造った天然の堆肥を使用。葡萄のさまざまな病害や害虫などの対策には、天然である捕食動物やバクテリアを使い、徹底したオーガニック栽培に取り組んでいる。「森」を意味するこのキュヴェは、シャサーニュ・モンラッシェ、シャブリ等で収穫したシャルドネを規格外に非常に贅沢にブレンドした貴重なワイン。
(2) Thomas de Clairvillet, Chablis AOC 2010 ⇒無名の生産者ながらよく出来たシャブリ。レモンや夏みかんのような、黄色い柑橘の爽やかな香りに、スモーキーなミネラルの香りがふんわりと重なり、味わいにも、ジューシーで中心にまで滑らかさのある柑橘の果実味に、フレッシュな酸味がイキイキとした印象を与え、更に、中盤から感じるミネラル感と、余韻のほんのりほろ苦いニュアンスが、より味わいを豊かにしている。
(3) Domaine Bois d'Yver, Chablis Grand Cru AOC "Valmur" 2006 ⇒シャブリ特級畑の中で、 特級畑最上と称されるレ・クロと香り豊かなグルヌイユの中間にあり、力強い味わいで知られるのがヴァルミュール(13ha)。 リュット・レゾネで丁寧に栽培された葡萄は、空気圧搾の後に醸造され、オーク樽でマロラクティック発酵が行われいて、複雑さと厚み、高いミネラル感が感じられる。
(4) Eric Forest, Pouilly-Fuisse AOC "Haut de Crays" Vieille Vigne 2005 ⇒白ワインの魔術師ジャン・マリー・ギュファンスが最初に働き、学んだドメーヌ。近年さらにこの地域で非常に高品質なワインを造る見事な造り手として注目されています。このワインはプイィ・フュイッセ最高と請けあえる瞠目すべき品質のワインで、豊かなボディー、きれいで存在感のある酸、そして品質が高いだけではなく見事なほどの状態のためとにかく綺麗。酸がきっちりとしていてボディーと見事なバランス感を保っているのでこのクラスのシャルドネとしては圧倒的な存在感を確玄妙なバランスを見せる。バタール・モンラッシェに遜色ない偉大なワイン。ヴェルジッソンの巨岩(石灰岩)に接し、南西向きの斜面で日照を含め、ヴェルジッソンの巨岩付近で最良のミクロクリマを持つ区画。樹齢70-80年の葡萄樹が植わっている。
(5) Bruno Colin, Puligny-Montrachet Premier Cru AOC "La Truffiere" 2008 ⇒かつてトリュフが採られた場所であることから名付けられたトリュフィエール。本当に蠱惑的なトリュフの香りが漂います。ピュリ二ー・モンラッシェでも標高の高い位置にあり、極めてミネラル感が強い。フローラルな香りときれいな酸。ピンと張りつめた緊張感を伴う、ピュリ二ー・モンラッシェの真骨頂。非常に小さい畑で、所有者・生産量とも少なく、“幻”ともいわれるワインです。パーカー5星生産者。インターナショナルワインセラー誌92点。
(6) Fabien Coche-Bouillot, Batard-Montrachet Grand Cru AOC 2005 ⇒バタール・モンラッシェは、ブルゴーニュでもっとも肉厚でボリューム感のあるワインができる偉大は特級畑。造り手は、ブルゴーニュでもっとも高価な白ワインを造るあのコシュ・デュリの親戚筋。「最後に収穫し、最後に瓶詰めする」を信念とし、コント・ラフォン同様に収穫が遅く、発酵から熟成まで小樽で行う名手です。