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開催終了[満員御礼] 2/15(水)アプレ・ヴァレンタイン・ワイン会@ロカマドゥール

詳細

2012年02月15日 11:34 更新

ヴァレンタインですので、定番のカロン・セギュールを楽しみましょう。

ちょっといちびって、エチケットにハートマークがあしらわれたワインだけ集めてみました。


■アプレ・ヴァレンタイン・ワイン会@ロカマドゥール

■日時:2012年2月15日(水)19時〜22時半

■会場:フランス料理ロカマドゥール
 神戸市灘区桜口町2丁目2-10
 JR六甲道・阪神新在家から徒歩4-5分)
 
■会費:11000円(コース料理代+ワイン代) ※当日払い

■募集:7名
※参加状況はWine&iのGoogle Calender( http://p.tl/Sftg )で確認できます。満席となりました。

■料理:フレンチのコース料理

■ワイン:下記の順番に飲む予定。マグナムボトル1本、ハーフボトル1本あり。酒量はひとり1本弱です。


(1) Henry de Vougency, Champagne AOC Oger Grand Cru Blanc de Blancs Brut "Cuvee des Amoureux" NV【マグナムボトル】
⇒グラン・クリュのオジェ村のシャルドネ100%。フランスで結婚のシンボルとされている鳩のマークとハートの形をエチケットに持つアンリ・ド・ヴォージャンシー
キュヴェ・デ・ザムルー。キュヴェ・デ・ザムルーは「愛し合うカップルのためのキュヴェ」という意味です。


(2) Chateau Sainte Colombe, Cotes de Castillon AOC 2007
⇒シャトー・パヴィのオーナーのジェラール・ペルスがミシェル・ロランのコンサルタントで造るワイン。今時のスタイルで、当然イケてます。パヴィやモンブスケ、キノー・ランクロの一年樽で12ヶ月熟成させるという贅沢仕様です。メルロー70%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%。


(3) Chateau Rol Valentin, Saint-Emilion Grand Cru AOC 2007
⇒元祖シンデレラワインのシャトー・ヴァランドローの柳の下を狙って1995年にはじまった野心的なシャトー。メルロー主体の絹の喉越しが官能的なスタイルのワイン。パーカー89点。
ロバート・パーカー著『ボルドー第4版』
「所有者であるエリック・ブリセットの最初のヴィンテージは1995年であったが、ロル・ヴァランタンはすぐにサン=テミリオンの準ガレージ・ワインの1つとなった。4.6haの畑は2つの区画に別れており(畑の3分の2はシュヴァル・ブランとラ・ドミニクから遠くない砂質土壌にあり、3分の1はラ・ゴムリーの北の粘土質と石灰質の土壌にある)、植えられているブドウの85%がメルロー、8%がカベルネ・ソーヴィニョン、7%がカベルネ・フランである。収量は常に30hl/ha以下に抑えられており、流行しているワイン醸造技術がすべて採用されている(樽内でのマロラクティック発酵、ミクロ・ビュラージュ、100%の新樽比率、軽い濾過だけで清澄をしないなど)。エリック・ブレセットのコンサルタントは、神童ステファヌ・ドルノンクールである。」


(4) Chateau Calon Segur, Saint-Estephe AOC 2003
⇒ロバート・パーカー著『ボルドー第4版』
「マダム・ドゥニーズ・ガスクトンの手による心動かされる作品だ。1983年3月に試飲した1982年との素晴らしい類似性を見せている。風味が1982年より黒果実系のスペクトルの方に傾きがちなのは、2003年、このシャトーのカベルネ・ソービニヨンの完熟度と豊富さが、破格のものだったためだ(1982年に優れた品種と証明されたのはメルロだった)。ブレンド比率はカベルネ・ソービニヨン60%、メルロー40%で、このシャトーが生産した中で最も深みのある色をしたもののひとつとなっているが、その黒/紫色だけでなく、この年、北メドックで最も成功したワインに特徴的な豪勢さや、とろみもある。酸は弱く、ブドウの過熟度はかすかにも感じない。すばらしく純粋なブラックカラント、ブラックベリー、甘草、森の下生えの特徴が滝の様に硬い角を伴うことなく口蓋を流れていく。タンニンのレベルは高いが、うまく隠されており、フィニッシュは1分以上も持ちこたえる。ただし、カロン・セギュールの伝統的な醸造・育成法からすると、1982年同様、間違いなく閉じるはずである。予想される飲み頃:2010-2030年。95〜97点」


(5) Chateau Calon Segur, Saint-Estephe AOC 2000
⇒ロバート・パーカー著『ボルドー第4版』
「1982年以降ではまぎれもなく最も偉大なカロン=セギュールである。ブレンド比率はカベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロー30%、カベルネ・フラン10%。光を通さないほど濃いプラム/紫色をしており、ゴージャスなアロマはクレオソートと混ざり合ったブラックチェリー、カシス、甘草、小石のような、液化したミネラルを思わせる。びっくりするほどの力作で、フルボディで、豪勢で、大量のタンニンがあるが、これは豊富な果実味やグリセリン、強烈さでうまく隠されている。このスケールの大きなワインは、出荷直後から途方もないものになるかもしれないが、忍耐が必要になるのではないかと私は疑っている。ここのワインは瓶詰め後、相当期間閉じこもる歴史があるから、どんなに早熟なワインに見えても2010〜2040年には最良の状態になるものと期待されたい。予想される飲み頃:2003-2043年。95+点」


(6) Quady, California Black Mascat "Elysium" 2009【ハーフボトル】
⇒漫画『ソムリエール』ではラテン語で“媚薬”を意味するダミアナという中南米に自生するハーブ入りのデザートワイン(「逸脱」という名)が取り上げられましたが、こちらは同じ生産者の葡萄だけのワイン。クアディー・ワイナリーはサンフランシスコから遥か内陸側のマデラというエリアに位置します。カリフォルニアではもちろん、世界でも数少ないデザートワイン専門に生産する珍しいワイナリーです。クァディーのオーナー兼醸造責任者であるアンディ・クアディ氏(画像右の左側)は、自らを“マスカットキング”と称する程までにマスカットに魅入られた人物。1975年の設立より、デザートワイン専門のワイナリーとして数々の大規模なコンテストで受賞を続けるなど、そのワイン造りは非常に高く評価されています。エリジウムとは、ギリシャ神話に出てくる永遠の楽土「エリュシオン」のことで、古代ギリシャのホメロスの叙事詩「オデュッセイア」によると、エリュシオンは、現世(地上世界)の英雄や名士であった人間のみが死後に行くことの許される、あらゆる悩みや苦しみから解放された永遠の理想郷とのことです。いわば極楽ですね。薔薇の芳しい香りとライチのエキゾチックな味わいの、マスカット・ハンブルグ100%の赤のデザートワインです。

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シャトー・カロン・セギュール(ロバート・パーカー著『BORDEAUX ボルドー 第3版』)

底土は砂礫(されき)と鉄分の多い石灰岩という、サン=テステフのコミューンの最北区域にあるカロン=セギュールは、格付けシャトーとしては最北端である。カベルン=ガスクトン夫人が所有者で、シャトー在住である点は近隣のモンローズと同様である。珍しい丸屋根と2つの塔のあるカロン=セギュールの白いシャトーは、あたりの風景を圧する趣だ。シャトーの周囲には石壁というか、囲いがめぐらされている。これはブルゴーニュではよく見られるが、ボルドーでは珍しい。

カロン=セギュールの歴史はローマ時代に溯る。この頃、サン=テステフのコミューンは「デ・カロネス」として知られていた。ワインを生産するシャトーとしての名声は、18世紀、セギュール侯爵のものとされている有名な言葉によっていよいよ増したことは間違いない。彼は「われラフィットやラトゥールをつくりしが、わが心カロンにあり」と言って友人を驚かせたのである。カロンに対する彼の思い入れは、カロンのラベルにあるハートの中に今も生き続けている。

20世紀の大半、やるべきことはほとんどすべてやってきたおかげで、カロン=セギュールはしばしば一級シャトーに匹敵するほどのワインを生産するまでになった。1926年、1928年、1929年には格別の成果をあげたし、陰鬱(いんうつ)な1930年代にあっても、1934年のものは上質だった。1945年、1947年、1948年、1949年、1953年には驚嘆すべき成功をなしとげている。1940年代後半から1950年代初めにかけてのボルドーで、これに匹敵する成果をあげたシャトーはないに等しい。

1953年の後は、1982年まで、本当に深みのあるワインがつくられたことはなかった。その間も悪くはなかったのだが、1960年代、1970年代は最高の年のものでさえ、かすかに酸化しており、果実味がくたびれていた。時には、カビ臭さがあったり古い木の味わいが強すぎたり、収斂(しゆうれん)味の強いタンニンが多すぎたりするものもあった。ボルドーの内情に精通した者の間では、セラー内でのワインの育て方、いわゆる育成(エルヴァージュ)が原因ではないかと考えられていた。また、瓶詰めが遅すぎたとか、澱(おり)引きや古い樽の清掃が、投げやりとは言わないまでも、丁寧でないことが多かったのだろうとも考えられていた。

1982年以降、カロン=セギュールは自分のスタイルを取り戻し、1988年、1989年、1990年、1995年、1996年には上質のワインをつくり出した。この歴史ある偉大なシャトーは1970年代にその方向性を見失ったかに見えたが、今では力強く立ち直り、そのワインは、スタイルこそ大きく異なるが、コス・デストゥルネルやモンローズに迫るほどのものになっている。

ガスクトン夫人なら(存命中であれば、彼女の夫君も)こう言うだろう。サン=テステフのすべてのシャトーのうち、カロン=セギュールが最も忠実に、伝統的なスタイルの、成長し花開くまで時間のかかる、長命なワインをつくり続けていると。この点では異論はない。伝統を重んじる人々には、この美しい、歴史的に重要な、有名な1855年の格付けでは(地理的な意味合いで)最後に名のあがる格付けシャトーの近年の労作を、検討してみるようおすすめする。

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  • 2012年02月15日 (水) 午後7時〜
  • 兵庫県 神戸市灘区(JR六甲道・阪神新在家)
  • 2012年02月15日 (水) 締切
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参加者
1人