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開催終了[残席3]4/23(金) 祝*2010年DOCG昇格*クインタレッリさまアマローネ会

詳細

2010年04月12日 23:24 更新

今回はアマローネのDOCG昇格を記念したアマローネ会。そして、アマローネといえば神様ジュゼッペ・クインタレッリのアマローネを外す訳にはまいりません。なにせジュゼッペ・クインタレッリのアマローネは「至宝」、あるいはジャコモ・コンテルノのバローロ・モンフォルティーノ、カーゼ・バッセのブルネロ・ディ・モンタルチーノ・ゾルデーラと並んで3大イタリアワインともいわれるワインですから。思わず、クインタレッリ様と言ってしまいますが、ヴァルポリチェッラにおいてさえ、いつまでもみずみずしく力強いそのさまには、畏敬の念を抱かずにはいられません。

最良のブドウを陰干しして糖度を高めて仕込むレチョートと呼ばれる製法は2000年前の古代ローマ時代からこの地で行われていました。元来は甘口タイプだけだったレチョートを、1950年代に辛口タイプに造り上げるようになったものがアマローネです。最高品質のブドウだけを選別してアッパッシメント(乾燥)する訳ですが、35%も重量が減り糖分が凝縮されて濃厚なワインとなります。

この世でもっとも贅沢なワインのひとつですが、新樽バリックを使ってモダンに造っても、やはり新世界ものとは違うテクスチャーをもっていますし、クインタレッリのような古い大樽で仕込むと、ワインに永遠の命が吹き込まれます。

さまざまなスタイルのアマローネを用意していますので、存分にその魅力を堪能しましょう!



■祝*2010年DOCG昇格*クインタレッリさまアマローネ会

■日時:4月23日(金)19時〜

■会場:MJ(完全禁煙デス禁煙
      http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=36263270

■会費:16,000円(食事代+ワイン代)

■募集:6名

◆参加登録者:茉莉花さん、ubiさん、ぴのねろさん

■ワイン:以下6本

(1) Giuseppe Quintarelli, Amarone della Valpolicella DOC Classico 1998
(2) Monte Dall'Ora, Amarone della Valpolicella DOC Classico 2004
(3) Azienda Agricola Brigaldara, Amarone della Valpolicella DOC Classico 2003
(4) Luigi Righetti, Amarone della Valpolicella DOC Classico "Capitel de'Roari" 2005
(5) Bertani, Amarone della Valpolicella DOC "Villa Arvedi" 2006
(6) Masi, Amarone della Valpolicella DOC Classico "Costasera" 2006

以下、ワインの解説です。

(1) Giuseppe Quintarelli, Amarone della Valpolicella DOC Classico 1998
⇒しばしば「イタリアの至宝」とまで呼ばれるクインタレッリ。創業は1924年、ヴェローナ郊外のネグラール村カ・パレッタ中腹に位置します。栽培から醸造まで最終決定はクインタレッリ氏本人により行われています。ブドウの木の平均樹齢は20年〜30年です。ヴェネトの地で造られるヴァルポリチェッラ、アマローネを語る上で最も重要な生産者であることは間違いありません。機械化されたワイン造りが主流の現代において農作業から醸造、ラベルを貼る作業まで手作業で行われています。醸造に関しても自然酵母での自然な発酵はもちろん、発酵後もあえて何もしません。自然に任せたワイン造りに専念します。
ワイン造りで重要な事は何と聞いたところ、「良い畑、良い葡萄の樹、良い環境、低い収量。良い労働者。なにより良いワインを造り続ける情熱と余計な事をしないでゆっくり待つ忍耐力である。良いワイン造りには時間も必要です」という答えが返ってきました。
⇒One of my regrets is not having spent time with Giuseppe Quintarelli
when he was in his prime. His 1983 Recioto remains one of the greatest
wines I have ever tasted. Today the estate is run by Quintarelli's
numerous children and grandchildren. It’s not too hard to observe what
can only be called a lack of direction, not to mention a cavalier
attitude that is a clear sign of an estate that finds it easier to
coast on its reputation rather than continue to strive towards
excellence. While many of the current releases are outstanding, the
future appears much less certain. However, the best wines are
phenomenal and are likely to remain objects of desire among the
world's most well-heeled collectors. Pricing is astronomical even at
the cellar door, where virtually all of the wines in this article were
purchased.
Antonio Galloni 93
Drink: 2007 - 2018 $251-$750
eRobertparker.com # 173 Oct 2007より抜粋


(2) Monte Dall'Ora, Amarone della Valpolicella DOC Classico 2004
⇒モンテ ダッローラ ワイナリーは、ヴァルポリチェッラゾーンの歴史的な中心地に位置しており、郊外の歴史あるカステルロットの丘から降りてくる道の脇にあります。カステルロット丘陵地域内、ワイナリーの畑の近くで、ヴィティスヴィニフェラ種のブドウの種が存在していたことを裏づける考古学的な発見は、5世紀このかた当地域でブドウが栽培され、果汁を絞られ、発酵されていたことを確証するものです。カステルロットは、古くから商業の要所でした。古代ローマ人はまさしく、今日レチョートやアマローネという名前で知られるヴァルポリチェッラ地域の、ワインのプロモーターにして商人だったのです。レチョートとアマローネのための最高のブドウは、モンテ・ダッローラの南東向きの畑から収穫されます。畑の表土は、石灰質および泥灰質土壌で、深さ30〜70cmの層にはモレーン土壌があります。こういう土壌構成のため、ブドウの根の組織は地中に進んで根を張り、岩盤に到達することができます。また、夏季には水分を補い、多雨のときにはブドウの樹の水分バランスを保ちながら、過剰な水分を地下深くに排水する機能があります。現在のテラス(段丘)の配置は人為の産物であり、過去2000年におよぶ、人類の絶え間ない営為の所産なのです。
栽培は家族がおこなう仕事であり、幾世代にもわたって伝承されていくものです。ブドウ畑と大地に対する私たちの愛情は、モンテダッローラを購入した1995年に、現実のものとなりました。この地で私たちは、昔からある土壌を守るための石壁を修復し、オゼレータやクロアティーナというヴァルポリチェッラの古くからある土着の品種の樹を植えなおしました。また、新しいセラーをつくり、「畑の購入後、数年以内にワインをボトルにつめたい」という当初の夢を実現させました。醸造設備には、最新の醸造技術を体現した機器をそろえました。ストックの保管とワインの熟成にあてられるセラーは、最上級ワインであるレチョートとアマローネを寝かせるのに最適な湿度と温度を保つため、凝灰岩をくりぬいて造りました。カステルロット丘陵にある畑以外に、カリアーノのサンピエトロ周辺、肥沃な平野部に、別の区画のブドウ畑があります。ここからは、ヴァルポリチェッラ クラッシコと、ヴァルポリチェッラ クラッシコスペリオーレという、伝統的なワインができます。前者は、ボリュームのある味わいを持ち、なめらかで若々しさがあって、1年以内に飲まれるべきワインです。スペリオーレのほうは、最低でも1年間のバリック(フレンチオークの小樽)で熟成させることにより、より高度のまろやかさと骨格をそなえられます。
私たちのワイナリーの哲学は、優れた品質のワインを探求し続けることです。それは畑の中での、忍耐を要する手作業によって可能になります。冬季の剪定では、より重要な一年目の若枝を選択して残すことができます。4月から5月にかけては、樹勢を抑え、かつ風通しをよくするために、枝と複数出てしまった芽をさらに間引きし、7月には、太陽の光を最も浴びやすい位置にある、優れたブドウの房だけを成熟させるために、余分な房を切り取ります。結果、一本の樹になるブドウの数は2〜3房となります。絶好な畑の向きと、風とおりの良さという、私たちの畑の気候条件が、偉大なワインを生み出すのです。豊かで偉大な個性を持つワインという賜物を生み出すこのすばらしいブドウ畑に、私たちは惜しまず労力を捧げ、あとは季節の移り変わりを見守るだけです。私たちの大地が年毎もたらす新たな喜びに、私たちは大いに満足しています。私たちは、畑の中で科学的な合成物や除草剤を用いません。土壌の耕作のためにおこなう農作業としては、ブドウの樹列の間に草を生やさせることと、樹列そのものに働きかける軽めの作業が挙げられます。ブドウ畑における植物の衛生状態の劣化を招かないために、湿度を測る雨量計や、昆虫の動きを監視するための罠やフェロモンを用いて、定期的に管理しています。この方法を用いる上で、私たちが施すのは、唯一、銅と硫黄を用いた処置だけなのです。


(3) Azienda Agricola Brigaldara, Amarone della Valpolicella DOC Classico 2003
⇒ブリガルダーラ醸造所はアマローネ年間生産70000本でこのエリアで最も重要なワインメーカーの一つです。ガンベロ・ロッソ誌で常に評価されており5年連続でトレビッキオーレ(最高評価)を獲得したことのある偉大な醸造所です。アマローネは新樽で1年、古樽で1年、醸造所内に12個ある大樽で3年熟成し、5〜6ヶ月瓶熟してから出荷されます。


(4) Luigi Righetti, Amarone della Valpolicella DOC Classico "Capitel de'Roari" 2005
⇒カンティーナは、ヴァルポリチェッラ・クラッシコの中心に位置する、マラノ・ディ・ヴァルポリチェッラの小さな地区、ヴァルガタラにあります。ルイジ・リゲッティ家の自社畑は8haですが、それ以外にも昔からの信頼の置ける45軒の契約農家があり、葡萄の栽培まで彼らが指導しているため、毎年安定した質の良いワインを造っています。5年間かかったセラーの改修工事もやっと終リ、今後の彼のワインの品質の向上から目が離せません。「カピテル・デ・ロアリ」はこのワインが造られる最良の丘の品質の高い葡萄を使用。この地方の方言の「たくさんのオーク」に由来し、葡萄が収穫される畑の様々な小区画を指しています。畑は、ヴァルポリッチェッラ クラシッコの最良の丘にあり、収穫量を抑え高い品質の葡萄を栽培しています。粘土質土壌で日照に恵まれ、糖分と風味を果実に蓄積させるのに適しています。このアマローネは厳しく葡萄を選別するため、100kgの葡萄から最大でも30〜35Lしかワインになりません。10月に房のまま収穫された葡萄は、3月までアパッシメント(陰干し)します。ワインはステンレスタンクで発酵させながら、通常7〜8月まで置きます。さらに60〜70%は225Lのオーク樽で、残りは大樽で最低3年間熟成されます。ふちが僅かにオレンジかかった深いガーネット色、ビターチョコレート、シナモンを思わせる香りもあります。力強いアタックがあり、かすかに甘味を感じます。喉越しは驚くほどなめらかで、余韻もすばらしく長く続きます。
葡萄品種:コルヴィーナ・ヴェロネーゼ70%、ロンディネッラ10%、モリナーラ5%、その他15%
熟成:225リットルオーク樽(60〜70%)・大樽(30〜40%)、36ヶ月以上


(5) Bertani, Amarone della Valpolicella DOC "Villa Arvedi" 2006
⇒ご存じ『神の雫』に登場したアマローネはこちら。150年以上も前に遡る1857年ヴェローナ初のワイナリーとして設立されたヴェネト州の名門カンティーナのベルターニ。
ヴァルパンテーナ地区でも区画を厳選し、9月の中頃にすべて手摘みで質の良いものだけを収穫し、その完熟葡萄は専用のフルッタイオと呼ばれるすのこを敷いた部屋で約120日間、じっくりと乾燥させて、糖度と濃縮度と複雑味を高めます。
1月中旬に除梗と破砕を行い、乾燥した葡萄は低温で発酵を始めます。発酵が終わったワインは、スロヴェニアンオークの中樽とバリック(小樽)に移され、じっくりと約3年間もの長い間、熟成を行います。ボトリング後もベルターニのセラーにて6ヶ月の瓶熟を経てからリリースされる。
葡萄品種:コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、ロンディネッラ


(6) Masi, Amarone della Valpolicella DOC Classico "Costasera" 2006
⇒2006年は、1990年、1995年、1997年以来のヴァルポリチェッラのグレート・イヤー。マージは、1772年設立のヴァルポリチェッラ最初のワイナリー。したがって最高条件の畑を所有しています。そして現在、アマローネでNo.1の生産量を誇るまさに質・量ともにアマローネを代表する造り手です。
葡萄品種:コルヴィーナ70%、ロンディネッラ25%、モリナーラ5%

コメント(11)

  • [1] mixiユーザー

    2010年03月24日 23:29

    今回はアマローネのDOCG昇格を記念したアマローネ会。そして、アマローネといえば神様ジュゼッペ・クインタレッリのアマローネを外す訳にはまいりません。なにせジュゼッペ・クインタレッリのアマローネは「至宝」、あるいはジャコモ・コンテルノのバローロ・モンフォルティーノ、カーゼ・バッセのブルネロ・ディ・モンタルチーノ・ゾルデーラと並んで3大イタリアワインともいわれるワインですから。思わず、クインタレッリ様と言ってしまいますが、ヴァルポリチェッラにおいてさえ、いつまでもみずみずしく力強いそのさまには、畏敬の念を抱かずにはいられません。

    最良のブドウを陰干しして糖度を高めて仕込むレチョートと呼ばれる製法は2000年前の古代ローマ時代からこの地で行われていました。元来は甘口タイプだけだったレチョートを、1950年代に辛口タイプに造り上げるようになったものがアマローネです。最高品質のブドウだけを選別してアッパッシメント(乾燥)する訳ですが、35%も重量が減り糖分が凝縮されて濃厚なワインとなります。

    この世でもっとも贅沢なワインのひとつですが、新樽バリックを使ってモダンに造っても、やはり新世界ものとは違うテクスチャーをもっていますし、クインタレッリのような古い大樽で仕込むと、ワインに永遠の命が吹き込まれます。

    さまざまなスタイルのアマローネを用意していますので、力強い香りの中華料理とともに、じっくりその魅力を堪能しましょう!
  • [2] mixiユーザー

    2010年04月02日 09:05

    日程を4/11(日)から4/23(金)に変更しました。

    また、それに合わせて、ワインの美味しさを最大に引き出すさまざまなグラスを柔軟に使えるように、会場をMJに変更しました。

    ぴかぴか(新しい)イタリアの至宝=クインタレッリのアマローネぴかぴか(新しい)

    お見逃しなく!!!わーい(嬉しい顔)
  • [4] mixiユーザー

    2010年04月09日 22:49

    何ということだ!これだけアマローネを並べるワイン会を聞いたことがない。
    例えていうなら全球スライダー勝負を挑むダルビッシュみたいだ。
  • [5] mixiユーザー

    2010年04月09日 23:23

    スペードぶらいあんどん

    ほんまですか?!わーい(嬉しい顔)
    でも、ぶらいあんどんがサッカーでなく野球にたとえるのは珍しいのでは?
    サッカー音痴サッカーの虎ちょいキチ野球としては、わかりやすい。
    はずだが・・・
    このたとえは、超豪華ってこと?むふっ
  • [7] mixiユーザー

    2010年04月10日 11:30

    一応、ボルドー=ストレート(直球)ということを基点にしてます。
    もっと正確に言うなら、松坂のスライダーとダルビッシュのそれは、どう違うか?みたいなもんでしょうか。
    参加しないのにコメントばっかりで、すんまそん。
  • [8] mixiユーザー

    2010年04月10日 18:19

    スペードぶらいあんさん

    いえいえ。ぶらいあんどんの逞しい想像力に触れると楽しいです。ウインク

    しかし、確かに松坂とダルビッシュのスライダーや直球はどう違うんでしょうねぇ。松坂は剛速球、ダルビッシュは快速球というイメージですが、イメージどおりなのかな?目
  • [9] mixiユーザー

    2010年04月11日 22:41

    参加者募集中!蟹座

    なかなか飲めない神様クインタレッリのアマローネですよぉ〜。わーい(嬉しい顔)
  • [10] mixiユーザー

    2010年04月12日 23:35

    イタリアワイン好きならぜひとも喰いついていただきたい会なのですが・・・

    最近イタリアワイン会をあまりしてなかったから、イタリアワイン好きが減ってしまったのでしょうか・・・

    クインタレッリのアマローネは、一度は飲んでおかないと、ワインのことをちゃんと語れないようなワインだと思います。


     
  • [11] mixiユーザー

    2010年04月19日 23:11

    こちらもぜひ!わーい(嬉しい顔)
mixiユーザー
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  • 2010年04月23日 (金) 19:00〜
  • 兵庫県 神戸市中央区
  • 2010年04月23日 (金) 締切
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