日本はギターやキーボード、ターンテーブルのようにハードを世界中に輸出しているが、ジャマイカのように音楽シーンを輸出できているか?答えは皆さんが知る通り。これは個人のオリジナリティを重視しない日本の教育のあり方にまで及ぶ反省点かもしれない。この映画を通してタフに生きることを知って欲しい。ーー石井志津男(Ruffn' Tuff 監督) 日本レゲエ・シーンの立役者の一人である石井志津男が、世界に拡大するレゲエの源流に迫る奇跡のドキュメント映画を制作した。伝説のピアニスト、グラディことグラッドストン・アンダーソン、レゲエDJの始祖U-ロイ、キング・オブ・ダンスホールDJのイエローマン、ショーン・ポールがカヴァーして世界的大ヒットした「I'm Still In Love」のオリジナル・シンガーであるアルトン・エリス、スカタライツのジョニー・ムーア、そしてロックステディ誕生のキーマンであるリン・テイトを捜しあてる。こうして20名以上に及ぶ偉大なアーティストたちが奇跡的に集結し本音を語リ尽くす。今まで断片的に語られてきたレゲエの歴史が見えた。