原書“28 stories of AIDS in Africa”は、ジャーナリストのステファニー・ノレンさんが南部アフリカ諸国を取材し、新聞連載後に書籍化したものです。南部アフリカでエイズとともに生きる、名もなき人たちのリアルボイスにふれる機会は日本の私たちには、なかなかありません。アフリカでエイズの影響を受けている膨大な数の中にある一つ一つの命に寄り添う体験をわかち合ってみませんか?
皆で同じ「場」を安心して過ごしながら物語を読むことで、大きな力が生まれています。
○「ワークショップ I KNOW」について 2010年から、ニバルレキレ事務局・アフリカ日本協議会共催で新しいワークショップが始まりました。 南部アフリカでエイズとともに生きる人々の言葉に、一つ一つ触れて、彼らがどんな命を生きているのか一緒に知る作業を皆でしていきます。 ワークショップでは『アフリカ〜28のエイズの物語』という日本では出版されていない本の物語を、皆で読みながら、エイズのことやアフリカのことを語り合っていきます。アフリカのHIV陽性者の人生を知ること、彼らの勇気を知ることで、私たちも自然と何かを感じ、自分に何ができるのかを考え、行動したくなるに違いないと考えています。 ワークショップで読むストーリーは、協力者が翻訳したものを用意します。 ワークショップの趣旨や今後についてもご関心のある方はニバルレキレのブログをご覧ください。以下のメルマガで、これまで開催したワークショップを報告しています。 ニバルレキレのブログ http://d.hatena.ne.jp/ngibalulekile/20101006/1286296893 メールマガジン「I KNOW 通信 28stories of AIDS in Africa」 http://www.mag2.com/m/0001209275.html
◆とりあげる本について◆ "28 Stories of AIDS in Africa" by Stephane Nolen 28のアフリカのエイズの物語。 なぜ28なのか、それは読んでいくうちに理解できるようになっている、と著者は語る。 カナダの新聞"Globe and mail" に連載されたルポが、その後加筆されて書籍化された。 ルポは、南アを含めたサハラ以南のアフリカ諸国の貧しい人たちが治療にアクセスできずにもがいていた2003年〜2004年に、現地で多くの人たちと長くつきあう中で、書かれた。