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開催終了日仏交流150周年記念映画祭 『フランス映画の秘宝』−シネマテーク・フランセーズのコレクションを中心に− 

詳細

2008年08月19日 14:57 更新

【1930年代から21世紀の最新作まで、珠玉のフランス映画13本を一挙上映!】
日仏交流150周年を記念して、映画祭「フランス映画の秘宝」を開催します。上映されるのは、日本未公開作を中心とした日本ではほとんど見る機会がなかった貴重な作品ばかりで、フランス映画の新たな一面が浮かび上がってくるでしょう。セルジュ・トゥビアナ氏(シネマテーク・フランセーズ館長)と蓮實重彦氏(映画評論家/元東京大学総長)の二人が、監督・作品の選定をしました。上映作品のプリントは、この映画祭のためだけにフランスから借用します。是非この機会に、奥深いフランス映画の世界をスクリーンでご堪能ください。
Aマイエルリンクからサラエヴォへ
De Mayerling à Sarajevo
(1939年/95分/35mm/白黒)
監督:マックス・オフュルス(Max Ophüls、1902〜57)
主な作品:『歴史は女で作られる』『たそがれの女心』
フランツ・フェルディナン大公は、オーストリア=ハンガリー帝国の皇位継承者ではあったが、革新的な考えの持ち主だったため皇室から疎まれていた。チェコ人のゾフィー・ホテク伯爵令嬢と出会った大公は恋に落ちる。たが、身分が違う二人の前には困難が待ち受けていた。流麗なキャメラワークを特徴とする巨匠オフュルスが、史実を基に作り上げた作品

B曳き船 Remorques
(1941年/81分/35mm/白黒)
監督:ジャン・グレミヨン(Jean Grémillon、1901〜59)
主な作品:『愛慾』『この空は君のもの』
曳き船サイクロン号の船員たちは、仲間の結婚を祝っていた。その会場に、船が遭難しているという連絡が入るやいなや、船員たちは救助に向かう。妻がいるにもかかわらず船長のアンドレは、救助に成功した遭難船の船長の妻カトリーヌにひかれていく。若かりし頃のジャン・ギャバンとミシェル・モルガンというスターの共演が見物のリリシズムに満ちたドラマ。

C最後の切り札 Dernier atout
(1942年/105分/35mm/白黒)
監督:ジャック・ベッケル(Jacques Becker、1906〜60)
主な作品:『肉体の冠』『穴』
南アメリカのある都市のホテルで、一人の男が撃ち殺される事件が起こる。捜査を担当するのは、警察学校の生徒で甲乙付けがたく優秀なクラランスとモンテスの二人。良き仲間でありライバルでもある二人は、先に事件を解決することでどちらが優秀か決めることにする。アメリカ映画の影響が見受けられる刑事もので、ベッケルの長編デビュー作。

D罪の天使たち Les anges du péché
(1943年/96分/35mm/白黒)
監督:ロベール・ブレッソン(Robert Bresson、1907〜99)
主な作品:『バルタザールどこへ行く』『ラルジャン』
ブルジョワの娘アンヌ=マリーは、自らドミニコ会の修道院に入り、修道女になる。その修道院は、刑務所で服役を終えた女性たちをも受け入れていた。アンヌ=マリーは、刑務所で出会ったテレーズという反抗的な若い受刑者に関心を抱き、出所後は修道院に来るように誘う。罪と魂の救済というブレッソンならではの題材が扱われている長編第1作。

Eあなたの目になりたい
Donne-moi tes yeux
(1943年/90分/35mm/白黒)
監督:サッシャ・ギトリ (Sacha Guitry、1885〜1957)
主な作品:『とらんぷ譚』『ナポレオン』
彫刻家のフランソワは、美術展の会場で出会った若い女性カトリーヌにほれ込み、モデルを頼む。相思相愛になり、順調に見えた二人だったが、突然フランソワはカトリーヌに冷たい態度を取るようになる。理解できないカトリーヌだが、彼のそのような態度には理由があった。監督と当時の妻が、実際にカップルを演じたエレガントなメロドラマ。

F最後の休暇 Les dernières vacances
(1947年/95分/35mm/白黒)
監督:ロジェ・レーナルト(Roger Leenhardt、1903〜85)
主な作品:「Le rendez-vous de minuit」
高校生のジャックは、南仏にある売却が決まった先祖代々の領地で、親族揃っての最後の休暇を過ごすことになる。彼は、いとこのジュリエットとともに売却を阻止しようとする一方で、彼女にひかれていく。思春期の少年が一夏に経験した出来事がみずみずしく描かれる。ヌーヴェル・ヴァーグの精神的な父と見なされるレーナルトの長編デビュー作。

G海の沈黙 La silence de la mer
(1947年/88分/35mm/白黒)
監督:ジャン=ピエール・メルヴィル(Jean-Pierre Melville、1917〜73)
主な作品:『サムライ』『仁義』
ナチ占領下のフランスの田舎で、ドイツ軍に自宅を徴発された老人とその姪は、ドイツ軍将校と同居することになる。フランス文化を愛し、両国の融和を信じる将校は対話を試みるが、二人は沈黙で応対する。本作を見て、J・コクトーは自作『恐るべき子供たち』の映画化をメルヴィルに依頼したといわれる。レジスタンス文学の名作を原作とするメルヴィルの長編第一作。

Hパリ横断 La traversée de Paris
(1956年/82分/35mm/白黒)
監督:クロード・オータン=ララ
(Claude Autant-Lala、1901〜2000)
主な作品:『肉体の悪魔』『可愛い悪魔』
舞台は1943年、ドイツ軍占領下のパリ。失業中のタクシー運転手マルタン(ブールヴィル)は、豚肉を運ぶ闇市の仕事を引き受ける。一人で運べる量ではないので、酒場で見知らぬ男グランジル(ジャン・ギャバン)を誘うが、グランジルはマルタンの手には負えないとんだ食わせ者だった。対照的な二人のコミカルな掛け合いが楽しいオータン=ララの隠れた名作。

I肉屋 Le boucher
(1969年/93分/35mm/カラー)
監督:クロード・シャブロル(Claude Chabrol、1930〜)
主な作品:『いとこ同志』『石の微笑』
女教師エレーヌと、戦争帰りで今は肉屋のポポールは、結婚式で知り合い仲の良い友達になる。その後、女性の連続殺人事件が起こり、エレーヌはその現場に誕生日の記念にポポールに贈ったライターが落ちているのを発見するが…。スリラーの巨匠シャブロルを代表する作品の一つで、当時の妻ステファーヌ・オードランがエレーヌを演じている。


J野蛮な遊戯 Un jeu brutal
(1983年/90分/35mm/カラー)
監督:ジャン=クロード・ブリソー(Jean-Claude Brisseau、1944〜)
主な作品:『ひめごと』『白い婚礼』
生物学者として輝かしい地位を築いたテシエは、突然全てを捨てて故郷に戻り、久方ぶりに下半身不随でわがままな娘イザベルと再会する。厳格な父に反発する娘だが、父との再会を契機に、次第に新しい世界が開けていく。その一方で、村では子供が犠牲となる連続殺人事件が起こっていた。高い評価を受け、一躍注目を集めた鬼才ブリソーの長編デビュー作。

K刑事物語 Police
(1984年/113分/35mm/カラー)
監督:モーリス・ピアラ(Maurice Pialat、1925〜2003)
主な作品:『悪魔の陽の下に』『愛の記念に』
刑事マンジャン(ジェラール・ドパルデュー)は、麻薬捜査で逮捕された若い女性ノリア(ソフィー・マルソー)を尋問する。釈放されたノリアは危険な金を盗み出し、裏社会から追われる羽目になり、彼女に愛情を持ち始めたマンジャンも巻き込まれていく。パリの嘘にまみれた裏社会と二人の危うい恋愛模様がリアルに映し出されるピアラの大ヒット作。

L三重スパイ Triple agent
(2003年/115分/35mm/カラー)
監督:エリック・ロメール(Eric Rohmer、1920〜)
主な作品:『緑の光線』『クレールの膝』
スペイン内戦が起こった1936年、ロシア帝政軍の将校が、ギリシャ人の妻と共にパリに亡命する。妻が隣人の共産党員と親交を深めている間、内密の任務を帯びた夫は頻繁に家を留守にする。夫はスパイであることは明かすが、誰のために働いているかは教えない。実話から創意を得たロメールのスパイ、裏切り、騙し、隠蔽に満ちあふれた痛快サスペンス劇。

M誰でもかまわない Le premier venu
(2007年/123分/35mm/カラー)
監督:ジャック・ドワイヨン(Jacques Doillon、1944〜)
主な作品:『ポネット』『ラ・ピラート』
人生に物足りなさを感じるブルジョワの娘カミーユは、誰でもかまわないから、愛情をささげることにする。その相手は、周囲と折り合いが付けられなく、長らく妻と娘と会っていないコスタ。カミーユに関心を持つのは、コスタの幼なじみで刑事のシリル。三人の思いがほとばしり、交錯する。躍動感にあふれた演技を引き出す演出が冴え渡るドワイヨンの最新作。

―上映プログラム―
9月 5日(金)13:00〜H  15:30〜F  18:15〜M
6日(土)10:30〜G  13:10〜J  15:40〜C  18:30〜I
7日(日)10:30〜E  13:10〜L  15:30〜座談会 18:00〜D
12日(金)11:15〜B  13:45〜K  16:35〜A 19:10〜G
13日(土)10:30〜D  13:10〜M  16:10〜H 18:30〜K
14日(日)10:30〜F  13:20〜B  15:45〜L 18:40〜C
15日(月・祝)10:30〜A  13:10〜I  15:40〜E  18:10〜J
各回入れ替え制、定員750名、開場は上映30分前です。
座談会は入場無料で、セルジュ・トゥビアナ(シネマテーク・フランセーズ館長)、蓮實重彦(映画評論家/元東京大学総長)、ジャック・ドワイヨン(映画監督)、青山真治(映画監督)の各氏が出席する予定です。
9月5日(金)18:15〜の上映前に開会式(約15分間)があります。

公式HP 
http://www.asahi.com/event/fr/?ref=recc

コメント(6)

  • [3] mixiユーザー

    2008年08月19日 23:34

    私も「曳き船」チケット購入しました
    今から楽しみ、ジャン・ギャバン

    映画館での映画鑑賞は久しぶり
    集中できるのが良い
mixiユーザー
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  • 2008年09月05日 (金)
  • 東京都 有楽町朝日ホールにて
  • 2008年09月04日 (木) 締切
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