DERRICK MAY 1980年代後半、デトロイトから世界へ向けて放たれた"STRINGS OF LIFE"は、新しい時代の幕開けを告げる名曲であった。自身のレーベルTRANSMATから"NUDO PHOTO"、"THE BEGINNING"、"ICON"、"BEYOND THE DANCE"等今でも色褪せ ない輝きを放つ数々の傑作を発表し、JUAN ATKINS、KEVIN SAUNDERSONと共にデトロイト・テクノのオリジネ―ターとして世界中のダンス・ミュージック・シーンに多大な影響を与えたDJ、DERRICK MAY。90年代前半まで多くの傑作を発表したデリック・メイであるが、レコード会社とのトラブル等もあり1992年以降はほとんど作品を発表せず、沈黙を守り続けている。しかし、DJとして絶大な人気を誇り、世界で最も多忙なDJの一人として活躍し、数々の伝説を残し続けている。シカゴ・ハウスのDJ RON HARDYに多大な影響を受けたその斬新なDJプレイはもはや唯一無二のも のであり、時代に流されることなく普遍的輝きを放ち、テクノ・ファンのみならず全てのダンス・ミュージック・ファンから絶大なる支持を得ている。ここ数年もデトロイト・テクノのドキュメンタリ―DVD"HIGH TECH SOUL”が発売され、新しい世代からも再び注目を集めている。また『鉄コン筋クリート』のサウンドトラックのリミックスを制作。長年彼の新作を待ち望んできたファンには最大のプレゼントになったであろう。世界中を旅していて日本でのプレイが最も好きだと語るDERRICK MAY、きっとまた素晴らしいプレイで僕らを感動させてくれるに違いない。