突然、襲ってきた。
　脳が、頭が、ちじむ、真っ暗になり、体総てが、ちじむ、思いだ。過去に、経験のない、痛さだ。特に、頭が！
　意識はあった。
ただ、何が起こっているのか、分からなかった。その時点で、脳梗塞の、知識なんか、何にもない。
　椅子に座って、テレビを見ながら、ブドウを食べていた。
突然、襲ってきた、痛み、恐怖心。
　椅子から、倒れた。
サウナの、休憩室。日曜日、午後、相撲取り、北の湖親方もいた。
直ぐに、救急車を呼んでくれた。
・何が、起きているんだ。・・どうしたんだ・・怖い。意識があるのに、何もできない。
声は出る。でも、何を言ったのかわからない。
　救急車の車内で、名前、住所、電話を、教えた。覚えている。病院に着くまで、覚えている。注射を打たれ、眠りについた。
起きた時，妻・子供２人・母・弟が・目に映った。何が起きたのか、分からなかった。

医師の診断を聞いた。
　脳梗塞です。右半身、手・足・動かないでしょう。初めて知った、結果だった。
リハビリに入った。関節、関節が、痛い。全ての、関節が、痛い。

僕は、この痛みを、克服した。自分から、痛みを、進んで、起こし、少しづつ、克服していった。　　脳梗塞・怖い病だ。…お酒が飲めない僕が、脳梗塞。？３親等の血縁者にも、脳梗塞者は、いない。血統でない。不摂生でもない。運・運・運だ。

脳梗塞の瞬間は、怖かった。