〜三浦和義氏に対する米当局の暴挙に、日本社会はなぜ怒らないのか〜
「無実のゴビンダさんを支える会」の会員である三浦和義さんが、2月22日サ
イパンで「逮捕」されてから、すでに半年以上が経過しました。
その間、拘置所に身柄を拘束されたまま、サイパンでは保釈請求をめぐる審
理（9月12日ロス移送決定・上告中）、ロスでは逮捕状が有効か無効かをめぐる
審理（9月6日結審、9月26日決定）が、延々と続いています。
日本で十数年にも及ぶ裁判（起訴有罪率99.9％！）の末に、最高裁で無罪が
確定した人（1000人に1人！）が、米警察により、もう一度、同じ罪状で「逮
捕」され、米国で裁判にかけられようとしている。こんな理不尽がなぜまかり
とおるのでしょうか？これほど重大な人権侵害や「一事不再理」を踏みにじる
暴挙が許されるなら、日本の裁判とは、いったい何なのでしょうか？
無実の人が、犯人視報道の末、晴れて裁判で無罪を勝ちとっても、なお「灰
色無罪」とか「ほんとはやってるんだ」と世間で噂されるのは、決して三浦さ
ん1人に限ったことではありません。これでは、警察・検察・裁判所・マスコ
ミは、決して反省などしないでしょう。
冤罪を再生産し続ける日本社会のありかたが、今、問われているのです。
講師： 山口正紀氏（ジャーナリスト）
日時： 2008 年11 月1 日（土）
午後１時半開場２時〜 5 時
会場： 港区立港勤労福祉会館・第1 洋室
JR 田町駅三田□下車､徒歩5 分
都営地下鉄三田駅下車､Ａ 7 出□すぐ左隣
参加費：500 円

地図
http://www.3710pic.com/mkf/web/map.html