開催終了8/1「Music for Piano4-19」を演奏するコンサート＠東京（河合拓始ピアノ）
詳細
2012年07月20日 23:46 更新
ジョン・ケージの1953年作曲のピアノ曲「Music for Piano 4-19」を演奏するコンサート(東京)のお知らせです。
ご存知のようにケージが偶然性の音楽を作曲しはじめて間もないころの連作ピアノ曲集です。紙のシミや不具合を観察することで楽譜を書いていった作品。鍵盤通常奏法のほか、ミュートとピツィカートの内部奏法が現れます。コンサートで聴ける機会は少ないかもしれません。
コンサート自体は、「ヘッセに寄せて〜老いと自然」と題したピアノソロコンサートで、サティその他の音楽を演奏し、朗読も含みます。
皆さまの御来聴をお待ちしています。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
＜河合拓始ピアノソロコンサート「ヘッセに寄せて〜老いと自然」＞
【日時】2012年８月１日（水）19:00開場 19:30開演
【出演】河合拓始（ピアノ、一部朗読も）
【会場】門仲天井ホール（東京都江東区門前仲町1-20-3-8F tel 03-3641-8275）http://
【演奏曲目】
エリック・サティ Erik Satie (1866-1925) 作曲
「夜想曲(全５曲)」(1919)
ジョン・ケージ John Cage (1912-1992) 作曲
「ピアノのための音楽 #4-19」(1953)
高田三郎 (1913-2000) 作曲
「前奏曲集」(1947) より
藤枝守 作曲
「植物文様第五集(全４曲)」(1996)
河合拓始 作曲
「ヘッセに寄せて」(全４曲)(2012)
「小さな歌」(詩:ヘッセ)(2012)
カエターノ・ヴェローゾ (1942-) 作詞作曲（編曲、日本語訳詞 河合拓始）
「老いた男 (O homem velho)」(1984)
「色彩 (Rai das cores)」(1989)
ヘルマン・ヘッセ (1877-1962) の詩文朗読
詩「老人とその両手」(1957)
散文「夏の終わり」(1926) より
詩「秋の雨」(1953)
散文「春の散歩」(1920) より
詩「小さな歌」(1960)
【入場料】予約3000円／当日3500円
※ご予約は colorrecords@gmail.com までお願いいたします。
【このコンサートについて】
後半生をスイスで過ごし畑仕事をしながら創作を展開した詩人へルマン・ヘッセ(1877-1962)が、年齢を重ねることをめぐって、またそれを四季の自然の変化に映し合わせるように、人生の折々の時期に書いた詩や散文。それらを縦糸に、40代後半にさしかかり東京から自然豊かな福岡県糸島に本拠を移したピアニスト河合拓始が構成演奏するコンサート。
不思議な簡素さで独特の晩年様式を示すサティの夜想曲集。植物の電位変化データを音に置き換え旋律を編み上げる藤枝守の植物文様曲集(第五集)。偶然性音楽(それもひとつの自然的音楽とも言える)に乗り出したころのケージのピアノ連作集Music for Piano 4-19。第二次大戦時に疎開先の長野で触れた自然を題材にした高田三郎の前奏曲集。ブラジルの作詞作曲家ヴェローゾが老齢と自然についての「老いた男」「色彩」。河合自身がヘッセにインスピレーションを受けての作曲「ヘッセに寄せて」。それらをヘッセの詩文の朗読を挟みつつ、循環する季節のように、四グループにわけてプログラム構成しています。
同じ創作年代、もしくは作(曲)家が同じ年齢の時期(たとえばケージ/藤枝/ヴェローゾがそれぞれ42歳ころ)という視点からも、プログラム相互に緩やかなネットワークを見つけることができるでしょう。
詩と音楽、クラシックと現代音楽、独仏米と日本・ブラジル、等々幅広い視野で、独自の芸術的観点から作り上げる、渾身のコンサートです。
【演奏者プロフィール】
河合拓始（かわい・たくじ）
ピアニスト。1963年神戸市生まれ。幼時よりクラシックピアノを学び、その後現代音楽に興味を持つ。1987年頃から即興演奏を始める。京都大学卒業後、1991年東京芸術大学大学院修士課程(音楽学専攻)修了。ライブハウス等で演奏活動を開始。即興音楽家としてソロやアンサンブルのほか様々なジャンルのアーティストと共働する。1998年頃から作曲も行なう。近年は現代音楽作品に再び取り組み、高橋悠治・松平頼暁・藤枝守・平石博一・J.ケージ・M.フェルドマン・G.シェルシなどを演奏する。CDにソロ「ジュエリー」「ピアノ・プラトー」「偶対と水」、すずえり・沢田穣治両氏との「Licentia Poetica」、秋山徹次氏との「Transition」などがある。2008年欧州演奏旅行。2011年ニューヨークでトイピアノ音楽祭参加。2012年、長年拠点としてきた東京から福岡県糸島市に居を移し、活動の場を広げている。
ウェブサイト http://
ご存知のようにケージが偶然性の音楽を作曲しはじめて間もないころの連作ピアノ曲集です。紙のシミや不具合を観察することで楽譜を書いていった作品。鍵盤通常奏法のほか、ミュートとピツィカートの内部奏法が現れます。コンサートで聴ける機会は少ないかもしれません。
コンサート自体は、「ヘッセに寄せて〜老いと自然」と題したピアノソロコンサートで、サティその他の音楽を演奏し、朗読も含みます。
皆さまの御来聴をお待ちしています。
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＜河合拓始ピアノソロコンサート「ヘッセに寄せて〜老いと自然」＞
【日時】2012年８月１日（水）19:00開場 19:30開演
【出演】河合拓始（ピアノ、一部朗読も）
【会場】門仲天井ホール（東京都江東区門前仲町1-20-3-8F tel 03-3641-8275）http://
【演奏曲目】
エリック・サティ Erik Satie (1866-1925) 作曲
「夜想曲(全５曲)」(1919)
ジョン・ケージ John Cage (1912-1992) 作曲
「ピアノのための音楽 #4-19」(1953)
高田三郎 (1913-2000) 作曲
「前奏曲集」(1947) より
藤枝守 作曲
「植物文様第五集(全４曲)」(1996)
河合拓始 作曲
「ヘッセに寄せて」(全４曲)(2012)
「小さな歌」(詩:ヘッセ)(2012)
カエターノ・ヴェローゾ (1942-) 作詞作曲（編曲、日本語訳詞 河合拓始）
「老いた男 (O homem velho)」(1984)
「色彩 (Rai das cores)」(1989)
ヘルマン・ヘッセ (1877-1962) の詩文朗読
詩「老人とその両手」(1957)
散文「夏の終わり」(1926) より
詩「秋の雨」(1953)
散文「春の散歩」(1920) より
詩「小さな歌」(1960)
【入場料】予約3000円／当日3500円
※ご予約は colorrecords@gmail.com までお願いいたします。
【このコンサートについて】
後半生をスイスで過ごし畑仕事をしながら創作を展開した詩人へルマン・ヘッセ(1877-1962)が、年齢を重ねることをめぐって、またそれを四季の自然の変化に映し合わせるように、人生の折々の時期に書いた詩や散文。それらを縦糸に、40代後半にさしかかり東京から自然豊かな福岡県糸島に本拠を移したピアニスト河合拓始が構成演奏するコンサート。
不思議な簡素さで独特の晩年様式を示すサティの夜想曲集。植物の電位変化データを音に置き換え旋律を編み上げる藤枝守の植物文様曲集(第五集)。偶然性音楽(それもひとつの自然的音楽とも言える)に乗り出したころのケージのピアノ連作集Music for Piano 4-19。第二次大戦時に疎開先の長野で触れた自然を題材にした高田三郎の前奏曲集。ブラジルの作詞作曲家ヴェローゾが老齢と自然についての「老いた男」「色彩」。河合自身がヘッセにインスピレーションを受けての作曲「ヘッセに寄せて」。それらをヘッセの詩文の朗読を挟みつつ、循環する季節のように、四グループにわけてプログラム構成しています。
同じ創作年代、もしくは作(曲)家が同じ年齢の時期(たとえばケージ/藤枝/ヴェローゾがそれぞれ42歳ころ)という視点からも、プログラム相互に緩やかなネットワークを見つけることができるでしょう。
詩と音楽、クラシックと現代音楽、独仏米と日本・ブラジル、等々幅広い視野で、独自の芸術的観点から作り上げる、渾身のコンサートです。
【演奏者プロフィール】
河合拓始（かわい・たくじ）
ピアニスト。1963年神戸市生まれ。幼時よりクラシックピアノを学び、その後現代音楽に興味を持つ。1987年頃から即興演奏を始める。京都大学卒業後、1991年東京芸術大学大学院修士課程(音楽学専攻)修了。ライブハウス等で演奏活動を開始。即興音楽家としてソロやアンサンブルのほか様々なジャンルのアーティストと共働する。1998年頃から作曲も行なう。近年は現代音楽作品に再び取り組み、高橋悠治・松平頼暁・藤枝守・平石博一・J.ケージ・M.フェルドマン・G.シェルシなどを演奏する。CDにソロ「ジュエリー」「ピアノ・プラトー」「偶対と水」、すずえり・沢田穣治両氏との「Licentia Poetica」、秋山徹次氏との「Transition」などがある。2008年欧州演奏旅行。2011年ニューヨークでトイピアノ音楽祭参加。2012年、長年拠点としてきた東京から福岡県糸島市に居を移し、活動の場を広げている。
ウェブサイト http://
コメント(1)
2012年07月20日 23:48
【プログラム演奏順序(予定)】
1 エリック・サティ「夜想曲第一番」
2 藤枝守「植物文様第五集A」
3 ヘルマン・ヘッセ「老人とその両手」（朗読）
4 ジョン・ケージ「ピアノのための音楽 #4-7」
5 高田三郎「前奏曲集第５曲"暮れてゆく山々"」
6 河合拓始「灰色の冬の日（ヘッセに寄せて１）」
7 エリック・サティ「夜想曲第二番」
8 ヘルマン・ヘッセ／河合拓始「小さな歌」（語り弾き）
9 カエターノ・ヴェローゾ「老いた男」（弾き歌い）
10 藤枝守「植物文様第五集B」
11 ジョン・ケージ「ピアノのための音楽 #8-11」
12 河合拓始「夏の終わり（ヘッセに寄せて２）」（朗読断片を含む）
13 エリック・サティ「夜想曲第三番」
14 藤枝守「植物文様第五集C」
15 カエターノ・ヴェローゾ「色彩」（語り弾き）
16 ジョン・ケージ「ピアノのための音楽 #12-15」
17a ヘルマン・ヘッセ「秋の雨」(朗読)
17b 河合拓始「秋の雨（ヘッセに寄せて３）」
18 高田三郎「前奏曲集第１曲"蒼き沼にて"」
19 エリック・サティ「夜想曲第四番」
20 藤枝守「植物文様第五集D」
21 ヘルマン・ヘッセ「春の散歩」（朗読）
22 河合拓始「春の散歩（ヘッセに寄せて４）」
23 ジョン・ケージ「ピアノのための音楽 #16-19」
24 エリック・サティ「夜想曲第五番」
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