大祓とは、人が生活を送っていくなかで知らず知らずに積もりいく罪穢れ（気枯れ）を人形（ひとがた）に託して祓い清め、詩（うた）を唱えながら茅の輪をくぐって災疫を除き、家運の繁栄を願う伝統的な神事です。


　古来、律令時代から人々は身を清めることによって
災難から守られると信じ、幸福を祈ってきました。


　これから迎える夏、そして、これからの半年間を健康で過ごせるように、また御魂の回復ができるように神様に祈ること、それが『夏越しの大祓』です。


　全国の各神社で行なっているようです。

　ちなみに、うちの近所の青島神社の場合は
　６月３０日の１６時より行なわれます。


宮崎市のシーガイア付近にある　『禊ぎ池』
は、黄泉の国から戻ってきた伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
が、禊ぎをしたところだといい伝えられています。


伊邪那岐命が禊ぎをした後に沢山の神様が生まれました。
その中でも三貴神といわれる
天照、スサノオ、月読(ﾂｸﾖﾐ)も
ここで生まれています。

この祓詞の中に出てくる

『筑紫の日向の橘　小戸の阿波岐原』は、

まさしくシーガイア近くの

江田神社　や　禊ぎ池　のあたりを指しています。


掛けまくも畏き　　カケマクモ　カシコキ

伊邪那岐大神　　　イザナギノオホカミ

筑紫の日向の橘　　ツクシノ　ヒムカノ　タチバナノ

小戸の阿波岐原に　ヲドノ　アハギハラニ

御禊祓へ給ひし時に　　ミソギハラヘ　タマヒシトキニ

生り坐せる　　　　　ナリマセル

祓戸の大神等　　　　ハラヘドノ　オホカミタチ

諸諸の禍事　　　　　モロモロノ　マガゴト

罪　穢有らむをば　　ツミ　ケガレアラムヲバ

祓へ給ひ　　　　　　ハラヘタマヒ

清め給へと白す事を　キヨメタマヘト　マヲスコトヲ

聞こし食せと　　　　キコシメセト

恐み恐みも白す　　　カシコミカシコミモマヲス


明日は、
現段階(6月29日)では、完全なる終息をしたとは言えない状態である口蹄疫の撲滅と終息祈願を真剣に行い続けたいと思います。


また、祈りとは、清い心で願えば、神社にお参り出来なくても神様に届くはず。

現場で懸命に活動されている方々の事や犠牲になった牛さん、豚さんの事を思えば、祈るだけではどうにもならない事もあるかもしれません。

それでも、『祈りの科学』を信じたいと思います。


宮崎には神話がある。

宮崎には光がある。

宮崎には愛がある。