ジャーナリスト、ラジオ番組のプロデューサー、そして作家であるロール・アドレールは、大手出版社、モーリス・ナドーの創設者への敬愛をこめたバイオグラフィー、『Le Chemin de la vie, Maurice Nadeau(人生の道のり、モーリス・ナドー)』(verdier社)を今年フランスで出版しました。今年100歳を迎えるナドーが1966年に刊行した「La Quinzaine littéraire」誌は、今では最も信頼されている文学誌の一つとして知られています。ガストン・ガリマール、アンドレ・ジッドそしてジャン・シュランベルジェによって創設されたもう一つの大手出版社ガリマールもまた、設立から100年が経ちます。今日、ガリマールから出版されている本は40000タイトルを超え、フランスおよび外国の大作家達の作品を出版しています。 彼らの歴史は偶然にも20世紀の知識人たちの歴史と重なるものです。アドレールと共に、怪物的な規模を誇るフランスの二つの出版社、ガリマールとナドーの世界を訪れてみましょう。