mixiで趣味の話をしよう

mixiコミュニティには270万を超える趣味コミュニティがあるよ
ログインもしくは登録をして同じ趣味の人と出会おう♪

開催終了「 第3回 民族誌映像作品を見る会 」

詳細

2007年06月19日 20:21 更新


日本映像民俗学の会 関西研究会へのご案内

「 第3回 民族誌映像作品を見る会 」
会 場 :「人・まち交流館 京都」3階 第5会議室
日 時 : 7月16日 月曜日(祝日)
午前10時から午後9時30分まで
開場:午前10時から、開始:午前10時15分から

今回、上映する民族誌映画は学術映画です。既存の劇映画やドキュメンタリー映画のようにエンターティメント作品ではありません。しかし私たちには、学術映画を系統立てて鑑賞する機会はめったにありませんので、知的関心をお持ちの市民ご各位にはお誘いあわせの上で奮ってご参加くださることを呼びかけています。

【 ジョン・マーシャルの世界 ? 】
2002年に制作されたジョン・マーシャルの『 A Kalahari Family 』は、5部の作品で構成される6時間に及ぶドキュメンタリー作品である。マーシャル一家とナイナイのジュンクワシ、コマ(1911-1988)の家族との半世紀にわたる関わりが記録されている。私たちはこの6時間分の5部作を、終日かけて一挙に上映する。

5.『 A Kalahari Family 』 
 かつてジョン・マーシャルが自立した狩猟採集民とみなしていたジュンクワシの一拡大家族は、ジョンが退去させられた1年後、南アフリカ政府はナイナイを占拠し、チンクイに駐屯地を建てたことにより、追放、保留地での拘束、戦闘による混乱状態などを体験することになる。ついで、ナミビアの独立、アパルトヘルト法の終焉を迎えて、ジュンクワシたちは農民共同体の建設や伝統的土地に対する要求などと戦うことになる。

10:15-12:00  ?『 part-1 Far Country 』  2002年 84分
1951年マーシャル一家は、カラハリ砂漠のブシュマンの生活調査に乗り出す。一週間に及ぶ悪路の旅の後、ナイナイでコマと彼の仲間と出会う。かくて半世紀に及ぶジュンクワシとマーシャル一家との付き合いが始まった。

13:00-14:00 ?『 part-2 End of the Road 』2002年 54分
1978年 ジョン・マーシャルは、20年を経過し、コマとウゥの家族と再会した。他のジュンクワシと同様に彼らは、南西アフリカ領を統治する南アが設立した町チュンクイにいた。彼らは水・仕事やより良い生活を求めて移住したのだが、チュンクイでは、周辺の資源が枯渇し、ジュンクワシは、政府支給のコーンミールとまかない仕事に依存した生活するようになっていた。

14:30-15:30 ?『 part-3 The real Water 』 2002年 54分
1883年 ジュンクワシのチュンクイからの離脱が進んだ。三つの農民村が形成され、搾乳し、家畜を飼育した。だが、育ち始めた村は、新しい脅威に対面した。自然保護省が、ジュンクワシの土地に動物保護区(game reserve)を作る構想を打ち出した。動物保護区では、家畜の飼育と菜園が禁じられ、自然人”Bushman”として、観光客のために、皮を着て、野生植物を採集し、狩猟することが奨励される。この「本物の水」は、伝統的土地に対する権利を主張するジュンクワシの10年間の努力を描く。

16:00-18:00 ?『 part-4 Standing Tall 』 2002年 54分
1989年 20年の植民統治後、南西アフリカはナミビヤとして独立を目指していた。28の農民共同体が形成されていた。だが、ナイナイの伝統的な土地に対する法的な権利は問題を残していた。農民組合協議会は、土地を持たないジュンクワシに、伝統的土地を分与し、東ブシュマンランドを占拠する住民を増やし、力を増加することにした。「堂々と立つ」は、ジュンクワシの農民組合が、白人農場地帯(ゴバビス)やヘロロ人の居住地(ヘロロランド)を訪ね、親戚を探し、ナイナイに再移住し農園を造る支援をする努力を示す。

19:00-21:00 ?『 part-5 Death by Myth 』 2002年 84分
1992年ナミビヤ独立に伴い、ジュンクワシに対する未曾有の国際援助が起こった。NNDFNによれば、ナイナイだけに1988から1999に、発展を支援に2百万ドルが使用された
住民は、発展財団が農民を支援しなくなったことに抗議する。「神話による死」は、農園支援から野性動物管理と文化観光への政策転換を記録している。ジョン・マーシャルとジュンクワシが農園支援に向けた再結集を進めていくが、他方「ブシュマン神話」の力を目撃させられる。この神話―ジュンクワシは生まれつきの狩人で、自然と調和して生存する独特の能力を持つという信仰―は、経済を変え、自ら生存するジュンクワシの人間性を否定する。
この5部作のシリーズで、ジョン・マーシャルは自らが招いた「原始的な狩猟採集民ブッシュマン」というステレオタイプの打破に挑み、ジュンクワシたちが実施している発展計画を描こうと努めている。2004年4月、ジョン・マーシャルは胃がんで帰らぬ人となる。
午後9:30までに催しを完了し、会場を明け渡したいと考えています。
上映会場へのアクシス

ひと・まち交流館 京都



バス 市バス17,205号系統「河原町正面」下車
電車 京阪電車「五条」下車 徒歩8分
地下鉄烏丸線「五条」下車 徒歩10分
立体駐車場 最初の1時間400円、以後30分ごとに200円


〒600-8127
京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1
(河原町五条下る東側)
TEL:075-354-8711  FAX:075-354-8712
E-mail:hitomachi.info@hitomachi-kyoto.jp


9月以降の上映作品予告
第4回 日時未定 【 ティモシー・アッシュの世界 ? 】
1. アッシュのヤノマモシリーズ−1
? 『 The Ax Fight 』 1971年 30分
? 『 The Feast 』 1968年  29分
2. アッシュのヤノマモシリーズ−2
? 『 Magical Death 』 1971年  28分
? 『 Bride Service 』 10分
? 『 A Father Washes his Children 』 1904年  15分
? 『 A man and his wife weave a hammoch 』1975年  15分

10月以降の上映作品予告
第5回 日時未定 【 ティモシー・アッシュの世界 ? 】
3. バリ島の霊媒シリーズ−1
? 『 A Balinese Trance Séance 』 1972年  30分
? 『 Joro on Joro 』 1981年  17分
? 『 The Medium is the Masseuse 』 1983年  30分
4. バリ島の霊媒シリーズ−2
? 『 Joro Takapan 』 1983年  25分
? 『 Releasing the Sprits 』 1991年  43分

当研究会の実現には、我らの日本映像民俗学の会代表であり、駒沢女子大学教授である牛島巌先生のお力添えにより叶いましたことを、感謝を込めてご報告しておきます。 

《お問い合わせ先》 世話人 多比良建夫
604-0082 京都市中京区西洞院通夷川上る毘沙門町397-2
二条城東グランドハイツ401
TEL/FAX 075-213-4640
携帯電話 090-2119-4949
E-mail tahira@gold.ocn.ne.jp


 日本映像民俗学の会事務局 担当:北村皆雄
  〒160-0014 東京都新宿区内藤町1-10―201
    Tel 03-3352-2291  Fax 03-3352-2293
            E-mail info@jefs.org
                            

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!
  • 2007年07月16日 (月)
  • 京都府
  • 2007年07月16日 (月) 締切
  • イベントに参加する
  • 気になる!
参加者
1人