今年もお月見がやってきます。
仲秋（中秋）の名月、つまり
旧暦八月十五日のお月様ですが、今年は
１０月３日（土）にあたります。

上の暦によれば、八月十六日（10月4日）が【望】、つまり
完全な満々月のように書いてありますよね。

よく見ると【望】の時刻が10月4日の１５：１０。
つまり4日の月の出前に、太陽と地球と月が真っ直ぐに並ぶ瞬間が
あるわけです。

3日の時点ではまだ真ん丸【望】ではありません。
それでも名月なんです。
完全な真ん丸でなくてもいいんです。

実を言いますと、10月4日の１５：１０という時刻は、
旧暦の時代ならば、
八月十五日の終わりころなのです。

旧暦の時代は、日没が日付変更点でした。
日没とほぼ同時に十五夜の月が昇り、夜半を過ぎても十五夜で、
日の出の頃に月は西に沈みます。
日の出とともに十五日の後半が始まり、
日没までは十五日なのです。

だから、10月4日の午後３時１０分という時点は
実は旧暦ではまだ八月十六日にはなってなくて
まだ十五日なのです。
だから本来は十五夜が【望】なのです。

もちろん、月と地球の関係もいろいろ微妙ですから
旧暦でも十六夜が【望】のことはありますよ。

とにかく西暦では、旧暦よりほぼ１８時間くらい早く
日付が変わってしまうということです。

仲秋の名月は、
芋名月といって、お団子のほかに
里芋をお供えしたりしますね。

10月30日は、旧暦九月十三日にあたり、
十三夜のお月見。
こちらは、豆や栗などをお供えするんで
豆名月、栗目月などとも呼ばれます。

ことしの10月は二度のお月見が楽しめます。

さて、
風絃トリオ〈空〉では、仲秋の名月の晩、
名作童謡《月の沙漠》発祥の地、千葉県に赴いて公演。

千葉市美浜区の、美浜文化ホール【音楽ホール】で
仲秋の名月のコンサート　を開催します。

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風絃トリオ空（くう） ＆真奈
仲秋の名月のコンサート
地球の風ライヴ in千葉

音の惑星（ほし）、風の旋律（うた）
予定曲
♪月の沙漠幻想★佐々木すぐる
♪組曲《風の谷のナウシカ》★久石譲
♪瑠璃色の地球★平井夏美（松田聖子の歌）
♪ワルツ《美しく青きドナウに》★ヨハン・シュトラウス２世
♪コンドルは飛んで行く★D.A.ロブレス／ペルー
♪涙とほほえみ★アルゼンチン・ワルツ
♪宮澤賢治『銀河鉄道の夜』〜白鳥の停車場★藤平慎太郎
♪リムジンガン［イムジン河］★高宗漢／コリア
♪空［そら］★スペイン民謡
♪チムチムチェリー★R.シャーマン
♪ピカピカ［きみの影になりたい］★作者不詳／ベネズエラ・ワルツ
♪アルハンブラの思い出［ギター独奏］★タレガ
♪黄色い村の門★アイルランド民謡
♪『のはらうた』から１０篇★工藤直子・詩／田中えりか・曲／ 佐藤秋子・振付
ほか

１０月３日（土）仲秋の名月　
午後７：００開演
千葉市美浜文化ホール 音楽ホール（152席）
千葉市美浜区真砂５−１５―２
ＪＲ京葉線・検見川浜駅より徒歩８分
前売券
大人￥２５００（当日券\2800）
学生￥１７００（当日券\2000）

お申込み先（電話、ＦＡＸ共通）／お問合せ
（０３）３９７７―６６３１ 地球音楽工房 八木
quena-y@sirius.ocn.ne.jp

千葉で地球音楽を楽しむ会（千葉）
風絃トリオ〈空〉

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工藤直子詩集『のはらうた』から
お月様が登場する、こんな詩（うた）どうですか？


ひかるまんげつ
　　　　　　　　　　つき としこ
まだかなと　みんなどきどき
のはらでは　つきまつこころ
みちみちて　そらをみあげる

こねずみは　ひげを　ぴこぴこ
こだぬきは　しっぽのていれ
こうさぎは　たんたかおどり
こぎつねは　でんぐりがえる

しらぬまに　ひがしのそらが
ほんのりと　ひかりはじめて
しずしずと　のぼるつきかげ
いちめんに　のはらをてらす
こよい　ひかる　まんげつ



めがさめた
　　　　　　　やまばと ひとみ
おつきさま
わたしは　いま
かきのきの　てっぺんで
ひとりです
あそびに　きてください

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千葉県の御宿海岸を舞台にした、名作童謡
《月の沙漠》を、風絃トリオ〈空〉のアレンジで
《月の沙漠幻想》のタイトルでお送りします。
月の沙漠研究↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1255152784&owner_id=6642689&org_id=1255492913