へんてこなうた。

子供というのは歌づくりの名人です
あんなこと、こんなこと、なんでもないこと、とんでもないこと、
なんでも歌にしてしまふ。

そして、

「わお！今のステキ！も一度歌って！」

なんてリクエストしても、同じ歌は二度と歌えない（笑）。

うちの子も今までに沢山の自作の歌を
誰かに聴かせるつもりでもなく、ひとり言のように、
またある時はワンマンライブで歌ってきました。

その中で二つだけ“歌詞（？！）”を書きとめたものがあるので
その時の子供の歌い方のニュアンスを大事にしながら
紹介させて頂きます

あ、いづれもタイトルはついておりません。





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　（祖父のウクレレを出鱈目にかき鳴らしながら）


　スイカは えらいよぉ〜

　スイカは おふろにはいるぅ〜

　ぷかん　ぷかん　ぽかん　ぽかん

　じゃかじゃかじゃかじゃかじゃん！

　たっく〜ん、パーンチ！！



　バナナは えらいよぉ〜

　バナナは はをみがくぅ〜

　もやん　もにゃん　にやん　むにゃん

　じゃかじゃかじゃかじゃかじゃん！

　たっく〜ん、パーンチ！！



　イチゴは かわいそう〜

　イチゴは かわいそうだよぉ〜

　……。

　イチゴは、 おじさんに、 たべられた…

　ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャン！

　たっく〜ん、パーーーーーーンチッ！！！





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たまたまそこに居合わせ、この歌を聞いた私の姉がひとこと…

「そっかぁ。イチゴはきっと、
　可愛いおねいさんに食べてもらいたかったんだねぇ。」

なるほど。




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（さらりとひとり言を言うように）


　おさら、

　おしり、

　まもれ、

　まもる、

　世界は神さまによってつくられた〜




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う〜ん、シュールだ…
う〜む、哲学的だ…

なんて考えるのはきっと、大人の愚行なんでしょうね（笑）

人間の思惑とは全く関係なしに
　　　　　　地球が廻りつづけるように、

大人の思考回路なぞ意に介さずに
　　　　　　世界の子供は歌うんでしょうね（笑）。