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2008年09月13日03:51

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善意だけでは子どもが救えない歯がゆさ。

ども!!最近のマイブームは「プリズンブレイク」な
ルイですわーい(嬉しい顔)一日平均約5分という、全部見るのに、
何年間かかるんだっていうペースで見ていますあせあせ


件名は、、、、、、

最近本当によく思うことですがく〜(落胆した顔)



子どもたちを助けたいと思う人

学校に行けない子どもをなんとかしたいと思う人

「闇の子供たち」に出てきたような子どもを
助けたいと思う人

私にできることがあればと、募金する人

毎日必ずクリック募金する人



僕は本当に素敵だなって思うし

こういう人がもっと増えれば、世界は
変わっていくと思っていますわーい(嬉しい顔)


ただ、それをあざ笑うかのように

「善意だけでは、子どもを救えない」という


どうにもならない現実が
あるんですよねたらーっ(汗)



exclamation & questionわけわかんねえ!!


と思った方のために

今日は
小難しい言葉は一切使わず、日本昔話風に

いつまでたっても「3秒に一人、子どもが死ぬ」という
悲惨な現状が解決しない原因をお伝えしようと思います

3分で読めるように作成しましたわーい(嬉しい顔)

かなりざっくりですので、細かなツッコミはしないでください 笑




昔昔あるところに



性悪なたぬきさんと

心の優しいくまさんと

おばちゃんが

いました。


たぬき「この、くそ熊があ!!リラックマとか
ぷーとかでメジャーになりやがって、むかつくから
ぼこぼこにしてやる!」

くま「や、やめてよ〜。リラックマとプーさんは
僕と関係ないよ〜」

たぬき「くちごたえする気か!!お前がもってる金も
よこしやがれ!!」

くま「ううあせあせ(飛び散る汗)俺がいったいなにしたっていうんだあせあせ(飛び散る汗)


たぬきさんにお金もまきあげられ、
暴力も受けたくまさんはとぼとぼと帰宅しました

すると

おばちゃん「あらあら!!くまちゃんどうしたの!?
ひどい傷ね。私のうちにきなさいわーい(嬉しい顔)ケガの手当てを
してあげるわ」

くま「おばちゃ〜ん泣き顔ありがとうございます泣き顔

おばちゃん「いいのよ、いいのよ。ほら、よかったらご飯も
一緒に食べましょうわーい(嬉しい顔)


こうして、優しいおばちゃんに傷の手当を受けた
くまさんは、幸せに暮らしましたとさ めでたしめでたし


ではなかったのですげっそり


たぬき「この、くそ熊!!今日もぼこぼこにしてやる
なんで、ヒットキャラクターは熊ばっかりなんだ!
こうしてやる!!たぬき万歳!!」

くま「うう、ひどい。理不尽だ。」


たぬきさんは、毎日毎日、くまさんを
いじめました

くまさんが一日頑張って働いて稼いだお金をまきあげ
ては、ぼこぼこにする

それを延々と毎日毎日、続けました


そして、体中ひどい傷をおったくまさんに
おばちゃんは毎日毎日、「傷の手当」をしてあげました





はい!!ここで、この物語は一時中断です


ここで、みなさんにご質問ですわーい(嬉しい顔)

あなたが、おばちゃんの立場ならどんな行動をしますか??

よ〜く考えてくださいねわーい(嬉しい顔)

正解をコメントしてくれた方は、もれなく
「漫画でわかる貧困の仕組み」をプレゼント!












解答編 ヒント

おそらく、大半の人が、「たぬきをどうにかして、くまさんが
いじめられない状況」にする。という答えではないでしょうか?

普通の人なら、そう考えると思います


傷の手当だけしていても、根本的な解決には
なりませんし、実際、くまさんは毎日毎日ぼこぼこに
されてしまっています

普通に考えれば、たぬきをどうにかしないと、ダメじゃん!!


という答えになりますよね??


さて、こっからが本題です


これは日本昔話だから、とても状況がわかりやすく

ぱっと読んだだけで、
くまさんが苦しむ根本的な原因が<strong>「たぬき」</strong>に

あることは一目瞭然です


しかし、児童労働、ストリートチルドレン、児童買春
HIV/HIDS、貧困などで苦しむ子どもたちを取り巻く状況に
なると
<strong>日本人の多くが、この物語ででてきたような
「おばちゃん」と同じ行動を取ってしまいます</strong>



ここまでお話すると、わかるかと思いますが

この日本昔話風のストーリーに出てくる
くま、たぬき、おばちゃんは、現実世界の
モノや現象、人物を表現しております


くま→児童労働やストリートチルドレンなどの要因で
苦しんでいる子どもたち

おばちゃん→私たち


さて、ここでもっかいご質問

「たぬき」はいったいなにを表現しているかと思いますか?

物語では、たぬきをこらしめれば、めでたしめでたしかも
しれませんが、現実世界のたぬきは

ほんとにうんざりするほど、やっかいなんですよね


ざっくり言うと、たぬきは「貧困を生み出す根本的な原因」なわけ
なんですが

これがどんだけ、やっかいかと言うと

例えば、2006年の一年間に、日本のユニセフ募金で
集まったお金は
170億円です。

すごいですね、まさにいろんな人の協力があって集まったお金かと
思います


でも、

シエラレオネやアフガニスタンなど、ほんとにヤバイほど
きつい状況にある国々51カ国が、
本来なら、教育や医療など、女性や子どものために使うお金を
あとまわしにしてまで、先進諸国に支払ったお金

2006年のたった一年間で

3兆6540億円

なんとびっくり、つまり、1日に100億円払っている状況です。

これではユニセフ募金が2日で消滅してしまいます。


わけがわからないですよね?

ほんとアホみたいな話ですが、現実のお話で、

この問題を「累積債務」とか
海外なんかでは「忌むべき債務、汚い債務」などと呼びます。


これは先進諸国と呼ばれる国々が(もちろん日本も)
アフリカ
東南アジア
ラテンアメリカ

を経済的に支配するために作り出した「仕組み」です

これのせいで、子どもたちは笑顔を奪われ
たくさんの方々の善意が消されてしまっているのです


この問題についてもっと知りたい方は

できるかぎりわかりやすく、こちらのコミュニティーで
説明しております
→「子どもの笑顔を奪う貧困の仕組み」
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3167306



参考文献・資料を最後に紹介しましたわーい(嬉しい顔)

いろいろ紹介しており、内容もそれぞれで
違います、貧困の仕組みについて、もっと知りたいexclamation ×2
と思った方は、一番最初に紹介している本を読むといいと思います


追伸1
答えは、「傷の手当をすると
同時に、たぬきのこともなんとかする」
でしたexclamation ×2

募金や学校建設、医療建設はとても大事ですexclamation ×2

今まさに、この瞬間苦しんでいる子どもたちは
やまほどいるからです

また
「一人を救出できても、仕組みを変えなければ
新たな犠牲者が出るだけだ」
という名ゼリフが「闇の子供たち」にでてきたように

それと同時に、根本的な原因も
解決していかなくてはいけません

どちらか一方だけではいけないってことですよね

そして、そしてexclamation ×2
いま、世界中が、この貧困の仕組みを
変えようexclamation ×2

と動き出していますexclamation ×2

国連と、世界最大の貧困をなくすネットワークである
GCAPという団体が主導で、10月に

世界最大の貧困をなくすキャンペーン
があるのですが
これは、職場や家、公園などなど場所を選ばずに
手軽に誰にでもできるアクションですexclamation ×2

ぜひご参加をわーい(嬉しい顔)

詳しくは、ウェブサイトを更新しだい、すぐに
お知らせしますので、まずはこちらのコミュニティーに
参加してください→http://mixi.jp/view_community.pl?id=2626911
(去年のものですが、すぐに2008年度版に
変更いたします)


追伸2
最近、栃木・群馬によく行きますわーい(嬉しい顔)

貧困の仕組みについて、理解し、協力してくれる
仲間と一緒に、小難しい経済用語を使わずに
「貧困の仕組み」がよくわかる本の原稿を
作成しているからです

「貧困の仕組み」である「累積債務」は小難しく
なかなか理解してもらえないうえに、直接子どもと
関わるというわけではない、あまり人がやりたがらない
ものなんだけど、休日を返上して徹夜で協力してくれる
仲間がいて本当に嬉しい泣き顔

あやことやなぎ本当にありがとうね泣き顔


追伸3
帰りの電車の中での心の叫びです
最新刊を買った人はわかるかと思います

レえええええええええええええんげっそりげっそりげっそり

今後どうなるんやろ、、、、、。




参考資料・文献

・世界の貧困をなくすための50の質問―途上国債務と私たち


・マイケル・ゴールドマン
『緑の帝国―世界銀行とグリーン・ネオリベラリズム』
―途上国債務と私たち

・エコノミック・ヒットマン
〜 途上国を食い物にするアメリカ 〜

・世界を不幸にしたグローバリズムの正体
ジョセフ・E. スティグリッツ、

・世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す
ジョセフ・E. スティグリッツ、

・カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本
世界経済編

・ブランドなんか、いらない―搾取で巨大化する大企業の非情

・世界ブランド企業黒書―人と地球を食い物にする多国籍企業

・コーヒー、カカオ、米、綿花、コショウの暗黒物語―生産者を死に追いやるグローバル経済

・フランサフリック―アフリカを食いものにするフランス

・徹底検証 ニッポンのODA

・図解で入門!よくわかる貿易の実務―輸出・輸入のしくみから書類手続きまで

・世界貿易体制の法と経済

・国連開発計画(UNDP) 人間開発報告書〈2005〉―岐路に立つ国際協力:不平等な世界での援助、貿易、安全保障

文中のデータは
World Bank Global Development Financeおよび
ユニセフ年次報告を参考にしました




参考ウェブサイト
ジュビリー九州
http://jubilee.npgo.jp/

北沢洋子 Debt Net通信
http://www.jca.apc.org/~kitazawa/








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