●ランボー 最後の戦場 (2008年 米)
John Rambo
シルベスター・スタローン 監督
マシュー・マースデン
グレアム・マクタビッシュ
レイ・ガイエゴス
ティム・カン
ジェイク・ラ・ボッツ
ジュリー・ベンツ
◆物語(gooより転載)
タイ北部の山の中で孤独な日々を送っているジョン・ランボーのもとに、少数民族を支援するキリスト教支援団体の女性・サラが彼の前に現れる。彼らは軍事独裁政権による迫害が続く隣国ミャンマーの窮状を憂い、医療品を届けようとしていた。その情熱に打たれ、頼みを受けて目的地の村まで送り届けるランボー。しかし本拠地に戻った彼に届いたのは、サラたちが軍に拉致されたとの報せ。救出のために雇われた最新装備に身を固めた傭兵部隊5人に、手製のナイフと、弓矢を手にした一人の戦士が加わる。戦場への帰還を決意したランボーだった…!
◆黒感想。
うーん。これもまたグロだ。最近グロ引く確率多いなぁ。
真面目に戦闘を撮ろうとしたら、手足が飛ぶ、首ちょんぱ、内臓飛び出す、腐る死体の描写は当然っちゃ当然何だけど。ランボーって、娯楽作品じゃなかったっけ? ここまで目を背けたくなるような描写をして何になる…?
目を背けたくなるのは、ストーリーも同じで。さらっと表面上を見るなら、この作品は一本調子のアクション物。善悪がはっきり分かれていて、最後は善が悪を倒してハッピーエンド。
でも。よーくみると、「現実は、映画のように単純なもんじゃない」というメッセージが伝わってきたりします。
「残虐非道のミャンマー軍事政権に虐げられている民衆に、薬品を届ける民間ボランティア」は、そりゃ非の打ち所のない「善」だ。でも、薬を届けたついでに、キリスト教の教えまで届けてる。その土地にはその土地に合った宗教ってものがあろうに。ボランティアはボランティアで、宗教を使った「侵略」をしてるのだ。わざわざ宣教師が聖書を読み聞かせるシーンなんかも入れたりしてる。
じゃ、民衆は宗教の力で救われたのかというと、いやいや、最終的に彼らを救ったのは反乱軍、つまり武器と暴力。じゃあじゃあ、武器をなくせば、あるいは非暴力を貫けば流血は収まる? とんでもない。武器と暴力を否定し続けた宣教師が、最後は石で軍人を殴り殺してる。殴り殺したあと、感動的な音楽を流して仲間との再会を喜び合ってる。スタローンは何を描きたかったんだろう? 軍や武器や宗教をなくしても、結局は争いは収まらないってことか?
誰も救われないこの映画で、最後の最後に「救われた」って顔で歩く男がいる。こんな幕引きでいいんだろうか。
グロいんで、覚悟をもって鑑賞してください。普通の娯楽映画だと思うと痛い目にあうかも。
◆重箱の隅。
ランボーが戦場に復帰する過程があまりに簡単に流されてる。20年も隠れてた男がそんなに簡単に動くものか? そこも深読みしてくれ、という意味だろうか。
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