mixiユーザー(id:205863)

2006年01月10日23:20

4 view

絵と散財の話(長い)

昨日の話。

天保山のミュシャ展は3連休の間、先着1000名様にフィギュアプレゼントだってさー♪と連絡しておいたら、待ち合わせは9時。うえ?梯子にしちゃあ遅くねぇ?まーとりあえず先着だしねぇ、後回しよりいいでしょう。と向かってみれば、開場は10:30。あらまぁ!まだ40分近く時間空いちゃったよう。

10時から開いていた海遊館のお土産屋さんで時間を潰す。ぬいぐるみで遊んでいたら、あっという間に時間が経ってしまう。ミズクラゲの絵葉書を購入。るるん。

ミュシャは何度目だろう?アールヌーボー物に添え物として出してる時もあるものねぇ。今回、何が何でも!と意気込んだのは、大巡回展というのもあるけど、フィギュア目当て。発売から時間経っちゃって、海洋堂のショップサイトからも外れてるわ、大阪ホビーロビーは閉店しちゃってるわ、ここで買えなきゃえらいこっちゃ。

と、ミュシャの晩年の作品目当て。『ボヘミアの唄』が見られるぅ♪ポスターの作品よりも、アメリカ滞在〜チェコに戻ってからの作品に、とみに惹かれるようになってきたので。

会場にきてみれば、列作って開場待ち。どひ。んなパチンコの開店ぢゃあるまいしー!そんなにフィギュアが欲しいのかぁ!?それとも祝日ならではなんだろうか。この列が一度に入ったら…予想通りの混み混み。うえーん。

ツレが、ひとつひとつ丁寧に人波に添って鑑賞してるのを、ほったらかして空いてる先にひとっ飛び〜☆だって、見慣れてるも〜ん。リトグラフのポスター類は図録でも遜色なく色柄出るしね。実物の有難みは大きさだけだも〜ん。って、ホンマにファンかいな。

おおおおお!先に進んだら『百合の聖母」が!見たかったんだー!

どうも去年の新・日曜美術館でやってたミュシャ特集は、この展覧会向けに作られてたみたい。とりあげてた絵が一緒だ。と、いう事は「スラブ叙事史」も!?と期待するも、習作だけ。そらまぁそうか、6×8メートルは持ってこれないか、ははは。

『ボヘミアの唄』と『百合の聖母』を、いったりきたりしながらツレを待つも、まぁだ廻ってこない。はた、と気付いて最後のお土産コーナーに走る。フィギュアと図録げっとぉ!プレゼントに貰った分は、ツレにあげましゃうと開けてみれば『ラ・ナチュール』!!!

これが欲しかったのー!初めて大規模な展覧会で見た時に「持って帰るぅぅぅぅ」とケースにへばりついて一目惚れした彫像がフィギュアに!だもん。やめとこかな、あげるの。うそ、ちゃんと譲りました。箱買いしてるからねぇ、コレもちゃんとあるってば。

アンタ今日梯子するんでしょ!とツレを追い立てるも「ん〜」と見惚れてる。まぁいっか、と『百合の聖母』の前に置いてあったソファーでゆったり鑑賞。わぁい、特等席だぁ。

とてもとても幽玄な絵。ミュシャの描く女性は、とても意志が強そう、でも清しい。沢山の百合の配置や聖母の髪や衣装の流れに、デザインをやってた人ならではの視点の誘導が見られる。それが嫌味なく画面を整える。

ミュシャの描く女性は私の憧れ。柔らかなの身体の線と優雅な仕草。

今回、数を沢山見られて気付いた事。身体や顔や表情だけが憧れじゃなかった!衣装もだ!フリルもギャザーも可愛いと思うけど、なにがなんったってドレープ。なんでこう、てれ〜んとしたワンピースや<strong>ずるずるべったん</strong>で<strong>ゆるゆるだぼだぼ</strong>の服ばかりを好んで着てしまうんだろう???と思い返せば、どうもドレープが自然に出るのが好きみたい、だと。わざと寄せるのではなく、自然に寄って出来る服の皺や、流れ乱れる髪にウットリと。うーむ。

ロココっぽい服は、ロリさん達のお陰で普及しているみたいだけど、こういうのはなー、売ってないぞーorz ツレに話したら「シーツ巻いとけば?」うううう、それでは外に出れねーよっ!恐ろしいかな、思春期の刷り込み。こんな処に原点があるだなんてねぇ。

長くなったので、フェルメールは次いこー次。
0 3

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2006年01月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031