mixiユーザー(id:66782)

2005年01月23日23:29

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ハッシー降臨!!!

珍しく早起きする(10:00くらいやけど)。ここのところ全然見ていない「NHK杯テレビ将棋トーナメント(http://www.nhk.or.jp/goshogi/shogitou/)」を見てみようとテレビをつけると、なんとなんと偶然にも「羽生善治王位・王座VS橋本崇載四段」だよ!将棋の神様の思し召しとしか思えん!!橋本四段は先日の同番組での強烈なヘアスタイルとファッションで、「2ちゃんねる」を中心に(将棋を知らない香具師にまで)大ブレイクしている棋士である。本日の放送時にも実況版がバシバシ立つなど大フィーバーだったらしい。
(参考リンク1:http://vipper.info/index.php?%BE%AD%B4%FD%B3%A6%A4%CB%BF%B7%A4%BF%A4%CA%A5%B9%A5%BF%A1%BC%C3%C2%C0%B8
(参考リンク2:http://game9.2ch.net/test/read.cgi/bgame/1103557527/
対する羽生善治王位・王座は説明するまでもない、かつて将棋界の7大タイトルを制覇した将棋界の第一人者である。両者はこれが初手合いであり、この対局の歴史的意義?が分かろうというものだ。
戦形は先手・羽生の松尾流居飛車穴熊VS後手・橋本の四間飛車端歩位取り穴熊というモダーンな一局。左図は
▲2四歩
△同歩
▲3四歩
△同歩
▲3五角
と先手が仕掛けた手に対して後手が△4四角とぶつけた所。普通は△3二飛と回っておくところである。この後、先手は▲同角と取らざるを得ず、△同飛となってみると振り飛車が軽いと解説の藤井九段も言っていた。新しい手筋を覚えて満足!
しかし羽生先生は恐ろしかった。
(左図からの手順)
△4四角
▲同角
△同飛
▲2二角
△3四飛
▲1一角成
△3三桂
▲3六歩(!)(中図)
後手が味良く取られそうな桂を3三に跳ねた所で▲3六歩である。△同飛と取れば▲3七香と打ち飛車を没収する意味だが、なかなか見えない手である。普通は▲3七歩とする所でこれなら△2五桂がある。藤井九段も見えていなかったし、橋本四段も見えていなかったのだろう。
(中図からの手順)
△4六歩
▲3五香
△4四飛
▲3三馬
△4一飛
▲5五歩
△6三銀
▲2三馬
△4四飛
▲5六桂
△4三飛
▲3三香成(右図)
まで見事に飛車が詰んでしまった。途中の▲5五歩あたりが羽生先生の才能を感じさせるところで、相手を固めさせるので普通は考えない所。最後に5六の桂が寄せに効いてくるのだからたまらない。
この後、橋本四段も頑張ったのだが流石に届かなかった。ファッション的には今回はおとなしめで2ちゃんねらー達はがっかりしているようだ。次にNHK杯でテレビに出るのは当分先の事だろうが、その頃までフィーバーは続いているんだろうか。
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