先日ジャワ島に行ってまいりました。目的は「バティック」を探しに行く事。
それ以外の具体的な事は何にも決めず、まぁとりあえず自分の目でジャワのバティックを見てみようというあまりにも大雑把な計画でした。だから全然何も考えず、ジャカルタ・バリ間の往復チケットと3ジュタ5ラトゥス(42000円くらい)だけを持って出かけたのです。これがこんな旅になるとは、この時点では気がつきませんでした。
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2時半バリ発の飛行機に乗り、ジャカルタに着いたのは3時(バリ時間で4時)。ジャカルタとバリでは1時間の時差があるので携帯のタイムゾーンを変えた。ジャカルタの空港に行くのはコレで3度目だったのだが、1人で来るのは初めて。まずバティックと言えばチルボンだろう!!と私は思い、チルボン行きのバスを探した。全く分からないのでそこら辺りの人に聞きまくったのだが、どうもジャカルタ人のインドネシア語は聞き取れない!!
バリでは早口の人としゃべってもインドネシア語が分からないなんて事はないのに!!
ショック!!
さらにはバスの用語とか知らない単語と知らない土地の名前の羅列でどれが動詞でどれが固有名詞なのか判断がつかず、全く何を言ってるのか分からない…。どうしようかと悩んでいるとタクシー(白タク)のオッサン連中が集まってきた。こいつらはバリにもたくさんいる。もっとも値段の高い交通手段になるのも分かっている。しかし、一応聞いてみた「チルボンまでいくらでいく?」すると答えは「50万ルピア」との事。タクシーだったらそれくらいかかりそうだなと思いつつも片っ端から値段を聞いて回ると「30万ルピア」のヤツがいた。若い男だ。あやしいなぁと思いつつも「300だったらいいか」と思い乗る事にした。この男はまぁまぁ感じのよいヤツで道中も色んな事を話しかけてくる。飲み物やTOLも全部払っていたので、ちょっと気になって「オンコス、タディ、ウダ、トゥルマスック、スカリアン、カン?(これらの料金も含まれてるの?)」と聞くと、「トゥナン、アジャ。(安心して)」と返してきた。まぁ安心はしないけど、追加料金は払わないよ…などと思いつつも、車に揺られていると、日は落ちて7時頃になり、目的地に到着した。
そのままホテルを探してもらいチェクインした。その時に「またジャカルタ来たら宜しくね!」と電話番号を教えてもらった。1泊25万ルピアであったが、結構きれいな部屋でまぁまぁいいじゃんと思い荷物を置き、タクシー(ブルーバード)を再び呼んで、近くにラーマヤーナ(デパートみたなヤツ)があったのでそこで降ろしてもらった。が、ん?どうも変に都会っぽいのが気になった。「ん?チルボンって田舎って聞いてたのに、これバリより活気あるな…」と思いながら広告や店の看板を眺めていると、すごく気になるモノを発見してしまった。それは店の名前の下にある文字だった。たとえばバリにある病院とかだと「プリマメディカ【バリ】」と書いてあるようなその地名の【BALI】の部分だ。
そこにはこう書いてあった「CELEGON」。ん?「チルゴン???」これって誤植??そう思って、違う看板を探した。が、やはり「CELEGON」と書いてある。ちなみにチルボンは「CEREBON」でありGとBの違いだけではなくLとRも違う。私はダッシュで本屋に向かった。そしてインドネシアの地図を広げた。するとジャカルタがらチルボンとは正反対である西の方向に約100キロ以上離れた地点に「CILEGON」という都市を見つける事ができた…。
「ゲゲゲゲゲ!!!!!」目的地とは反対方向に来た!しかももう夜8時だし、ホテルもチェックインしてお金払ったし、ぐぉぉ…。と、誰にも言えずに1人でうずくまった。
うずくまったままで、「チルボン…」「チルゴン…」自分のLとRの発音を交互に言い直してみた。ついでに「ウラル・ラリ・ルルース(蛇がまっすぐ走る)」とも数回つぶやいてみた。
おいおいおいおいおいおいおい…。
ホテルに帰り、かなりボーーっとしていたのだと思うが、急に思い立って、ここまで連れてきた運転手に電話した。すると向こうも驚き、謝ってくれたが、おそらく私の発音がまずかったのだろう。決定打は私が「チルボン」に似た名の都市がジャカルタの近くにあると知らなかったという汚点だ、これは間違いなく私のせいだ…。と、同時に運転手の名はオニと言う名前だったが、まさに鬼ではないかと疑った(嘘。
オニは明日迎えに行くという。タクシーで普通に行った方が安いんじゃないかと思ったがこの時さらなるアクシデントが!!携帯からピーピーという電池切れの音がして切れた。
携帯を充電しようとしたら、充電器を間違えて日本のコンセントの方を持ってきていたのだ。
くそう充電できない!?と思い、もう一度電源を入れると何とかスイッチは入った。当然、電池残量のメモリは残り1本。すでに時刻はもう12時。この電池でたぶんもう電話は不可能。普通にタクシー呼んでジャカルタもどろうかな? しかし充電器をジャカルタで探すしかないな… う〜ん。
悩んだ結果、最終的な結論は、知らないタクシーに乗るより、オニを呼んで充電器を売ってる店を探してもらって、チルボン行きのバスの手配もさせようという事になり、最後の電池を振り絞ってSMSでお願いした。ピーピーピーと再び音がして電池切れになったのはその直後だった。
翌日オニは朝7時に迎えに来たが、寝てないらしく8時まで駐車場で寝ると言う事になった。私はその間に朝食を食べて、出発の準備をした。
明日のN0.2で詳しい話はもう一度書くがオニに再びジャカルタまで送ってもらい充電器を買い、バスを探してもらうまでの料金で再び30万ルピア払ったので、初日から「丸1日の損」と「意味のない85万ルピア」を使った。まったく、さいさきの良いスタートで始まるジャワ島旅行記であった。
つづく
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