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2007年12月21日04:29

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ジプシーズpresents楽宴祭 12/20 新宿ロフト

ジプシーズのメンバーが中心となってセッションを繰り広げるというライブ企画「楽宴祭」に行ってきたので、例によって感想等書いておきたいと思う。また、今回はわからない曲が多かったのでいつも最後に書いているセットリストは省略し、リポート中にわかる範囲で書く形にさせていただきます。

ほぼ定刻の19時にスタート。オープニングは池畑さんのバンドDee Dee Feverから。メンバーは池畑潤二(D)、keicot(V)、渡辺嘉丈(G)のベースレスの三人編成。このバンドは初めて見たのだが、音が暴力的な感じで、ヴォーカルもギターもドラムもひたすら暴走しまくっていたのが面白かった。6曲くらい演奏したが、曲名はわからず。

次に仲野茂と下山淳が「アコギなSS」で登場。二人ともツナギ姿。1曲目は歌詞に「アコギなSS」というフレーズがあったのでユニットのテーマ曲か。その後アナーキーの「東京イズバーニング」、泉谷しげるの「黒いカバン」と続ける。特に「黒いカバン」では下山さんが先日職質にあったことをネタにしていて、笑わせてもらった。最後に「のら犬」(泉谷しげるのカバーではなくオリジナル)を歌ってアコギなSSは終了。ドラムに池畑さん、ベースに寺岡信芳が加わってバンド・セットへ。1曲目は「FOOL FOR YOU」。若干スローなテンポの、うねるようなヴァージョンで、おそらくTHE ROCK BANDでカバーした時のヴァージョンと思われる。ねちっこい茂のヴォーカルがいい。もう1曲知らない曲を演奏した後、木暮武彦登場。ここらへん順番があやふやだが、ニール・ヤングの「LIKE A HURRICANE」やルースターズの「恋をしようよ」なんかが聴けたのは嬉しかった。ニール・ヤングを歌う茂、ルースターズを弾くシャケはけっこう珍しいかも。

その後登場したのは花田さん。最初にアコギ1本で登場し、いつもの「流れ」のスタイルでの演奏。ギターがいつものギルドじゃなかったが、おそらく下山さんが使っていたものをそのまま借りたようだ。曲は「スーツケースブルース」「CASE OF INSANITY」「HEY GIRL」「SITTING ON A FENCE」「FOOL FOR YOU」「シンシア」等々。いつもよりルースターズ率高し。久々に聴けた「SITTING ON A FENCE」は嬉しかった。その後ドラムに池畑さん、ギターに内藤幸也、ベースに寺岡信芳が加わってバンドセットへ。花田さんのギターは335ではなく、ジプシーズの「光」でいつも使うエピフォンカジノ。1曲目は「UNTOUCHABLE」。これがバンドセットで聴けたのは嬉しかったなあ。その後山口冨士夫の「からかわないで」、ルースターズの「ONE MORE KISS」と続く。この後内藤幸也が退場し、この日のゲスト浅野孝巳登場。チャック・ベリーの(というかストーンズがカバーしたヴァージョンの)「LITTLE QUEENIE」、ストーンズの「JUMPIN' JACK FLASH」と演奏。まさにいぶし銀の魅力的なギターを披露してくれた。最後はゴダイゴの「ガンダーラ」。花田さんの「流れ」でも聴いたことのあるこの名曲を、ご本人のギターで聴くことができる日が来るとは。花田さんも浅野さんも嬉しそうだったのが印象的だった。この時の浅野さんは内藤幸也のエフェクターをそのまま使って演奏していたのだが、最初はギターとの調整がうまくいかなかったようで苦労されていたみたいだったが、そんな状態でも演奏中に徐々に調整して見事なギターを聴かせてくれた。

次に登場したのがギターに花田さんと内藤幸也、ドラムに池畑さん、ベースに渡辺圭一、ヴォーカルにKeicotというユニット。この編成でマーサ&バンデラスの(というかジャムがカバーしたヴァージョンの)「HEATWAVE」、ルースターズの「GET EVERYTHING」「BYE BYE MY GIRL」の3曲を演奏。特に「GET EVERYTHING」はよかった!!。内藤幸也のギターが最高。その後keicotが退場し、キーボードの伊東ミキオが加わり、石橋凌登場。異様に盛り上がるARBファン。久々に見るが、かなり太ったな>凌。でも、ヴァーカルは衰えていなかった。曲はジャズ調にアレンジされた「乾いた花」、「HEAVY DAYS」(曲中にビートルズの「A HARD DAY'S NIGHT」をはさむ展開)、そしてスローヴァージョンの「魂こがして」。その後息子の大河君(もう二十歳くらいか、大きくなったな)がギターで加わり、「I'VE GOT MY MOJO WALKING」「ROUTE 66」と続けて終了。個人的に石橋凌にはいろいろ思うところがあり、わりと複雑な気持ちで見ていたのだが、ヴォーカルは衰えていなかったし、来年からは本格的にソロでの音楽活動を再開させるそうなので、とりあえずはそちらを待とうと思う。

最後にジプシーズの四人が登場。ベースは市川勝也だ。今回のライブの出演者のリストに名前がなかったので心配していたが、最後に見れてよかった。曲は「MUDDY MAN」「どうしようもない恋の唄」「LEATHER BOOTS」「DO THE BOOGIE」の4曲。正直演奏の出来はいまひとつだったが、やはり最後の最後でこの4人での演奏が聴けたのは嬉しかった。こういうイベントでは最後は全員登場というパターンが多いが、ロフトのステージの広さや機材面を考えると無理があるので、こういう形で締めたのは正解だと思う。個人的には今年最後に見るライブだったので、オーラスがジプシーズ単体だったのはなおさら嬉しい。

そういう訳で終わったのは22時半くらい。約3時間半の素晴らしいイベントだった。これを機会にぜひともシリーズ化してほしいと思う。今回の企画は池畑さんの発案らしいが、ドラムは池畑さんが叩きっぱなしで、文字通り池畑祭りの一日だった。
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