これからは路面電車の時代だ

LRT路面電車 実物大の試験線
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かつては路面電車が走っていた都市であっても、路面電車が廃止されて、現在は市営バス等に代替されているケースは多い。

僕が前に住んでいた京都などもそうである。京都は地下鉄が中途半端（タテとヨコに２系統あるだけ）で、市営バスに乗らないと生活できないようになっている。
しかし観光都市である京都は、土日になると他府県からのマイカーや観光バスが殺到し、市営バスは道路の渋滞で時刻表どおりには運行できず、急いでいる時など非常に困ったものだ。

特に中心部、堀川通り、河原町通り、四条通り、御池通り、の４つの通りに囲まれた地域は、バス、タクシー、乗用車が混雑し、平日でも終日渋滞している。四条通りと河原町通りは各々片道２車線で、うち１車線はバスで占有されているような状態である。

世界の観光都市「京都」を守るためには、市街中心部からマイカーを原則排除するしかない。そして時刻表どおりに動かないような市営バスもやめて再び路面電車を復活するべきであろう。
電車の方が排ガスを撒き散らすバスよりも、環境保全の観点からも有効であり、本数を増やせば、輸送量もバスよりも拡大可能である。
市営バスは路面電車を走らせる需要の乏しいエリアや路線に限定すればよい。
少なくとも四条通りや河原町通りのようにバスが数珠繋ぎになって動かなくなるようなところは即刻バスは廃線にして代わりに路面電車にすべきだろう。

大阪だって地下を掘って地下鉄を走らせるばかりが能ではない。もっと路面電車を見直してもらいたい。
この間テレビでもやっていたが、停車駅で集中的に充電することで、駅と駅の間はパンタグラフを必要としないような技術も既に開発されているという。電線を引っ張る工事が不要になるので、初期費用の大幅な節約が可能だそうである。

熊本とか岡山、広島、鹿児島、長崎、富山などに行くと、路面電車が今でも現役で活躍しているので嬉しくなる。
また京都にも京福電車という路面電車がある。僕は京都にいた時は京福沿線に住んでいた。大阪にも阪堺線というのがあるが、しょせんはマイナーである。

もっともっと路面電車の有効性を見直してもらいたいと思う。