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2007年11月09日23:16

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笑ってしまうくらいにお粗末で悪質

「船場吉兆」本店でも産地偽装
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=336297&media_id=2

昔、京都にいた頃、京都の吉兆は利用させていただいたことがある。味の良し悪しは僕には正直言ってよくわからなかったが、値段が高かったことだけはよく覚えている。

京都の吉兆と船場の吉兆は、今では別会社として経営されているらしいが、元々のルーツは同じである。創業者は茶道に造詣が深く、そのため吉兆の料理は献立やしつらいに至るまで茶懐石の影響を強く受けているのだという。

でも「もてなし」の心をたいせつにする茶道を基本とするにしては、随分とお客さんを愚弄している会社だと思う。

単に消費期限表示をごまかしていただけではなく、今日のニュースを見ていると、鹿児島産の牛肉を「但馬牛」だと偽ったり、ブロイラーを「地鶏」だと偽ったりとやりたい放題である。
明らかに前々から会社ぐるみで組織的にやっていたことなんだろう。

グループ会社の1社がこういうことをやると、他の会社(吉兆グループには、「船場吉兆」以外に、東京銀座「東京吉兆」、大阪高麗橋「本吉兆」、京都嵐山「京都吉兆」、大阪中ノ島リーガロイヤルホテル「神戸吉兆」があるのだそうだ)も、「どうせ同じようなことやってんじゃないの」と疑いの目で見られるのは当然であろう。

一般消費者相手の商売は、ブランドに傷がつくと、結構脆いもので、永年の老舗もあっけなく瓦解することがある。「赤福餅」もそうである。

したがって、いくら一般庶民がろくに味もわからないからといって、あまり世間を馬鹿にしたような商法を続けていると、本当にエライことになる。まさに船場吉兆は今やエライことになっている。

たぶんグループ他社にも火の粉が及ぶような気がする。吉兆グループは高名ではあるが経営内容は必ずしもラクではないと前に耳にしたことがあるので、ちょっと耐えられないかも知れない。
これを機会にグループごと、どこか他所の外食資本に買収されるというようなことになりはしないか。

それにしても笑ってしまうしかないくらいにお粗末で悪質な会社である。食べ物屋が、お客さんの口に入るものをごまかすというのは絶対にやるべきではないと思う。創業者もきっと草葉の陰で泣いているだろう。

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