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2007年10月25日01:37

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今、どうしてるんだろう...

今日、現場でのこと。

そろそろ小学校の終わる時間。

何人かの小学生とすれ違う。

そしたら。

一人の男の子とふと目が合う。

「こんにちは」

挨拶してくれた。

オレも返した。

いや〜、いいヤツだ。

まだこーゆう子もいるんだね。むふっ





しばらくして現場をちょい移動。

ん?向こうでなんかやってる。

子供が砂投げたり枝でつついたりしてる。

なんだろ?

目をこらすとその先になにか居る。

あ。猫だ。(たぶん)

のらネコいじめてる。

あ。あ。

あいつさっきの子供だ。

はあ...

いいやつだと思ったのに...涙

とりあえず早く逃げろ走る人。猫くん。

ちょっと今は手が離せないけど、もうすぐいちおう一段落つくんで、その時まだやってたら、近くに行って、
「おいよー、かわいそーだろ」って言ってやろう...





で。

ほんとにすぐ、一段落。

見ると。

お。もうやつらいないじゃん。わーい(嬉しい顔)

よしよ...あれ?

まだいる。

それは、

やっぱ猫だ...





のらネコくん...

すごくやせてる。

衰弱しきって動けないみたい...





どうしよう...





その時、女の人が通りかかる。

ちょっと猫の様子うかがってる。

ああよかった。なんかしてくれるかな?

そしたらほっといてすぐ行っちゃった。

隣りの家のママらしい。帰ってきただけだ。

でも、なんかちょっとでも気遣ってあげたらいいのに...





オレもすぐ仕事に戻んなきゃ、だったので、

気になりつつも、その場を離れる。

作業しながら、それでもやっぱ気になってそっちを見てしまう。

しばらくして、また違う子供が2人やってくる。

...

今度は違うみたい。

なでてるよ。

なんか心配してかまおうとしてるみたい。

よかった。むふっ

もうひとり下校途中の女の子がやってきて、そこに加わる。

3人で猫の周りをかこんでる。

どうしてあげるのかな?





うーん...


やっぱだめだ。

気になる。





むりやり休憩をとって、バイクでコンビニへ向かう。

牛乳を買う。

ゴミ箱から、飲み終わった紙パックをあさって、指で裂いて、テープでとめて、即席の容器を作る。

これ、

さっきの子達に渡してやろう。

「かわいそうだから、これあげて」って。





コンビニから戻る。

その場へ何気なく寄ってく。

そしたら。

子供達、なんかあげてる。

食べ終わったヨーグルトの容器に水入れてあげてる。

あと、きっとおやつなんだろう、クッキーを割って食べさせてあげようとしてる。

よかったあ。

よかったね。ネコくん。

よい子達だあ...





そしたらオレの出る幕じゃねっか、と思い、

さりげなくその場を去ろうとする。

と、その時...

猫がヨロヨロと立ち上がった。

あ。少し元気になったのかな?

...

いや、なんだかそんなかんじじゃない様子。

まるで、かまう子供達が迷惑とでもいいたそうな雰囲気で、
猫が場所を移動した。

その家の外の扉のちょっと内側へ。

ほんとにフラフラしながら。

痩せ細った体をなんとか支えながら...





仕事に戻り、ちょっとしてまたそこへ行ってみる。

猫はまたぐったり寝てる。

子供達は、もうお手上げだと思ったのか、いなくなってた。

これ、

やっぱあげなきゃ。

と、牛乳を例の容器に入れて、猫の口元に置く。

ちょっと目をやる。

目やにだらけの瞳。

よだれがかたまった口...

ほら、飲みなよ...

でも、すぐ無関心そうになり、まったく口をつけてくれない。

たぶん、子供達に対してもそうだったのだろう。

ねえ?どうして?

ねえ、飲んでよ。

お願い...





飲んでくんないよ...





そのまま、牛乳を置いて、オレは仕事に戻る。

だって、

これ以上もうどうしようもないよ。

ねえってば。

ごめんね。どうしたらいい?





だんだん辺りは暗くなってくる。

一気に冷えてきた。

猫の側には、

最初の子供らがちょっかいだしてた枝が転がってた...





その後、もうひとつの現場に移動した。

残った牛乳を飲み干し、オレはまた作業を始めた。

さっきの予定外の休憩で、今日もまた帰りが遅くなりそうだ。

猫...

どうしてるんだろう?

もう見えない。

ねえ、

どうしてるの?

ねえ、

どうしたらいいの?

ねえ...
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