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2007年10月15日06:31

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「ウルトラ・ダラー」

 図書館本「ウルトラ・ダラー」を読了。北朝鮮の偽ドル造りを題材に採った情報戦小説。著者は、あの佐藤優も絶賛?の手嶋龍一(元NHKワシントン総局長)。セミセミ(^_^;)ドキュメンタリーとも言われている作品。と言っても、普通の小説は1割の真実(取材)と9割のフィクションで出来ているけど、これは2割の真実と8割のフィクションで、という程度だと思う。

 ラスト1章を除き、地味な情報戦のお話で、結構面白い。でも、ラスト1章は派手目を狙っていて、かえってツマラナイ。ありきたりで出来の悪いスパイ小説みたい。

 「北の偽ドル作りは、裏に中国の暗黙の支援がある。米国のプレゼンスが落ちてきている極東アジア、日本の軍事力が米国の不在を補うように台湾海峡に割かれるのを避けるため、北朝鮮の軍事力を増し日本を牽制するのが中国の狙い」というのが著者の主張の骨子かしらん。他にも、某アジア大洋州局長批判が出て来たり、某電機会社(相模原に研究所がある、、、って自明?)から情報が漏れてるって示唆したり、色々と興味深い(^_^;)。どこまでホントが含まれているのやら。
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