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2005年11月23日15:33

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体験！　東西「どん兵衛」食べ比べ

日清食品の「どん兵衛」は、関西と関東とでは味が違う、というコトは、
すでに、どこかで聞いたり、見たりしていると思う。
実際、この日記を書く前に、サイト検索してみたら、何件かヒットした。

しかしッ！　ワシは、「経験則」こそ命ッ！
伝聞だけでは自分のモノにならんのじゃあああああッ！
という考えのもと、きょうの体験レポートを書くに至った。

ワシは、一時のカップラーメンでの名店再現ブームが一段落して以来、
自分の中で禁カップラーメンを課した。
ついでにマヨラーだったが、脱マヨ宣言も発令中である。
（まぁ、中性脂肪の値が落ちるのを見届けるためだ）
でも、きょうは特別だッ！　一滴残らずススってやるわァ！

･･･まぁ、それはいいとして、今回の企画にあたって、
昨年、北九州市小倉に行ったときに「どん兵衛」を買っておいたのは
よかったが、
今夏、北海道に行ったときは、我がココロの№1ホースである
ナイスネイチャに会えたコトで胸がいっぱいで、「どん兵衛」を
買うのをすっかり忘れておった！
なんたるコト！　「東西食べ比べ」じゃあありふれてるから、
本当は「南北『どん兵衛』食べ比べ」にするハズが･･･。
何たる不覚･･･！　（実際は東西と変わらんが）

さて、小倉と、9月に千葉県船橋市で買ってきた「どん兵衛」である。
（全部、競馬場ガラミやがな！　というツッコミは無しで）

ついでに、近所のコンビニでも買ってきた。名古屋代表である。

まず、東西の違いを外見から見ていこう。

左の写真が関西、右が関東である。位置が少し違うが、
関西のモノには「(W)」、関東には「(E)」の文字が印刷されているのが
わかるだろうか。

次に、原材料も若干違いがあるようだ。

検証するのがメンドクサいので写真だけ載っけてとっとと逃げるコトにする。
（両画像をクリックして、左右にウィンドウを並べてみよう）

さて、フタを開けてみよう。

おおっと！　（←「ウィザードリィ」風に）
粉末スープの袋の色が違う。

では、さらに、名古屋の「どん兵衛」のフタも開けよう。

名古屋の「どん兵衛」は関東版というコトでよさそうである。
では、ここで名古屋には退いてもらう。

次に、粉末スープをプリンカップに入れて比較してみよう。
どうせ、関西はうすくちで、関東はこいくちなんだろうし。

･･･。
粉末の色に思ったほど差は無かった。

もっとアップで見てみよう。

･･･。
やっぱりあんまり違いがわからない。しかし、ここで1点だけ
気づいたコトがある。右側（関東）の画像をクリックしてみてほしい。
わかりにくいかもしれないが、関東には、粉末の中に、赤い粒が
点在している。
どうやら、唐辛子が入っているようなのである。
関西にはその存在が確認できなかった。

さて、湯を沸かし、いよいよ食して比較をする。
湯をカップに注ぎ、5分待つ。

［5分経過］

まずは、スープを入れないまま、麺と油揚げを比較する。
スープには、違いがあるのは、袋の色から歴然であるからだ。

まず麺を食す。･･･味気ない。ちょっとお菓子みたい。
太さも、味も、麺には東西の違いは無いと思われる。

次に油揚げだ。純粋に油揚げの味だけを比較できる。
関西から。･･･少し甘いな。うん、ウマい。
次に関東。･･･甘い。･･･ん？　カラいかな？　若干味がハッキリ
しているような気がする。でもウマいな。
ワシの味覚では油揚げ自体の味は、少し関西のほうがあっさりに感じた。

さて、いよいよ粉末スープを投入だ。
今回は湯を入れた後にだから、よくかき混ぜて、と･･･。
（もう油揚げは、かじってある）

写真ではよくわからないが、見た目でハッキリと関西のスープより
関東のほうが色が濃い。
飲んでみる。関西のうどんは、よく考えたら久しく味わっていないな。
じゃあ関西から。う～ん･･･。昆布だし、だろうか。
つづいて関東。おぉ～、やはりハッキリした味である。
醤油が強いかな。ん？　昆布のほかに鰹だしの味がするような･･･。
原材料欄では確認できないが･･･。
まぁ、これは世間でも有名なまま。
関西はうすくち、関東はこいくち、であった。
そうか～。「どん兵衛」については名古屋は関東味だったのか。

ここで、関東の油揚げのアップ。

お揚げの上に、赤い点が見えるかと思う。やはり唐辛子か。

そして、数分後、
ごちそうさまでした。

ワシは、やはり自分の生まれからか、関西のほうが好みであった。
（「どん兵衛」については違いは微々たるモンだが）

ただ、肉じゃがの肉（牛か豚）や、
鰻の焼き方（背開き、腹開き　蒲焼、白焼き）
など、TV番組「ズームイン！SUPER」でやってたものでは、
境界線は、静岡県の大井川や天竜川にあり、
箱根の山や、大きな川で、昔は文化が分かれたのかな、などと
考えていたが、
「どん兵衛」については、関ヶ原に出荷の（？）境界線があるらしいのだ。

現代は、情報も氾濫しているし、物流も発達していて、どこにいても
色んな地方の味をカンタンに楽しむコトができる。
そして、それを享受するのは悪いコトではないと思う。

ただ、旅行に行ったときに、大阪なのに、道頓堀に行ったときに
「東京の味」と銘打った店に行く気は無かったし、
逆に、せっかく関東を訪れたのに、大阪が好きだからといって、
「大阪のたこ焼き」を見かけたとしても、（自分にとっての）安牌（アンパイ）
を選択するつもりもない。
やはり旅行の醍醐味の一つは、その土地の食を味わうコトにある、と思う。
前回、中山競馬場に行ったときは、おでんシーズンは、まだだったので、
今冬、関東方面に行くコトができたら、ぜひ、関東のおでんを
食べたいものだ。
んだもんでェ、これを読んでくれとる人も、名古屋に来たら、
味噌かつ、味噌煮込みうどん、味噌おでん、などを食べたってちょ～。
ワシも大阪から東海地方に引っ越してきたときは、味噌かつを見て、
「せっかくのカツに何ちゅうコトを！」と思ったが、美味いものである。

最後に、今回の企画で、名古屋まで入れたのは失敗だった。