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2007年09月07日22:35

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信州旅行初日〜死の登山行

9/1(土)

今日から信州に旅行。旅行というか山登り。
目的地は長野県は白馬村、五竜岳2814メートル。

昨夜迎えに来た両親とともに、父親の運転で夜通し長野県へ向かって爆走。明け方白馬村へ到着、仮眠。
ゴンドラリフト「アダム」の運転開始の時間になったので登山用の装備を整えて出発。
途中までリフトが連れて行ってくれるので大変ラクチンである。こんな標高の高い所へ来たのは初めてのひるねが眼下に広がる雲海を見て感動しきり。

リフトの終点、八方池山荘に到着。ここからは八方尾根の遊歩道。比較的整備されている歩きやすい道。それでも母親は「疲れた」「疲れた」と言ってちょっと歩いては休憩する。こんなんで山の上まで行けるのか?
遊歩道の終点は八方池。ここは白馬三山が一望できる絶好の展望スポットである、心配していた天気も晴れてなかなかの見晴らし(写真左)。

八方池を過ぎると本格的な登山道となる。足元は悪くなり傾斜もきつくなる。相変わらず母親は10分歩いては1分休憩の有様。最初はしゃいでいたひるねも徐々に口数が少なくなってくる。オレと父親は後でキツくなるのがわかっているので最初から黙々と歩いている。
歩き始めて約5時間、ようやく最初の目的地である唐松岳山荘へ到着。もう昼の1時になっていたのでお昼ご飯にする。生ビールがあることを知り早速注文。850円。高い!しかし美味い!!!!

山荘から往復4〜50分のところに唐松岳の山頂があり、もちろん登る予定であったのだが、今日はこれからさらに3時間かけて五竜山荘への縦走路を行かねばならない。ただでさえ時間が押しているのにこの上遅れては今日中に山小屋に着けない。残念だが唐松岳は諦めることに。

唐松岳山荘を2時前に出発、五竜山荘へ向かう。
山荘を出てわりとすぐに牛首とよばれる峰がある。ここが怖いのなんのって。
そこに道らしい道は存在しない。ゴツゴツした岩があるのみで、下は断崖絶壁。その岩に打ち込まれたクサリを掴み岩に足を引っ掛けて進むのである(写真右)。足を踏み外せばもちろん命はない。1500メートルはあろうかという下の沢からは上昇気流に乗って霧が上がってくる。どう見ても登山初心者が気楽に行けるような道では、ない。
と、いきなり携帯が鳴って心底ビックリする。2500メートルの山の上で鳴るか携帯?携帯を出してみるとめぐちゃんから「今日の練習会はいつものひがもですよね?」とのメール。空気読めてなさすぎですめぐちゃん。どうも白馬村が見える場所にいると電波が入るようだ。足を滑らせたらそのまま死んでしまうような断崖の途中でメールのやり取りを3度くらいした。

クサリ場を過ぎると今度はガレ場の急降下。400メートルの下りと言うとラクチンなように思うかも知れないが、正直コレめっちゃキツい。
降りても降りてもまだ鞍部に着かない。踏めば崩れる小石の足場は安定しない。おまけにこの降りた分だけまた登るのかと思うと心理的なダメージもまた大きい。実際登りは心底キツかった。一山越え二山越え三山越えてもうそろそろかと思ったらまだ山があるあの徒労感は筆舌に尽くしがたいものがある。オレも足首への負担が一度限界に来てしまい、しかしそこで野宿するワケにはいかないので気力で歩いていた。一番登山経験が豊富な父もどうやら限界が来たようで、時々立ち止まっては「ふう〜・・・・・・・・・・・」とため息。
そうして歩くこと3時間半、足はとっくに限界を超え、気力も尽きかけ、日も暮れかけて遭難の恐れさえ出始めたころ、今日の宿である五竜山荘へ到着。

とりあえず荷物を降ろして服を着替える。着替えることがこんなにも気持ちのいいことだとは!!
夕食のメニューはカレーライス。生ビールがないと知りガッカリの父。仕方がないので缶ビールで乾杯。
部屋に戻り、わざわざ山小屋で飲もうと父が持参したというウイスキーをペットボトルのキャップに入れてチビチビ飲む。効くわー。
明日も山道は続く。。まだ7時だが、足首とふくらはぎに湿布を貼りまくって早々に寝ることにする。
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