クリスマス・イヴ

クリスマス・イヴである。家族と共にスパークリングワインを飲み、七面鳥を食べ、ケーキを食べた。実に正しいクリスマス・イヴの過ごし方である。もっとも私は切支丹では無いから、正しく過ごさなければならない理由は無いと言えば無い…。
小学生の頃はﾏﾏﾝの趣味？で某カトリック系教会の土曜学校というのに通っていた。イヴともなると当然ミサがあり、その中で土曜学校のめんバー（小学生）達が聖劇（聖書に基づくイエス誕生のエピソードの劇）を演じたり、キャロルを歌ったり、キャンドルサービスを行ったりするのである。なかなか荘厳な雰囲気で、子供心にも強く印象に残っている。
時代は巡り大学生になり将棋部に入ると、クリスマスと言えば王座戦である。大学将棋の団体戦で各地区大会の上位校が三重県の四日市市に集い、日本一を争うのである。我が名古屋大学将棋部も中部地区代表として毎年出場している。他校が遠方から泊り掛けで来ているのに対し、我が校は日帰りで通えるのだから恵まれていると言える。ただし通えるということが裏目に出て、1名を除くめんバーが遅刻して対局開始に間に合わないという大失態を演じた事もある。前泊していれば、かような事態は発生しなかったであろう…。全国大会に地区代表として出場できるのは恵まれているには違いないが、クリスマスに将棋を指していることに、ある種の寂しさがあったのは否めない。
今年も王座戦が終了したようだ。我が校には、なかなか厳しい結果が出たようですね…。
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