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2007年08月20日23:37

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中国ってどこに行こうとしているのかね。

■今度は子供服、NZで中国製から大量の発がん物質(読売新聞 - 08月20日 20:32)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=278022&media_id=20

大倉財閥の創始者である大倉喜八郎が、日清戦争の頃、戦地に送った缶詰の中には石ころが入っていたという話がある。ただし真偽の程はわからない。単に立志伝中の人物を妬んだだけの話かも知れない。
でも産業勃興期の日本もその程度だったんだとすれば、あまり中国のことばかりは責められない。今だって偽装表示問題で叩かれている会社は枚挙に暇がないし。
最近めっきり「調子こいている」とはいえ、中国などはまだまだ発展途上国であり、モラルとかコンプライアンスなどに於て、日本や欧米と同じレベルの要求をしてもそれは無理というものだろう。
ただ問題は、中国が欧米や日本と同じ道筋を歩んでいるかどうかだが、その辺は現段階ではまだよくわからない。
マックス・ヴェーバーではないが、資本主義の「精神」は、単なる拝金主義とか利益の追求というよりは、合理的な経営・経済活動のベースとなる精神とか行動様式のことであり、欧米に於てはそれはプロテスタンティズムであるが、日本の場合は(僕は不勉強なので)定説があるのかどうか知らないが、武士道とか石田梅岩の石門心学、あるいは仏教思想がそれに相当するのではないかと言われているが本当のところよくわからない。
一方、中国人にそうした精神的な拠り所がなければ、単なる拝金主義から先へは進み難いのではないか。儒教精神が彼らの「資本主義」の精神的な支えになるのかどうかは不明であるが、中長期的な視点で資本を蓄積していくには、陳腐だが「信用第一」だということを中国人にも理解してもらう必要がある。彼らの特徴の一つは、身内に対するのとヨソ者に対するのとで露骨に態度が変わるところであるが、そうした「ダブルスタンダード」はまだ彼らが前近代的なレベルにあることの証拠ではないか。賄賂やコネがなければ何も進まないようではまだまだ他国に本当に信用される国にはなれないだろう。
ということで、中国は今微妙な段階に来ており、これからまともな国になれるのか、ただの拝金主義の「なんちゃって共産主義国家」で終わるのか、これからが正念場なんだろうなあと思った。ちょっとしばらくは目が離せないです。




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