もう一つの作品は『クロノクルセイド』
1900年代初頭のアメリカを舞台に、修道会のシスターが拳銃片手に悪魔を祓う痛快ガンアクションです。
上記説明のみ見ると軽そうな活劇ものにみえますが、そういう側面を持ちつつもとても重いテーマを扱っていて、その二つが絶妙なバランスで共存しているのがクロノクルセイドの魅力なのです。
漫画の良作にはどんな作品にもいえることですが、一度通して見た後にあらためてじっくり見てみると、思わぬ伏線が張ってあったり、端のコマに描き込みがあったりといった新たな発見が随所にあります。
クロノクルセイドはそういう作り込みがしっかりとしてある作品です。
最低2回は通して読むことをお薦めします。
そうすることで登場人物の輪郭がよりはっきりすると思います。
角川ドラゴンコミックスより全8巻にて刊行。
2004年に完結している作品なのでブックオフ等の古本屋で安価で手に入ると思います。
A5サイズの本なので探す際は大判ブックのコーナーになります。ご注意を。
一応アニメ化もしていますが、まったくの別物で個人的には原作を冒涜する駄作と認識しています。
全24話を12本にしてレンタルしているのでただ単に借りるだけでも無駄な出費です。
原作の延長として見ることも、原作を引き立てる西瓜の塩的エッセンスと捉えることもできないひどい出来なので見ないほうが身のためです。
オープニングテーマ(唄:栗林みな実)と原作に忠実なOPのアニメーションだけは良かったので、それを見るためだけに1巻のみ借りるぐらいに留めるべきです。
これ以上の批判と文句はネタバレ込みで旧日記に書きますので、気になる人は原作読んでから見にきてください。
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