「許される嘘、許されない嘘」

　都知事候補で先日落選した浅野史郎さんの著書。図書館に入っていたので斜め読み。雑誌に連載されていた軽いエッセイをまとめたもの。

　宮城県知事在任中、片手間に書いていただけあって？メチャメチャ軽く、内容がない。ツマラナイので、途中から飛ばし読みモードになった。こんな本を都知事選の最中に出版するなんて、選挙戦の足を引っ張ったんじゃないかしら？題名も印象悪いし。ホントは（表題の項も）大したことを言ってるワケじゃないんだけどね。


　そうそう、彼、14日の朝日新聞のインタビューに答えて「石原都政の問題点を実感しているのは、教育や福祉の現場などで実害を受けている人たち。数は限られていた」と答えていた。なるほど。さんざ酷評したけれど、マジョリティから見ると、石原さんって問題点はあるにはあるが、その問題点はそう多くなく見える人なのかもしれない。皆、自分のことを一番に考えているから。