雲のむこう、約束の場所でぼえに出会う

過日、「雲のむこう、約束の場所」( http://www.kumonomukou.com/ )なる映画を見てまいりました（左写真：公式サイトより）。感想の詳細は小生のレビューページ( http://mixi.jp/view_member_item.pl?reviewer_id=65677&item_id=69700 )に譲りますが、ざっくりお話ししますと、きっと監督は、思春期にモテなかったんだろうな、と（←そこ!?）。小生と同じベクトルの妄想を見ていますな（←えっ!?）。

てわけで、日記では内容以外の話をしようかと。小生、新海監督と直接の面識はないのですが、たまたま「ほしのこえ」上映の前年に、同作共同著作者「コミックスウェーブ」の代表竹内氏と知り合う機会があり、その時彼が「いま、ウチですごいのを作ってるんですよ」と言っていたのが、まさに新海誠監督「ほしのこえ」だったわけで。

実際、その際に拝見したパイロット版が素晴らしい出来で、期待値はどんどん高まり、2002年の公開日には初日に見に行き、そして25分のショートフィルムなのにダダ泣き。これをほとんど一人で作ったってんだからすごい人が出てきたもんだ、という世間並みの感想と、製作人数なんか関係なく、すごい脚本家が出てきたもんだ、と、文章書き希望らしい（？）感想を感じました。

なんてことを思い出しながら、パンフレットを見つつ、映画の上映を待っていますと……ん、見覚えのあるデカい影が……って、ぼえ!?( http://mixi.jp/show_friend.pl?id=89858 )　あ、あんた、何こんなところで一人で映画みとんねん！（小生もひとりでしたが）　さ、妻子はどうした!?（余計なお世話）

なんかこう、思いもよらぬ場所で会社の人に会うと、気恥ずかしいですね……とはいえ、ここであったが百年目（用法間違い）、家に妻子を待たせているであろうことを知りながら「呑みに行こう!」というワケで、上映終了後に渋谷の街に繰り出します。

で行ったのが、マークシティの側の雑居ビル地下にある居酒屋「半兵ヱ（はんべえ）」( http://www.hanbey.com/ )。レトロな内装（右写真：公式サイトより）と異常に安い価格設定でかなり人気のお店です（実はここも、弊社某執行役員に教えてもらったんだけど）。まぁそんなこんなで、考えてみればサシで呑むのは初めてだなぁ、と杯を重ねます。普段は、部署もやってる仕事も全然違うもんですから、こんな偶然でもなければ、なかなか話す機会も持てません。

映画の話はもちろん、仕事の話とかをしていると、彼の誠実な人となりが随所でひしひしと感じられ（実際、すごく善良な方なのです！）、なるほど、こういう場所での「出会い」がなければ、そんなことも知らないままに日々を過ごしてしまうのかもしれないんだなぁ、と、「人が人を知る」難しさと楽しさをなんとなく感じました。

なーんてエラそうに書いてますが、ぼえは小生より年上だし、会社での立場もずっと上でーす。……ご無礼、平にご容赦のほど。