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2005年08月09日03:00

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ニジェールの危機〜メディアが知らせない現実〜

GREEのけいたさんからいただいた投稿を
転載させていただいてます

以下
すみませんが勝手に投稿させていただきます。。。なるべき多くの人に知ってもらいたいので。

みなさん、ニジェールという中央アフリカの国を知っているだろうか。国の大きさはフランスの2倍、人口は約1200万人、平均寿命46歳。

現在、この国は危機的状況にある。

簡単に状況を説明をしよう。

(1)人口の3分の一、約350万人が飢餓による危機的状況(WHOによる)、

(2)うち、5歳以下では、15万人が危機的な栄養失調、年間で7%以上の人口が死ぬペース(国境なき医師団による)、

(3)コレラが勃発。49のケースが発見され、栄養不足による免疫低下で10%の5人が死亡。

これは、何か天変地異が起こった結果ではない。不作(かんばつおよびイナゴによる被害等)のうえ、食作物ミレットの価格急騰により、食料が少なかったからである。

つまり、事前に予測されていた事態である。

背景は、

(1)2004年6月―国連が収穫の少なさをモニターしはじめる、

(2)2004年11月―ニジェール政府が国際社会に対し、緊急の食料支援を訴える(78,100トンの食糧)。しかし、援助国は現れず。

(3)2005年3月―国連が18億円相当の支援を嘆願。1.2億円程度しか集まらず。

(4)2005年5月―国連が34億円相当の支援を嘆願。8.4億円程度集まる。

(5)2005年6月〜7月―WFP(国連世界食糧計画)と国境なき医師団が、飢餓に
よる危機的状況をレポート。

(6)2005年8月―WFPのよる食糧支援開始。WFPが試算し要求した18億円の70%(13億円)しか支援集まらず。

(出所は各所なので、正確無比ではないと思うが、大体はあってるはず)

WFPによるとネット経由の寄付は2700万円程度集まったらしい。しかしまだ18億円のうち、13億円しか集まっていない。 13億円の内訳はオーストラリア、ドイツ、米国、ルクセンブルグ、イタリア、欧州支援、イギリス、ニュージーランド、デンマーク、スイス、その他個人。

日本は支援していない模様(国連全体への貢献は当然高いが)。
残りの5億円はどうするのか。。。 

なぜ、ここまで国際社会の反応が遅いのか?答えは一つ。二ジュール問題があまり注目されていないからだ。メディア等の注目も低く、各国政府もアピールしていない。

このページの下のようなサイトで探せば情報はいくらでもある。WFPでもWHOでもサイトのトップページに二ジュール問題は掲載されている。

日本において小泉首相が二ジュール問題に言及したというのは聞いたことがない(まったく言及していないか、していてもメディアが扱っていない − 因みに、Googleで小泉・ニジェールで検索してもヒットはゼロ)。Googleでニジェールだけで検索してみても全部関係ないサイト(なぜか国境なき医師団の日本サイトもヒットせず!−SEOをしていない?)。



以下のサイトの写真やビデオも見ると、胸が締め付けれれる。誰も見ていないところで人がどんどん死んでいく。

http://www.wfp.or.jp/ (WFP 国連世界食糧計画)
http://www.who.int/en/ (WHO)
http://www.msf.or.jp/news/news.php?id=2005070102&key=niger (国境なき医師団)
http://www.savethechildren.org/news/releases/release_080105.asp?stat.. (Save The Children)

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/07/26/AR20.. (ワシントンポストのニュース)
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