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2006年10月30日01:46

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ゼミラリーという旅2006(長文)

まぁただの旅記にして例によって冗長ですので、読み流し推奨ですわ。写真は、こちらのアルバムの8枚目〜27枚目にもあります。人の顔の写っているものは、細かい判別の出来ない大きさにしたつもりですが、はて。。。




先週の土日に行ってまいりしました「ゼミラリー」。何度かみくし日記でも書いておりますが、これ、大学の出自ゼミの年に一度のイベントで、現役学生から50代のOB+70代の先生までが入り乱れ、クイズを解きながらコマ地図を頼りに、知らされぬ目的地を目指す、という、なかなかに本格的なイベントです。なんどかマスコミにも取り上げられたことのあるとか。


2004年(オフィシャル、と呼ばれる幹事でした)
2005年1


今年は30回記念。なんと小生と同じ年です! いい加減先生も大学講師の定年を迎えるらしく、どうやら今年の現役学生が、最後の代になりそうだ、ってのも、ひとつの区切りです。




例年であれば土曜日の朝に、日芸の江古田校舎かその周辺に集まって、各チーム車に分乗して出発するのですが、今年の集合場所は、金曜日の夜中に長野県松本市。スタート前から旅です。仕事もそこそこに終わらせて、先輩の車に乗せてもらって松本に着いたのはもう2時。そしていきなり始まる「1分100問計算クイズ」。長旅の疲れを癒す暇もありません。


翌朝、21日の土曜日。7時半に宿泊所の前に集合して、今回のルール説明と第一チェックポイントまでの地図、そしてクイズを受け取ります。小生のチームは、運転手が37歳くらいの先輩女性、ナビゲーター小生、後部座席のクイズ係は、後輩の24歳女性と現役学生男子。なかなかに賑やかな車です。


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各チーム作戦会議


今年のテーマは「」。ということで、水や、これから向かう場所の問題なんかを解きながら、車は紅葉色づき始めた山中を、上高地をかすりながら安房トンネルへ、そして岐阜県は飛騨高山に向かいます。


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梓湖(たぶん)


いきなり松本から80km以上も走って飛騨の高山へ。図書館の駐車場に車を止めて、新しい問題、指定した写真を撮って来い!を渡されて、図書館&古い街並の残る区域を走り回りながら場所を見つけては撮影。だいたい各チームとも同じくらいの時間に着いているのですが、11チーム50人近くが街中を走り回っているものですから、一般の観光客の方には軽い迷惑かもしれませんな(笑)。


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古い街並の中で記念写真風に撮れ、という問題


走り回りながらも、みたらし団子や五平餅なんかをつまみ食いして、全問撮影を終えて、次のチェックポイント、郡上八幡までに解くべき新しいクイズをもらって高山を出発。再びコマ地図を見ながら紅葉の山中を進みます(上左写真)。


郡上八幡は、重要無形民俗文化財であるところの「郡上おどり」や、湧き水などの「水の美しい街」などとして有名で、ここも高山同様、古い街並の残る歴史ある土地です。


まずは、観光案内所となっている市の旧庁舎で昼食。そして、その二階にあるホールで、いきなり地元の人を先生にして郡上おどりの講習会です。なかなかこういうものは、ノリと勢いがないと恥ずかしいものですが、やってるウチにみんな暖まってきたのか、最終的にはそこそこ踊れるようになりました。


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郡上おどり


そして再び街中で解くべきクイズを渡されます。時間もないので、地元の人に聞きながら街中を文字通り走り回って、なんとか全問回答。古い街並(上中写真)や、美しい水を楽しむ暇はありません(笑)。でも、こういうクイズを解きながら、この街への理解が深くなるのはとても面白いですな。


再びコマ地図を頼りに、次の目的地へ。日の暮れかけた山中を抜けた先に現れたのは「大滝鍾乳洞」。閉場ギリギリに飛び込んで、鍾乳洞を踏破して、出たところでまたクイズ。この頃には、ナチュラルハイになっているので疲れすら感じません


フォト
鍾乳洞内。ちなみに、クイズの一問目は「しょうにゅうどう」を漢字で書け、でした。そして間違えた……orz


まぁ、どうやらクイズはここで終了。宿に行く前に日帰り温泉に入るようで、再びコマ地図を渡されます。向かった先は、「飛騨金山温泉ゆったり館」。新しく綺麗な温浴施設で、そのワリに料金は銭湯並に安いので、いわゆる「温泉」的風情はありませんが、立ち寄りにはオススメです。


さらにズンドコ車を走らせ、ようやく19時頃に着きましたのが、今宵の宿「吉村屋」です。ここは岐阜県南東部の東白川村。松本から200kmは走ってきたでしょうか。そして60人近い人数ですから、貸切でのご利用でございます。


何はともあれまずは宴会。と言うわけでみんなの集合を待って早速乾杯。料理旅館を謳うだけあって、地のものや季節のものを中心にした食事はなかなかに美味であります。


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かんぱーーーい。長旅の疲れを感じないくらいナチュラルハイ。

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なんと今年は30回記念と言うことで、日本酒を造っちゃったとか!……いや、ラベルを作っただけとは思いますが、中々に嬉しいものです。


腹ごしらえも済んだころ、すなわち適度に酔っ払ったころに、ここまでのクイズなどなどの中間発表。……中間発表?


そう、ここから大逆転アリのイベント、各チーム選抜メンバーでの郡上おどり対決! 審査員は、宿の女将さんです。


昼間、講習中はそんなことを言われなかったのですが、小生含め、OBの幾人かはこの展開を予測しておりました(笑)。もっとも、予測していたからといって上手に踊れるわけでもなく撃沈していく人々……そして、最終結果が発表になりました。


フォト
結果発表


小生のチームは、11チーム中6位。えぇえぇ、このなんともいじりにくいポジションが物悲しい……。


その後は、大宴会場を引き払ってあちらこちらで二次会。小生も部屋で先輩、後輩たちと飲み続けて、一人また一人と脱落していく中、気がつけば4時半。や、まだまだ若いものには負けられませんな!(と言ってるのが年取った証拠w)




翌朝は、もう朝食とか投げ出そうかと思いましたが、何とか目を覚まして頂戴します。後は支度をして、先生の講評があって、今年は宿の前で解散。各自、観光に行く車、まっすぐ帰る車などに分乗して東京を目指します。


小生は、宿近くの「付知峡」なる峡谷に行くグループの車に乗り込みます。4台くらいで連なって出発しましたが……ナビ役の先頭車が、ナビにしたがって道に迷うハプニング。15分くらいで着くところを、無駄にふたつくらい峠を越えて、結局1時間半かかりました。


でも、着いた先の付知峡にある不動の滝は、中々に見ごたえのある峡谷でした。ここはまだまだ紅葉には程遠かったですが、エメラルドグリーンの美しい水と滝が、道に迷ってやさぐれた心に癒しっぽいものを与えます(上右写真:仙樽の滝)。


フォト フォト


後は各車東京を目指します……といっても、250kmくらいは走りますが、小生の乗った車は、中央高速をひた走りながら、途中諏訪S.A.で温泉などにも浸かりつつ、小仏トンネルの渋滞にもさして巻き込まれず、22時ころ高円寺駅で解散と相成りました。




当然の話ですが、30年間続いているゼミで、このゼミラリーや他のイベントに出てきているOBなんて、ほんの一握りです。それは、家庭の都合で出てこられない人もいれば、興味を失った人も大半でしょう。


ある程度いつも決まったメンバーですが、それでも30年に渡る年齢層が一堂に会して、こうして本気で遊ぶことができる、ってのは、とても楽しいことなんじゃないかな、と思います。少なくとも小生は、このゼミに所属できたことを嬉しく思いますし、もう高齢の先生とも、出来る限り、まだまだ遊んで行きたいな、なんて思います。


来年以降もゼミラリーは続くでしょうし、他のイベントも企画されています。ここで出会った人たちとの繋がりを大切にして、それこそ出来るなら一生の財産として、これからも楽しんでいきたいですね。





【一年前の日記】
●ひろこの初体験
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=49589613&owner_id=65677
母親ネタは控えようとしてるんだけどなぁ……笑えるので仕方ない。
【二年前の日記】
●金曜夜、魚仁にて
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=2961555&owner_id=65677
お食事雑記。それにしてもこの店はオススメ。
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