アイオワの大学に進んだジェイが、カリフォルニアに帰省した。父が海で亡くなって一年になるが、厳しかった父との楽しい思い出はない。だが遺体が見つかってないことを嘆く母や姉たちのため、彼は海に潜って父の遺骨を探そうと決めていた。僕を軟弱者と決めつけていた父を見返してやるのだ。ところが潜水中、巨大なマッコウクジラと接触してしまい、運悪くイカを食べるクジラの口内に巻き込まれてしまう。ボンベの酸素残量は1時間分。果たしてジェイはクジラの胃から脱出できるのか。
「クジラに落ちた男」
以下,ネタバレベックは神。



これまで映画館で観た、自然の極限状態から孤独にサバイブを試みる映画…山なら「127時間」、海なら「オール・イズ・ロスト」と思いつくんだけど、本作は変わり種。
リアルタイムと回想で展開し、回想シーンでの父とのやりとりが後で生きるというまぁよくあるプロットなんだけど、なにせクジラの体内というシチュエーションが普通じゃないから、実にフレッシュでございました。でも体内で巨大イカと格闘って、なんか東宝特撮みたいで懐かしい味わい。そしてメタンガスで氷が割れちゃう映画の次は、メタンガスで腹を破る映画だったという奇跡。
ちなみに、ガスに点火して壁を破る映画といえば、子供時代のトラウマ映画「地震列島」が浮かぶ。昨日地震速報騒ぎもあったので、俺の中ではタイムリーだった一本。俺は親父から何一つ身を守る術を教わってないのですぐ死ぬだろう。ま、そもそも海に入ろうとも思わないが。
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