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2026年10月16日07:26

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水曜クビ×4日記1535:我々は宇宙人(と書いてこどもと読む)




ある田舎町…

小学3年の春、絵が上手く明るい暁太郎と地味な翼がふとしたキッカケで仲良くなり、「親友」「相棒」と呼び合う仲になる。だが相手の都合お構いなしに距離を詰める暁太郎に、翼は次第に辟易するように。高学年に上がると二人の溝は広がり、やがてクラスのマドンナ的存在の小夏が絡んだある事件が起き…



「我々は宇宙人」



以下、ピーピロリロリロ。地球でのネタバレ任務完了。

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二人の主人公が経験した少年時代の濃密な友情の思い出。そして訣別の苦味。思春期って己の黒歴史の中でもDolby cinema並にバキッと黒みが顕著で思い出したくないものだけど、この映画にはそんな記憶を脳から引きずり出させる力があった。クラスでのカースト、ヒエラルキーが逆転して感じる孤独、大人になってからのツキがない人生への愚痴、そして自分とは対照的に上手くいっている相手に対する嫉妬と憎悪など、ネガティブな感情が澱になって心が濁る経験は俺にもある。昔のこと、で片付けて折り合いつけることが出来ない時もある。ハタから見たら不気味だったり滑稽だったりする暁太郎のジタバタ姿に、哀しくて胸が抉られたよ。

実写との境界が曖昧なアニメーション表現も素晴らしいし、翼が得意な習字と折り紙が暁太郎のトラウマになる伏線回収も上々。
暁太郎の「宇宙人」みたいに風変わりなとこは「個性」であり、面白いと受け入れられることもあれば拒絶されることもある。翼のように、まるで地球人に化けた「宇宙人」のような者も、居心地の悪さと生き辛さを抱え成長する。やがて大人になり、二人とも地球に順応し、自分が宇宙人だった過去に「じゃあね」を叫び異なる道を進んでいく。あの絵だからこそ成立する世界観で、アニメであることに意義があった傑作、だと思う。ぜひ。

フォト


ただ、高速での分岐で二人が別れていくラストにあまりエモーションを感じなかった。なぜならこれ、既にヴィン・ディーゼルが「ワイルド・スピード」でやってしまっているからな(苦笑)。
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