カンザスシティのローカルTV局でお天気キャスターを務めるマーガレット・フェアチャイルドは、ある朝いきなり他人の頭の中が読めるようになり、外国語にも堪能になった。ワケがわからないまま出番となり、突然意味不明な言語をカメラの前で披露し、気絶してしまう。目を覚ました彼女の前にFBIを名乗る男たちが現れ事情聴取を求めてくるが、マーガレットは瞬時に彼らが偽者だと見抜いていた。そして彼らがダニエル・ケルナーという人物を消そうとしていることも。
ダニエル・ケルナーは国防総省と繋がるサイバーセキュリティ企業「ワーデックス」の社員。ある機密を盗み出し、恋人ジェーンと逃亡中の身だ。ワーデックスCEOノア・スキャンノン自ら率いる追跡チームから逃れ、協力者ウェイクフィールドの指示でカンザスに向かうダニエルだが…
「ディスクロージャー・デイ」
以下、ネタバレージャー・デイ。



米政府は既に宇宙人捕獲に成功していた…どころか、彼らに非人道的実験を施したり彼らのテクノロジーを手に入れ独占していた、という背景。これを公表しようとした人々が、政府(のフロント企業)に追いかけ回されるという話です。
いかようにも料理できそうなプロットを、スピルバーグが70-80年代の感性で映像化。90年代以後の斬新さや、大人向けのムード、社会性があった作品群と比べてかなり異質。硬派SFのはずなのに硬派になりきれず、幼稚性がつい出てしまうという映画だった。スピルバーグのセンスが退行した、というよりは、もう映画史に残る名画を何本も作ったんだから、あとは遊ばせてもらうよと言わんばかりに子供じみた感覚で「未知との遭遇」をリブートしたのではなかろうか。果たして、娯楽として客を楽しませるつもりがあったのだろうか。俺には「宇宙人教」の布教動画にしか見えなかった。宇宙人の造形やデバイスによる超能力(透明になっちゃうやつね)など、ギャグにしか思えないし、リブートではなくパロディだというなら納得はいくのだが。神が宇宙人を創造したのか、宇宙人が神たりえるのかという議論にちょっと踏み込んだところは興味深かったけど、結局小保方さんみたいに「宇宙人はいます!」だけで終わってしまっているのが何ともションボリ感です。
エミリー・ブラントの「listen…」に何が続くのか、世界的に大喜利になっている予感がするのだがどうだろう。俺なら「今日は皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます」にするね。劇中のキナ臭い朝鮮情勢・第三次大戦の危機は実はグレイの陰謀で、仲間を殺された復讐だったというオチならブラックジョークで成立するんじゃない?スピルバーグが深作欣二引用するって意外性もあるでしょ。どうですかデビッド・コープさん^_^
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