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2026年07月22日17:13

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水曜クビ×4日記1492:デッドマンズワイヤー


1977年2月、インディアナポリス。
ローン会社〈メリディアン・モーゲージ〉に現れた男トニー・キリシスは、社長M.L・ホール氏との面会を要求。だが留守のため、息子の重役ディック・ホールが対応する。社長室に通されディックと2人きりになったトニーは、ディックにデッドマンズワイヤー装備のソードオフショットガンを突きつけ警察に連絡する。彼の要求は、M.Lからの直々の謝罪。スーパー建設のため借金して土地を買ったトニーは、メリディアンの妨害でテナントを入れられなくなり建設が頓挫、土地も奪われ莫大な借金を払わされるハメになったと主張している。社長を土下座させ、損害賠償の500万ドルを手に入れるつもりだった。また検事局には誘拐についての赦免も要求し、全てが通ればディックを釈放すると宣言する…



「デッドマンズ・ワイヤー」


以下、ネタバレは木から落ちる。熟す前に揺するな。

引き算引き算引き算引き算

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冒頭、ビルに入っていくトニーのショットからして「ダーティハリー」的、つまりラロ・シフリン調のBGMが流れて「おおお、70年代っぽい!」と高揚。ラジオDJが絡む流れは「バニシング・ポイント」だし、ロバータ・フラックの曲が流れて「雨に濡れても」で締めるとこなんかもザッツ・アメリカン・ニューシネマって感じですよ。アル・パチーノを引っ張り出したのも「狼たちの午後」を否応なく連想させるし。画質(特にTV番組のVTR画質)の再現度も凄いし、外枠だけでもうこの映画、最高です。
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観客がトニーとディックに対してどのような感情を持って観ればいいのか悩むほど、2人の実在感溢れる演技が見どころ。司法の対応、マスコミの報道姿勢なんかも「微妙」で、ドキュメンタリーっぽさが出ておりました。悪も善もいない事件の脱力顛末と裁判結果に抱く感想はただ一つ。「アメリカって変な国」でございます。力とカネを持つ者が庶民を騙し食い物にするシステムがまかり通るのもおかしいし、立派な凶悪犯罪が市民感情に左右されるのもおかしい。観る者は歯痒い思いを抱えて劇場をあとにするのでは?しかし面白ぇ映画観たなあという思いはちゃんと残るのです。

唯一の不満は、デッドマンズワイヤーで暴発する・しないのスリリングシーンが無かったこと。雰囲気的に弾入ってねーんじゃね?と思ったりもしたからね。銃口を人質に固定する場面は映画で何度も観てきてるから、さほどの異様さも感じなかったしね。
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