2026年K-POPシリーズ第4回目、9人組ガールズグループTWICEの日本人3人組ユニット「MISAMO」の年初からの活動に焦点を当てていく。2026年年明けから、TWICEのメンバーとして、ワールドツアー「THIS IS FOR」ーの一環でアメリカ各地を転戦するスケジュルーを送っていた。隙間を縫うように日本人のミナ、サナ、モモは、母国へ帰還し、プロモーション活動を行う。3年連続3枚目のアルバムリリースにあわせて、首都圏と関西それぞれイベントに出演した。日本人のK-POPアイドルの先駆けとしても性別に問わず注目を浴びる彼女達のモデルとしての気品や風格に迫っていく。
詳細 TWICE ワールドツアー2026「THIS IS FOR」の日程 掲載元 10 asia
https://www.tenasia.com/jp/music/2025100228314
2026年K-POPシリーズ第4回『TWICEを語る 制動のアルゴリズム ― MISAMOが描く16ビートの規律と、和の様式美(前編)』
目次
プロローグ:白という「無色」からの再構築
第1章 グラマシーパークの白光 ― 2026年2月6日、MISAMOの「原点回帰」
第2章 高精細なパルスと祝祭 ― 「Confetti」が体現する、滞空時間の制御
『Masterpiece』 ― 触れえぬ高貴さ
『HAUTE COUTURE』 ― 創造者への転換
『PLAY』 ― 演劇としての完成形
「Confetti」のパフォーマンス
プロローグ:白という「無色」からの再構築
TWICEが結成10周年を迎えた2025年、メンバー9人の個性が合わさり、一つのブランド「制動の美学」を論じてきた。年明け、日本人ユニットMISAMOとして1年ぶりに再始動した彼女たちは、日本各地のクローズドなイベントへと版図を広げている。地上波という広角のフレームをあえて使わず、情報の解像度を現場の鑑賞者のみに委ねる「特権的な空白」を生み出した。過剰な装飾を排した「白」から再構築された、あまりにも冷徹で、華やかな3人のアルゴリズムである。過去のイメージを一度リセットし、ツルを彷彿とさせる、しなやかな体を生かして、夜の世界へと飛び立った。舞台は2月6日のUSJ。卒業を控える学生たちを前に、レッドカーペットを歩きながらステージに登場した。特別招待客として振舞われた彼女たちは、ステージ上でミニライブとトークを展開する。USJの来場者をもてなすマスコット達ともタッグを組む。気ぐるみのマスコットは横幅が広くて、動きは制限される。ほっそりした体から柔軟性を獲得した彼女達は軽業師のように、リードした。
写真� .好董璽犬任�3人
ボーカルを務める彼女達が、積極的にマスコットに触れ合った。曲の合間のトークでは、背もたれのついた椅子に腰を落ち着けた。2月26日には、アイウェアブランド「RIM BY JINS(通称RIM)」のアンバサダーに就任する。眼鏡をかけた姿は、瞳の奥に秘めた内なる輝き、つまり知性と好奇心が同居していた。彼女達が提示したのは一つの論理である。グラマシーパークの白い光は、過剰な装飾を排した「無色」から始まる、新たな自己表現の起点だった。記号化されつつあったTWICEの殻を脱ぎ捨て、剥き出しの「個」と「調和」の力学を、静かに、しかし確実に再構築する――それが、MISAMOが2026年に提示した、冷徹で華やかなアルゴリズムの本質である。
第1章 グラマシーパークの白光 ― 2026年2月6日、MISAMOの「原点回帰」
2026年2月6日、金曜日。閉園間近のユニバーサル・スタジオ・ジャパン、グラマシーパーク。学生『ユニ春×MISAMO スペシャル・プロムナイト』。欧米の卒業シーズンにあわせてダンスパーティーと企画されたイベント。日本のカレンダーにちなみ、新天地へ旅立つ春を前に開催された。ゲスト出演したMISAMOは、夜の闇を切り裂くような「純白の衣装」に身を包んでいた。
TWICEとしての多色使いの華やかさとは対極だった。白のプロムドレスは、視覚的なノイズを「制動」し、彼女たちのシルエット(輪郭)を極限まで「鮮明化」する。中でもミナの動きには、自己規律が宿っていた。白は膨張色であるものの、彼女の体幹が描く垂直線は軸を乱さず、まっすぐ伸びる。用意されたレッドカーペットを歩くMISAMOに、人々は温かいまなざしを送った。
写真�▲譽奪疋�ーペットの上を歩くMISAMO
紙吹雪(コンフェティ)が舞う野外ステージにて、反射率の高い白の衣装が動力源と化す。発光体となったまま、ハローキティやスヌーピーを迎え入れ、「NEW LOOK」を披露した。なじみのキャラクターと向き合い、手を繋ぎ、アニメ世界を身近なものに引き寄せた。
メンバーのサナは、祝祭の熱量を増幅させる、無指向性のカリスマ性を秘める。ダンサーとして磨きぬかれた肉体を持つモモは、軽やかなステップを踏み、リズム感を与えた。ミナは、控えめでありながらも、静謐な空気で場を変える。
写真��ミナ
K-POPの厳格なシステムの中で研磨された「MISAMO」は、今や氷宮に舞い降りた王女のような風格を持つ。アルバムタイトル「PLAY」にちなみ、リズミカルなポップナンバーでは、ダンサーとも手をあわせる。冷たい空気感から、パーティーの装いへ変えた。関西出身の3人の立場から、USJはマイホームといえる。
つかの間の帰還において、自らの身体を「高精度のアルゴリズム」として故郷の地へと再インストールし直す儀式だった。夜のグラマシーパークという巨大な装置(パーク)は、彼女たちの能力を最大限に引き出す広大な反響板(リフレクター)へと変貌を遂げていた。
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ステージで放たれた純白の光は、寒空に硬質なダイヤモンドのようにきらめいた。外部の環境に左右されることのない「高純度の規律」が結晶化した瞬間である。2026年、世界が中東の動乱や経済の摩擦を含め「エントロピーの増大」に揺れ動いた。
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当時は嵐の前の静けさだった。園内では変わらず、人々は非日常の空間に身を寄せている。ハリウッド映画、アニメ、ゲームなど、異なる文化がめまぐるしく展開されていく。画面越しの世界を追体験することで、一時的にログアウトし、多幸感に浸る。いわゆる「文脈のコラージュ」といえる。ニューヨークの裏路地を抜ければ、重厚な石造りの三角屋根の建物が密集する、ハリーポッターの世界が広がった。スーパーマリオを始め、ゲームの世界へも案内される。一貫性を欠いた雑多なエネルギーこそが、USJの「表の顔」である。ステージライブでは、キャラクター達が登壇した。MISAMOに支えられ、腕や足を使ってダンスをする。観客との触れ合いも大切にし、花道から手を振りながら、エリア事に観衆を確認した。NEW LOOKでは、ステージの横へ広がる3人の間に入り、両手をクロスして左右に広げて、水平を保ったまま撓った枝のように振る。多少ぎこちないとはいえ、白色蛍光灯のようにライトアップされた主役を、全面的にバックアップした。締めくくりにおいて、ステージ上手側のモモはクッキーモンスターとエルモと一体となり、左膝を直角に保ったまま、右足で立つ。中央のミナはスヌーピーとチャーリーブラウンに挟まれ、肩を組んだ。サナは、キティーとディアダニエルに寄り添って微笑んだ。
写真��USJの馴染みのキャラクターとコラボするMISAMO
グラマシーパークの特設ステージを舞うMISAMOによって、その場のエントロピーは劇的に減少した。彼女たちのパフォーマンスは、USJの持つ「賑やかなカオス」とは対極にある。指先の角度、視線の残像、寸分の狂いもなく整えられていた。特等席に招待された学生らは、氷の湖を舞う優美なハクチョウのような姿に、自分自身の未来を投影する。自らを律する美学こそが、社会の潮流の中で、個の尊厳を支える『内なる骨格(スケルトン)』となる。
グラマシーパークに登壇した3人のシルエットは、迷える観測者たちに「北極星(ポラリス)」の座標を示していた。人々の夢が現実になるUSJで、次のステージに旅立つ学生たちへエールを送った。
後のアイウェア・アンバサダー就任への予兆となるイベントとなった。グラマシーパークに屹立する3人のシルエットは、未来世界を規定する「主体的なフレーム」であった。
第2章 高精細なパルスと祝祭 ― 「Confetti」が体現する、滞空時間の制御
TWICEの日本人メンバー、MINA、SANA、MOMOで構成されるユニット・MISAMOは、結成から3年で独自の表現領域を切り開いた。デビューシングル「Bouquet」から始まり、『VOGUE JAPAN』の表紙、紅白出場、そしてブランドとしての確立まで、3人の個性を軸にした成長の軌跡は鮮やかだ。彼女たちがリリースした3部作『Masterpiece』『HAUTE COUTURE』『PLAY』は、単なるアルバムではなく、自己を再定義する三段階の儀式だった。
写真�� MISAMO アルバム「PLAY」のトレーラービデオの一幕
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『Masterpiece』 ― 触れえぬ高貴さ
第一作は「美術」をテーマに、MISAMOの誕生を象徴する。「Do not touch」では、乾いたギターと幻想的なトラップリズムが、〈私たちは触れることも、手の届くことすら許されない〉という宣言を響かせる。これは大衆的な消費から自らを峻別する「貴人としての制動」である。白い衣装に身を包んだ彼女たちは、鑑賞者の視線を制し、自らの価値を高高度に固定した。
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『HAUTE COUTURE』 ― 創造者への転換
第二作では「作品」から「創造者」へと相転移する。リード曲「Identity」は、ファッションという媒体における自己表現の自由を提示した。MOMOのラップ、MINAの抑制された声、SANAの情感豊かなボーカルが、3人でしか出せない独自のバランスを生み出す。
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『PLAY』 ― 演劇としての完成形
最新作『PLAY』は「演劇」をモチーフに、身体・感情・声をフルに用いた自己表現の頂点を示す。中でも「Confetti」は、スイングジャズ的な軽やかさと紙吹雪のイメージを重ね、祝祭の滞空時間を3人の身体で視覚化した。細部まで研ぎ澄まされた硬質な音像の「Deep Eden」とともに、ソロ曲ではそれぞれが個のキャラクターを舞台上で演じる。3部作を通して、MISAMOは崇められるモデルでありながら、創造する芸術者として完成した。
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TWICEの日本人メンバー、MINA、SANA、MOMOで構成されるユニット・MISAMOは、結成から3年になる。デビュー第1弾シングル「Bouquet」で世に打って出て、日本から率先してK-POPへ踏み出した彼女たちのパフォーマンスを解剖した。『VOGUE JAPAN』の表紙に抜擢され、2023年7月にお披露目されたショーケースでは60万人の応募者が殺到した。同年ユニットとして紅白出場を果たす。とんとん拍子に進んだ背景には、3人の個性を軸にした成長の物語がある。
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「Confetti」のパフォーマンス
PLAYの収録曲において最大のハイライトは「Confetti」、イタリア語でお菓子を意味する言葉は、近年英訳の紙吹雪を日本語で直訳する。 欧米では、宴に欠かせないアイテムだった。結婚式やパレード、カーニバルなどで細かく切った色彩を巻く。出席者は、新郎新婦に救い上げた色彩を差し出すような仕草で送り出す。MISAMOは、歌とダンスによって祝祭を演じた。三人の身体操作が、細分化されたビートと同期する『高精細なパルス・エール』である。モモが刻む水平な体幹のリズムに、サナの演劇的なニュアンスが重なった。聖女を彷彿とさせる、しなやかで静謐な所作を併せ持つミナの『どうにかなる』という福音(エール)で締めくくる。3人が斜めのラインでフォーメーションを変化させる時、個の動きを超えた『集団的レゾナンス(共鳴)』が発生した。
写真�─ �Confetti」のミュージックヴィデオ(MV)の一幕
人が息を吹きかければ軽く浮き上がる『紙吹雪』を、質量を持つ物体として空間に閉じ込めた。振付においても、安定した下半身に支えられ、肩と腕で大きな円の軌道を描いた。重力に抗う『紙吹雪の滞空時間』を見事に視覚化したのである。続く第3章では、トークにおいて、楽曲製作の内側を明かしていく。シンクロしたダンスと、謙虚に響く声質、制御された姿勢は、『静謐な様式美』が宿っている。煌びやかなオートクチュールを纏いながらも、その精神性はどこまでも清廉だった。和の伝統が重んじる『節度』という名の機軸を保っていたMISAMOの『芸術構造』は完成を見る。
後編では、MISAMOの所作やモデル活動を経て、TWICEへ戻っていく過程まで検証していく。
写真出展先
第1章
写真�´↓Α‐楮戞�PR TIMES 2026年2月7日
https://www.asahi.com/and/pressrelease/16338857
写真��ミナ 写真 threads.com 2,026年2月19日付
https://www.threads.com/@misamo_now/post/DU72vm8Ac20/media
写真�ぅ汽福ー命拭�threads.com
https://www.threads.com/@misamo_now/post/DU7vd9IgT8s/media
写真�ゥ皀癲ー命拭�face book Twicemy- TWICE Malaysia Fanbase 马来西亚站 backup page
2026年2月19日付
https://www.facebook.com/TwiceMYbackup/posts/-repost260219%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%93%E3%82%8D%E3%81%8B%E3%82%89%E5%B9%B4%E3%83%91%E3%82%B9%E3%82%92%E8%B2%B7%E3%81%A3%E3%81%A6-%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%B1%E3%81%84%E6%9D%A5%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%A7-usj%E3%81%AF%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%84%E6%80%9D%E3%81%84%E5%87%BA%E3%81%AE%E5%A0%B4%E6%89%80by-momomisamo-%E3%83%A6%E3%83%8B%E6%98%A5cr-usj_offi/1238412114936094/
写真 掲載元 合同会社ユー・エス・ジェイ 2026年2月6日付
https://www.usj.co.jp/company/news/2026/0206/
第2章
写真��MISAMO アルバム「PLAY」のトレーラービデオの一幕(出展:JYP ENTERTAIMENT) .nc.press 2025年11月22日
https://www.nc.press/news/articleView.html?idxno=578164
写真��MISAMO Confettiのミュージックヴィデオの一幕 note K-POPダンス ショーケースイベント Dance it UP(ダンスイットアップ)2026年1月28日18時16分付 MISAMO Confetti ダンス解説振り付けの丸分かり
https://note.com/kpop_danceitup/n/n860d635899a7
以下 2026年K-POPシリーズ 第1回から第3回 IVE(アイブ)
第1回 前編 IZONEからIVEへ。星団の再編を超えて ―― 6人のミューズがSYNKする「伝説の夜」
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991529061&owner_id=32437106
第2回 後編 カル群舞ダンス
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991559979&owner_id=32437106
第3回 後編 IZONEからIVEへ。星団の再編を超えて ―― 6人のミューズがSYNKする「伝説の夜 後編」テクスチャの反乱 NHK総合「Venue101」のレポート
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991570715&owner_id=32437106&from=list_diary_title
以下 2025年TWICEシリーズ 全8回
第6回 秋物ファッションを考察する(後編)ミナの静かなるエレガンス、微笑を絶やさないサナ、2026年MISAMO再始動
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991297617&owner_id=32437106&from=list_diary_title
第8回 ツウィが体現する「美の普遍構造」:9頭身スタイルがハイブランドのアイコンであり続ける論理
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991333174&owner_id=32437106&from=list_diary_title
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