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Googleの無料コーディングアプリ「Google Antigravity」の新機能「スキル」
Google Antigravity(アンチグラビティ)の新機能「スキル」解説
Googleの無料コーディングアプリ「Google Antigravity」は、Gemini 3 ProやNano Banana 7 Proを活用し、日本語の指示だけで高性能なアプリやウェブサイトを自動生成できるツールとして注目されています。1月中旬には、AIエージェントの機能を拡張できる「スキル(Agent Skills)」機能が実装されました。
第1章:スキル機能の概要と使い方
1. スキル機能の特徴
再利用可能な手順書: AIエージェントに特定の手順やルールを学習させ、再利用できるようにする機能です。
オープンスタンダード: 元々はAnthropic社が2025年10月に「Claude Code」向けにリリースしたものですが、2025年12月にオープンスタンダード化され、Antigravityでも利用可能になりました。
自動判断: AIが指示内容に応じて、どのスキルが必要かを自動的に判断して実行します。
高い互換性と効率: Claude Code用のスキルも一部を除きそのまま利用可能。必要な時にだけ読み込むため、コスト効率にも優れています。
2. Antigravityでのスキルの扱い
Antigravityには全体ドキュメント(agent.md)やワークフローといった機能もありますが、スキル機能は「特定の作業における具体的な指示書」としての役割を担います。発動条件、進め方、守るべきルール、参考資料などを事前に用意しておくことで、AIが作業手順にそれらを反映させます。
3. スキル機能の設定方法
Antigravityおよびスキル機能は現在無料で利用可能です。
スキルの種類:
ワークスペース固有スキル: 特定のプロジェクト内でのみ有効。
グローバルスキル: 全てのプロジェクトで共通して有効。
フォルダ構成: プロジェクトフォルダの直下に .agent/skills/ フォルダを作成します。その中にスキルごとのフォルダを作り、skill.md というマークダウン形式のファイルを配置します。
自動生成も可能: AIチャットに対して「〇〇という名前のスキルを作って」と指示すれば、フォルダ作成から skill.md の生成まで自動で行ってくれます。
第2章:スキル機能の活用事例
自分でスキルを作成するだけでなく、公開されている高品質なスキルを活用することで、活用の幅が広がります。
1. Anthropic公式スキル
AnthropicがGitHubで公開しているサンプルスキル(16種類)をダウンロードして利用できます。
主な機能: Word文書作成、PDF生成、Excelファイル操作、プレゼン資料作成、ポスター画像生成など。
導入方法: GitHubからZIPをダウンロードし、中身をプロジェクトの skills フォルダに移動するだけで利用可能になります。
2. Remotionによる動画生成スキル
Reactベースの動画制作ツール「Remotion」が公開したスキルです。
主な機能: 日本語の指示からアニメーション動画を自動生成します。
特徴: Antigravityに搭載された「Nano Banana Pro」で画像を生成しながら動画を組み立てます。ブラウザ上のプレイヤーで確認し、そのままビデオとして書き出し(レンダリング)が可能です。
まとめ
スキル機能はリリースから短期間で業界標準になりつつあり、今後のAIエージェントツールにおいて必須の機能となっていきそうです。Vercel社からは人気のスキルを探せるリーダーボードも公開されており、今後さらに便利なスキルが増えていくことが予想されます。
「特定の業務(例:日報作成)のためのスキルの書き方(skill.mdの構成)」を具体的に作成
Google Antigravityで利用できる、「日報作成」に特化したスキルファイル(skill.md)の具体的な構成案を作成しました。
このファイルを .agent/skills/daily-report-generator/skill.md として配置することで、AIエージェントが常に同じフォーマット・トーンで日報を書き出してくれるようになります。
日報作成スキルの構成例(skill.md)
# スキル名: 日報作成エージェント (Daily Report Generator)
## 概要
このスキルは、ユーザーのその日の作業ログやメモから、組織で指定されたフォーマットに準拠した高品質な日報を自動生成します。
## 発動条件
- ユーザーが「日報を作成して」「今日の結果をまとめて」などの指示を出したとき。
- 作業完了後のサマリー作成を求められたとき。
## 実行手順
1. **情報の収集:** その日のチャット履歴、編集したファイル、実行したコマンドの履歴をスキャンし、主要なトピックを抽出する。
2. **不足情報の確認:** 成果物や所要時間が不明確な場合、ユーザーに簡潔に質問する。
3. **ドラフト作成:** 下記の「標準フォーマット」に従って日報を記述する。
4. **トーンの調整:** 丁寧なビジネス敬語(です・ます調)を使用し、客観的な事実と主観的な振り返りを分ける。
## 標準フォーマット
### 1. 業務内容
- [プロジェクト名] 具体的作業内容 (所要時間)
- [タスク名] 進捗状況(◯%完了)
### 2. 成果物
- 生成したコード、ドキュメントのリンクや概要
### 3. 課題・相談事項
- 詰まっているポイントや、翌日以降に持ち越した課題
### 4. 明日の予定
- 優先的に取り組むべきタスクのリスト
### 5. 所感
- 作業を通じて得た気づきや、改善案
## 守るべきルール
- **簡潔さ:** 箇条書きを多用し、一目で内容が伝わるようにする。
- **正確性:** 修正したファイル名などは正確に記述する。
- **機密保持:** コード内の具体的なパスワードや個人情報は含めない。
## 参考資料
- 記述に迷った際は、直近の `reports/` フォルダ内の過去の日報のトーンを参考にすること。
copy
使い方と次のステップ
ファイルの作成: 上記の内容をコピーして、プロジェクト内の .agent/skills/daily-report-generator/skill.md に保存してください。
指示を出す: Antigravityのチャット欄で「今日やったことから日報を書いて」と入力します。
結果: AIがスキルファイルを読み込み、プロジェクト内の活動履歴を自動で解析して、上記のフォーマットに沿った日報を生成します。
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