志村坂上駅近くに最近できた大正初期の古民家改造の「板橋ととと」に行ってきました。
江戸初期より板橋区小豆沢で屋敷を構えてきた名主・蓮沼家の旧邸宅を改装した複合施設となり、この家の存在自体は前から知っていましたが、先代の家主が亡くなって土地を今後どのように管理していくかが検討され、マンションに建て替える案もあったそうですが、歴史のある建物だけに取り壊すのではなく「この建物を活用し、地域へ恩返ししていく場所にしたい」という家主の思いから、リノベーションされて複合施設へと生まれ変わったとのことです。
今は正面から見て右側の東ノ蔵部分を改装したタイムトラベル専門書店「utouto」とカフェ「apollon」の併設店のみ先行オープンになっています。
東ノ蔵は1916(大正5)年築の納屋蔵で、改装の際に農機具や生活用品、江戸後期からの古文書が見つかっていて、その大部分は板橋区郷土資料館へ寄贈されたとのことですが、住宅時代に使われていた家具も残されています。
なお、ここで見つかった1852年(嘉永5年)6月の古文書の「富士山より大山道中記」は、小豆沢村〜富士山に行き、戻る際に大山に立ち寄ったという行程メモで、昨年行われた郷土資料館の特別展で展示されていたそうですが、今現在公開されているのかは分かりません。今後再び公開される機会があればそちらも見に行きたいところです。
また、左側の西ノ蔵は現在まだ公開されていませんが、今後はレンタルスペースとして整備予定とのことです。
そして、正面には母屋があってこちらは現在も居住中のようで、公式サイトによると「用途検討中」となっていますが、もしかしたら将来的にここも複合施設の一つとして整備する計画なのかもしれません。
まずは現在オープンしている書店とカフェに入りました。
「タイムトラベル専門書店」を標榜するだけに時間をテーマにした書籍・アイテムに特化した店で、歴史やSFなど過去と未来、時間をテーマにしたエッセイ、時間の概念を扱う作品など、時間をテーマとはいえ扱うものは様々ですが、こうやってテーマを絞った書店というのはなかなか面白いですね。
最後は併設の「カフェapollon」にて、イチジクとクルミのパウンドケーキとラテを注文しました。
値段は若干高めだけど、古い蔵を改装した空間だけに雰囲気は最高です。
今はドリンクとケーキ類だけですが、今後はサンドイッチなどもラインナップ予定だそうです。カフェからの庭の眺めもいいです。
また、帰りがけに裏の方を見て気付いたのですが、母屋の後ろには白壁の土蔵もあって、ここも用途検討中区画の一つです。
まずは東ノ蔵部分だけの先行オープンですが、レンタルスペースとなる西ノ蔵のオープンなど今後が楽しみです。
また、具体的な時期の記載はなかったのですが、ここの主催で(?)小豆沢の湧水・暗渠散策という企画があると掲示板に貼ってあり、これも機会があれば参加してみたいところです。
今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
http://blog.livedoor.jp/silkroad_vx/archives/29148312.html
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