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2025年11月20日07:57

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水曜クビ×4日記1387:平場のハイウェイ


埼玉県・朝霞の印刷工場に勤める青砥健将は、ある日病院の売店でレジを打つ須藤葉子と再会する。彼女は中学の同級生で、初恋の相手でもあった…



「平場の月」



以下、「笑っちゃうネタバレの 止め方も知らない」


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普通のラブストーリーなのであらすじ書くほどのことはありません。中学時代の同級生2人が50代に差し掛かったところで再会し、地味に飲み友達になり、地味に恋愛対象になっていくだけの話です。

でも、「花束みたいな」みたいな芯を食ったリアリズムというか、中年ならではの距離感・恋愛姿勢というのがいちいち胸に刺さるというか。やはりちょっと泣けてくるんだよねぇ。役者陣はみんないいけど、2人のストーリーに直接絡んでくるのは安玉さんだけというのは少し寂しい。そんな中で最高の存在感を示すのは塩見三省。ある意味塩見さんが、2人の間を取り持った天使のようで…


あと、医療周りで言うと…

実際に前野朋哉みたいな説明したら消化器医師失格です(笑)。ちゃんと病名とリスクを説明しなくちゃ。内視鏡写真によると胃体部大彎のポリープを生検したようだけど、これスクリーン越しには胃底腺ポリープに見える。通常一目で良性と判断できるから生検しません。にもかかわらず生検したなら胃底腺型胃癌か胃腺腫を疑ったということになるんだが、両者とも典型例はもう少しフラットな形してるんだよね。俺なら生検しないで一年後フォローにするところですが、まぁポリープ型の胃底腺型胃癌もあるから生検は間違いじゃないけど、あんなテキトーな説明じゃ堺雅人が気の毒すぎるわ^_^


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1981年の終わり。アルバム「ザ・リバー」のヒットとライブツアー成功を経て、ブルース・スプリングスティーンはオフに入った。マネージャーのジョン・ランダウはCBSから新しいアルバムを早く作れとせっつかれており、故郷ニュージャージー州の借家でひっそりと過ごすブルースが曲作りに専念できるように環境を整える。どうやらブルースには新作のアイデアがあるようだ。ブルースは借家に録音機材を入れ、独りで曲を書き始めてやがてアコギとハモニカだけの音の悪いデモテープを完成させるが、内容はどれも陰鬱で、ヒット曲「ハングリーハーツ」のようなキャッチーさが無い。それでもスタジオでバンドを入れれば曲調も変わるだろうと思っていたランダウだが……


「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」



以下、アルバム「ネタバレスカ」全米3位。


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齢53の俺にとって洋楽というのはあまり通ってこなかったジャンルでして、「マイアミバイス」と出会ったのがキッカケで、フィル・コリンズとグレン・フライが好きになった程度。そして映画好き故にエリック・クラプトンがまあまあ気に入ったくらいなもんで、「ザ・ボス」ことブルース・スプリングスティーンには全く興味がなかった。名前だけはもちろん知っていて、「ボーンインザUSA」でシャウトするおじさんという認識にとどまっていたかな。映画主題歌だけでも「レスラー」「フィラデルフィア」「デッドマンウォーキング」と並べられるけど、耳に残ったのはフィラデルフィアくらい。ああ、渋いねー…くらいの感想しか無かった。
が、数年前にラジオで「リバー」を聴いた時にメロディラインだけでなんだか泣けてしまい、歌詞読んでさらに泣けてしまったんだな。我ながら衝撃で、たった一曲で感情を突き動かされたのは初めての経験だった。そして昔LDで観て好きだった「インディアンランナー」(ショーン・ペン兄貴リスペクトのきっかけ映画でもあったっけ)がブルースの曲のドラマ化だったと思い出し、〈原作〉である「ハイウェイパトロールマン」を聴いてまた心に沁みてきた…という次第。前置き長くなったけど、本作はこの「ハイウェイパトロールマン」が収録されたアルバム「ネブラスカ」の誕生秘話でございます。

劇中に二本の映画が登場することにまず食いつきます。借家でTVをザッピングしていたブルースが何気なく見入ってしまったのが「地獄の逃避行」。そして父親と観に行ったのが「狩人の夜」。どちらも理不尽な死、説明不能な暴力(悪)を描いていることが共通しています。表題曲「ネブラスカ」は「地獄の逃避行」で描かれた事件がインスパイア元。そして「狩人の夜」における新たな父的存在ロバート・ミッチャムが殺人鬼という点とラブ&ヘイトのタトゥーが、父ダグに愛と恐怖を抱いたブルースの心情とリンクしますよね。劇中登場映画が本編のテーマにコミットする作品は決まって良作なので、これだけで本作は「良い映画」と言えます。監督のスコット・クーパーはカントリーミュージックや西部劇スピリットの人というイメージだったけど、「ファーナス」は「インディアンランナー」同様「ハイウェイパトロールマン」的ストーリーだし、「ネブラスカ」の収録曲のメロディもカントリーっぽいし、適役だったなという気がしますね。

主演ジェレミー・アレン・ホワイトが若き日のアル・パチーノっぽいとかダグ役スティーヴン・グレアムの演技が素晴らしいとかロイ・コーンを演じて世界に名を知らしめたジェレミー・ストロングかまたいい仕事したとか、色々褒めちぎりたいところもあるんだけど、長くなりすぎたからこの辺で。とにかく、ブルース・スプリングスティーンがちょっとでも好きなら見逃し厳禁。佐野元春が好きな人にはハズレかもしれないけど、元春ラインの曲「ハングリーハーツ」や「ボーントゥラン」も流れるから観たほうが良いよ^_^俺はそっちより、歌詞のストーリー性で泣かせる曲の方が好きだけどね。ぜひぜひ。



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