何度か登っている金剛山の妙見谷コース。滝の横を登攀したり沢の中をジャブジャブと歩くアドベンチャーなコースで、今のように暑い時期には涼しくて楽しく歩ける場所でもある。
ところで、手持ちの地図には妙見滝から山頂までのコースタイムが1時間20分とあるのだが、これまでにそんなタイムで登れたためしがない。速い時でも2時間はかかっている。パーティーで登るから難所通過の順番待ちに時間を取られるのだろうか?一度単独で登ってみてどれだけの時間がかかるのか試してみようと思い行ってみることにした。
富田林で雨に降られて戻ろうかと思いながらも7時半に千早本道下の駐車場に到着、なんとかいけそうなので装備を整えて早速スタート。10分ほど車道を歩いて妙見谷入口のゲートへ。
しばらく作業道を進み、道が登山道っぽくなって左手に連瀑が見えてきたら妙見谷最初の難所、めっさグラグラ揺れるアルミ梯子に到着する。
連瀑を�盍�いて沢に入り倒木の下をくぐっていくと向こうに落差15m(もないように見えるが)の妙見滝が登場する。ロープを頼りに左岸から滝の上に出ていよいよ妙見谷の遡行が始まる。沢の中をジャブジャブと進んでいく。
滝の横のツルツル滑る岩をロープに掴まってよじ登ったり、水飛沫を浴びながら滑滝を中央突破したりとテクニカルでスリリングな場所が連続する。楽しい。
両岸が少し開けると左の上の方に崩壊地が見えた。崩壊地は一見明るく開けていてついついそっちへ行ってしまいそうだが、上へ行けば行くほど傾斜がきつくなり進むことも戻ることもできなくなる死のトラップ。ここは右手の沢へ入る。
しかし右手の沢へ入ったはいいがどうにも難しい。急すぎる登りに足元がモロモロ崩れていくガレガレの斜面。さすが妙見谷、一筋縄ではいかないぜ。ってか周囲の景色に見覚えがない。大雨か何かで地形が変わったのだろうか?GPSを出して現在位置を確認、するとどうだ、一つ手前の沢に間違えて入り込んでいるではないか。こらアカン、戻ろう。
崩壊地の下まで戻り、今度はきっちり進入禁止のロープ直下まで進んでロープ沿いに右の沢へ入る。クソッ、時間と体力ムダにした。
しかしルートミスはこれだけでは終わらなかった。沢の源頭部まで詰めて左手の尾根に乗ると千早本道の上に出るはずなのだが、途中で藪がボーボーに生い茂っていてどこがルートなのか全くわからなくなってしまった。
途方に暮れていると、オレと全く同じ目に遭ったであろう先人の遺したものと思われる踏み跡を発見、正しいルートは既に完全ロストしていたので藁にもすがる思いで踏み跡をたどる。
薄い踏み跡とカンを頼りに、この斜面を登れば千早本道が見えるだろうと藪をかき分けて登りきると、果たして下に見えたのは練成会の登山回数のボードだった。とんでもないところに出た。
藪の急斜面を力づくで突破し、練成会のボードの裏から飛び出す。歩いてたおっちゃんが「どっから出て来んねん」とビックリしてた。クマかと思ったらしい。
9:40、山頂広場到着。妙見滝から1時間30分。おっ惜しい〜!!10分オーバーかよ!
2度のルートミスがなければ或いは・・・とも思ったが、まあルートミスも含めて今の自分の実力ということなのだろう。しゃーない。参りました。
売店でラムネソフトを食ってさっさと下山にかかる。今日はタイムアタックがテーマなので千早本道から降りることにする。今まで金剛山は10回ほど来ているが千早本道を通るのは初めてだ。小学校の時の耐寒遠足以来ちゃうかな。
千早本道はひたすら木の階段を降りるルート。面白くないので今まで敬遠していたが、早く降りるにはこれ以上ない道だ。段差の間隔や高さが絶妙で、ストックがあれば歩幅やスピードを一定に保ちながら進めるため、面白いようにスルスル降りられる。
千早城址。逃げ若やってるしタイムリー。
1時間で下まで降りて来た。あー疲れた。沢の水と汗で全身ボトボトだ。いつかリベンジと言いたいところだが、しばらく妙見谷はいいかな。
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