夢のあと
この旅いつまで続く 階段を上ると
通り雨 みかん色 腑抜けた空がこだまして
きゅんとした
この夢いつまで続く トンネルをくぐると
遠くから笑い声 潤んだ夜とかくれんぼ
きゅんとした きゅんとした
夏の終わりに大粒の雨 海岸沿いに車走らせ
夕暮れまでは探すな答え 夕暮れまでは探すな答え
残り僅かな週末を賭け さらわれた夢に長いお別れ
夕暮れまでは探すな答え 夕暮れまでは探すな
ドライブインで君の姿見かけ 流し目にそばを食う背中焼き付け
走り去るぜワイパー跳ね上がるたび 一瞬だけ開く新たな地平へ
どしゃぶりの中 ずぶ濡れのまま 自転車こいでたふた昔前
世界を小さな秤にかけ 王様の椅子に収まったのはなぜ
傲慢が不安を駆逐するあの安っぽい夏の暑さの中で
棺桶に片足突っ込んだって死なないつもりでいたんだ
手に入れたものは何もないと言いそびれたが誰に伝えよう
Can’t find my way home 巻き舌で歌う意味は そう照れ隠し
そろそろ時間がきたよ 行かなくちゃいけないよ
そろそろ時間がきたよ おわかれの言葉
バイバイ
そろそろ時間がきたよ 行かなくちゃいけないよ
そろそろ時間がきたよ おわかれの言葉
バイバイ バイバイ バイバイ...
そしてまた今ここに大粒の雨 砂時計の腰の括れにも似て
少しだけ開いた窓から降りこむ 一粒二粒濡らす半袖
乾く間もなくたどりついたこの丘 ふやけながら沖を行くタンカー
海空の境はもう曖昧で そう今が落陽
俺は見る 岩と岩の間を砕け散る白い波の飛沫を
俺は見る 砂浜に乗り捨てられた自転車の錆びゆく様を
俺は見る 崩れた砂の城 今はもうなだらかな曲線を
そして知る そこに込められた夢を波がさらっていったこと
夏の終わりに大粒の雨 海岸沿いに車走らせ
夕暮れまでは探すな答え 夕暮れまでは探すな答え
残り僅かな週末を賭け さらわれた夢に長いお別れ
夕暮れまでは探すな答え 夕暮れまでは探すな
そろそろ時間がきたよ
バイバイ
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