紫煙燻らしながら

「京急蒲タコハイ駅」“中止”抗議にSNSで賛否の声「完全支持しますよ」「公共空間はこれくらい厳しいほうがいいかもね」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=7877290

てーか、愛煙家の手前としては、ついでに「喫煙車両」も、復活して貰いてーよなあ。

たばこ税の増税に次ぐ増税で、中学生の頃130円だったハイライトが、今じゃ520円。牛丼並みだもんな。

で、そのたばこ税の使途なんだけどよ、実は、「旧国鉄清算事業団の、借金の返済」なんでなあ。

駅前で、煙草吸ってるひとに罰金徴収なんてえ、馬鹿なコトしてるくれーなら、JRには、「喫煙可能車」を再開すべき義務があんじゃねーか？

未だに、痴漢防止に「女性専用車両」を運行するなんてえ、アブノーマルな行為よりも、ずっと、法的整合性が高いんで。

まあ、こいつは余談だが、ドイツの社会学者の論文だけど、「日本の電車内の痴漢行為や、駅構内の女性のスカート内への盗撮行為とかの、世界でも稀な多さは、通勤時間の長さと、それに拠るストレスが、最大の原因」だと。

因みに、彼の国では、「通勤時間が片道1時間以上の場所に、事業所とかの職場を設けるコトも、そんな長距離の職場が、求人広告を出すのすら、法律で禁止されてる」そーな。

・・・ま、閑話休題。

別にパーテーションで囲われても構わねえからさ、駅前の路上の灰皿、もう少し、増やしてくれねーかなあ。

ところで、何でこんな「デオドラント・ファシズム」みてーな、息苦しい社会が現出したのか。

朝のワイドショー眺めれば、どの民放番組も、司会者やコメンティーターだの、雛壇の向こうに並べて、スマホや監視カメラの動画や映像垂れ流しの後に、上から目線の説教抜かして、「次の、仕出かした誰かを、過剰に叩くの繰り返し」と。

そりゃー視聴率落ちるよなあ。それ以前に、TVの向こうで、偉そーにくっ喋ってる、あいつ等の出演料、幾らなんだろ？ま、恐らく、時給＝我等の給与の数倍なんだろーな。

その内、JR新潟駅の付近で、通勤時、旧いオープン2シーターの運転席で、美味そーにハイライトの紫煙燻らしてる俺が、「まるで、凶悪な婦女暴行殺人犯みてーに、スマホの動画や監視カメラの映像から、朝のワイドショーで糾弾される刻が来る」のかも知れんのだけどね。

そしてこの国の社会は、格差の蔓延から、急速に「個性」や「多様性」の許容が奪われてる。

で、こいつを、端的に表したのは、社会学者の本田由紀女史の、「ハイパー・メリトレラシー社会」って言葉さ。

この言葉の意味は、「過去も現在も働いた経験すら皆無の、大半は世襲の富裕層の、配当ってな不労所得を最優先した結果、庶民は、正社員、派遣やパートや請負とかの、些細な違いで、それぞれ分断され、まるで、階段の踊り場みてーな、何段にも渡る、さしたる違いのねー者同士が、時に争い、たまに誰か殺されたり自殺に追い込まれたりするが、基本、雲上人には、決して怒りの矛先が向かわねえ、まるで、オーウェルの1984みてえな、ディストピア」だよ。

・・・悪いが、もう到底着き合えきれねえので、「いち抜けた」で、今の稼業に鞍替えさせて頂いた。

煙草もそーだが、酒すりゃ禁じよーとする社会は、「国民の大半を、奴隷化したい社会」だと思うぜ。

ま、出来るだけ個人的に抵抗してみっかな。元はアウトローなんで、敗北状況でも、少しは恰好でも付けて、余生を派手に楽しみたいのだからよ。