mixiユーザー(id:545566)

2024年05月23日23:44

149 view

イギリス保守党も、アメリカ共和党も、「勝ち組の政党」から「負け犬の政党」に変わってしまった。 

もともと、リンカーンの共和党は、北部の政党だった。
1950年代くらいまで、アメリカ社会の勝ち組、北部の金持ちや高学歴や都会白人は、共和党に投票していた。
南軍だった民主党は、南部の政党だった。
アメリカ社会の負け犬、労働者、貧乏人、低学歴、南部の田舎白人は、民主党に投票していた。

戦前の世界大恐慌で、ニューディールに賛成した高学歴インテリ層の半分くらいが、共和党から民主党に鞍替えする。
徐々に、民主党が低学歴の党から高学歴の党に変わっていく。

戦後の公民権運動で、投票権を持った黒人や有色人種も民主党に投票するようになる。都会のリベラル白人も民主党に投票するようになる。
それを嫌った、日曜日に教会に行くような田舎の白人が、民主党から共和党へ鞍替えする。

1970年代で、北部・高学歴の共和党が、南部・低学歴の共和党に変わる。
南部・低学歴の民主党が、北部・高学歴の民主党に変わる。

21世紀になって、金持ちの半分くらいが、共和党から民主党に移る。
貧乏人や労働者の半分くらいも、民主党から共和党に移る。

オバマ民主党を応援していたのは、北部・有色人種・高学歴・金持ちが増えた。
トランプ共和党を応援しているのは、南部・白人・低学歴・労働者が多数を占める。

同じような事がイギリスでも起こっている。
かつて、保守党を支持していたのは、金持ち・高学歴など、イギリス社会の勝ち組だった。
労働党は、文字通り、貧乏人・低学歴など、社会の負け犬の党だった。

しかし、EU離脱で、海外と商売してる金持ちや海外と関係を持つインテリが、離脱派の保守党から逃げ出す。
逆に、外国嫌いの低学歴・田舎・貧乏人が離脱派の保守党に流れ込んだ。

イギリスの保守党と労働党の変化が、アメリカの共和党と民主党の変化に似てきた。

他の国でも、保守政党が、海外との商売より、外国嫌いの排外主義にシフトしている。
逆に、リベラル政党が、外国と商売したい金持ちと利害が一致していく。

保守政党が貧乏人の党になり、リベラル政党が金持ちの党になっていく。


■イギリス・スナク首相“7月4日に総選挙を行う”と表明 14年ぶりの政権交代の可能性も
(TBS NEWS DIG - 05月23日 04:36)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=7872239

20 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年05月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031